(朝の酔芙蓉)
画像は(RORTI)より
太陽の化身 ひまわりも
酷暑に咲く 仏桑華(ハイビスカス)も
戦争という悲劇に 巻き込まれた
玉音放送を 項垂れて聴いた人びとは
沖縄の悲惨を あまり知らなかった
ハイビスカスを 仏桑華と呼ぶことも
美しさの代名詞でもあった 芙蓉の花
火炎放射器に焼きただれた沖縄には
仏桑華(芙蓉)は 似合いの花なのか
堪え難きを堪え 忍び難きを忍び
子ども心にも 厳かな声が染み渡った
顔を揚げると 畑にはひまわりの花
そして再び ヒマワリを国花にいただく国
ウクライナから脱出する数百万の民
ソフィア・ローレンの映画を脇目に命からがら
ああ 戦争はイヤだ
侵略されるのは もっとイヤだ
する方も される方も 戦争は絶対にイヤだ
酔芙蓉よ お前はいいな
朝白く咲いて 昼頃にはほんのり頬を染め
夕方にはもう 人がうらやむほどのほろ酔い顔
正義心のない正義漢が また喚いている
肩を組んで 悪に立ち向かう心地よさ
自由は戦をしてでも 守らねば、と
酔芙蓉よ ほんとうはどうなんだ
現代の戦に 勝者はいるのか
考えるのも嫌だから 眠りにつきたいのか
(夕方の芙蓉)
(季節の花300)より
映画「ひまわり」で見る一面のひまわりは、圧巻です。
綺麗なひまわりには、元気をもらえます。
戦争は1日も早く終わって欲しいです。
映画「ひまわり」は、一面のひまわり畑が印象的ですよね。
激しい感情に似合った肌と思います。
酔芙蓉は心に秘めた思い。日本人にはしっくりする花でないでしょうか。
ありがとうございました。