ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

三味線草

2006年03月26日 | 俳句雑考

公園に若い母親が乳母車を押して現れた。
草が萌えはじめたところで、乳母車をとめて、なかから幼女をそとに出した。
幼女は草を摘みはじめた。
画像は24日、本埜村滝野で撮した。

   摘み来しは三味線草の類かな   夜 半

蕪村に有名な「妹が垣ね三味線草の花咲きぬ」という句があるが、ながい間、三味線草は特別の花で、めったに見ることができないと思っていた。
引用句の作者は、正確には三味線草を知っているのだろうか。そうではないのだろうか。