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ゲーム攻略、読書感想文など。

アニメ雑記【鋼鉄三国志】その2

2007年06月22日 02時58分14秒 | アニメ雑記
先週書いたこのアニメ、すでにのだめよりも気になってしまい、今日も見てしまった。。。

今週のストーリーは、唐突に登場した七星壇で諸葛亮が雷を呼ぶ話の流れへ。ただし諸葛亮は、ただ雷を呼ぶだけではおもしろくないからという理由で周瑜と賭けをすることに。雷を呼べなかったら諸葛亮を切る(おい)、呼べたら”ささやかな願い”を周瑜が聞く、というもの。

で、曹操軍の”赤壁丸”に乗り込んだ凌統たちだがあっさり魏の武将たちにやられてしまい、捕縛される。そこに曹操と一緒に姿を現したのは曹操に寝返っていた諸葛瑾。が、諸葛瑾はいきなり曹操を捕縛。実は諸葛瑾は周瑜の命により偽りの寝返りをしていた・・・てゆーかそれは黄蓋の役割なのだがそこらへんはかっとんでいる。

がしかし!諸葛瑾は曹操に諸葛亮に対するコンプレックスを指摘されて動揺、あっさり形勢逆転されてしまう。使えない奴だな。
完全に呉の面々は自由を奪われ(こっそり凌統は縄抜けしたが意味なし)、赤壁丸の主砲は呉の首都(名前は出てないが建業だよな?)へ向けられあわや・・・。

とゆーよーな展開。この後諸葛亮の祈祷の力で陸遜が赤壁丸に現れ(さりげなく諸葛亮が衝撃的なセリフを言った)、なぜか呉の武将6人は玉璽に取り込まれたあとその力でパワーアップし、赤壁丸の主砲を弾いてめでたしめでたし、である。

さて、賭けに勝った諸葛亮は、周瑜にささやかな願いを。
「私の愛弟子の陸遜をかわいがってあげて下さい」

やっと赤壁の戦い?が終わってこの後の展開はどーなるんだろう・・・なんか完全に主役は諸葛亮である。

そーいえば孫権は活花やってるだけのシーンしかなかったな。

ゲーム雑記【ファイナル・ファンタジーXII RW】その1

2007年06月19日 03時52分12秒 | ゲーム雑記
この間夜勤の暇つぶし用に買ってみた。FF自体は9を途中で挫折して以来。



ストーリー:
時間的には12が終わった後の話。
ヴァン、パンネロ、カイツ、フィロ、トマジの5人はバルフレアと一緒に探検した遺跡で発見したクリスタルを手に入れた。その後謎の飛空艇まで手に入れたため、空賊団を結成。しかし、飛空艇が勝手に飛んで行った先はイヴァリースのはるか上空にある浮遊大陸レムレースだった。そこに住むエグル族という遊翼人種のリュドと共に、レムレースを荒らしまわる空賊たちと戦い始めるヴァンたち。
が、しかしそれらを陰で操っているのは謎の人物”翼のジャッジ”だった。
翼のジャッジを追うヴァンたちはやがてレムレースの秘密を知り、バルフレアや、アーシェたちと合流し、舞台はイヴァリースへと移る・・・。

システム:
<戦闘>
なんといっても戦闘システムがいままでのFFにはないものになっている。
「アクティブフォースバトル」というのがそれで、具体的には2Dマップ上で各チーム(キャラ1名+玄獣数匹で構成)単位をタッチペンで選択し、ターゲットを指定して、後は勝手に攻撃させる、というもの。かなり大雑把な印象はぬぐえない。
また、全キャラ+玄獣には「近接」「間接」「飛行」という属性がついており、これが3すくみの関係になっている。「近接」属性の敵には「飛行」属性のキャラをあてたりして有利に戦闘全体を進めるのがポイントなのはいうまでもないのだが、実際には敵味方がごちゃごちゃに入り混じるため、結局は全キャラ属性に関係なく力押しで敵にぶつかるようになってしまう。

<召還>
玄獣が召還対象になるのだが、戦闘マップ内にある召還ゲートを占領し、そこから玄獣を召還することで使役できるようになる。キャラのキャパシティの合計値内であれば何体でも召還可能。また、途中で死んでもその分新しい玄獣を召還できるので、乱戦ではひたすら召還しまくるような感じになる。
玄獣にはI~IIIまでのランクがある。ただしこの玄獣というのが雑兵というか、ボス戦ではほとんど役に立たないのだが…。
敵も召還ゲートから玄獣を召還してくるので、とっとと占領しないと永遠に玄獣の相手をする羽目になるステージもかなりある。

<アイテム合成>
今回は武器・防具・アクセサリを装備できる。これらは飛空艇内の店で購入可能であったり、特定のミッションで獲得可能。また、武器については、戦闘で獲得したマテリアルを持ち込むことにより、飛空艇内の合成屋で合成することで市販のものと同じ種類でありながらもっと強力なものを合成することができる。

<ガンビット>
12をやったことがある人ならわかるが、キャラにあらかじめ特定の行動を決めておく機能をガンビットという。今回は各キャラとも1種類のガンビットしかつけられない。例えば回復キャラのパンネロだったら、ケアルガをガンビットにしておくと、戦闘中自動で周囲のキャラにケアルガをかけてくれるようになる、というもの。

<ミッション>
ストーリーが進むにつれて、ストーリーとは直接関係のないいくつかのミッション攻略ができるようになる。たいていは珍しいアイテムやマテリアルの獲得がメインになる。ただしそれほど数は多くない。


感想:
今回はRPGとはちょっと違う。基本的に移動は各ミッションのポイント間を飛空艇で移動してミッションに挑む、または飛空挺内で話したり買い物したりする、この2つしかない。したがってエンカウントバトルも存在しない。また、買い物はすべて飛空艇内で済ますため、町で買い物とかどこかの城に入っていろんな人と話たりするとかいうのもない。そういう意味ではFFTに似ている。

各ミッションはたいてい10分以内で終わるようなものばかりなので、テンポよく戦闘をこなすことができる。が、この戦闘はリアルタイムのため戦闘が終わるまでは休めない。まぁ慣れといってしまえばそれまでだが、個人的にはリアルタイムバトルは苦手なため、めんどくさいと思った。

DSでよくぞここまで、と思う綺麗なCGも途中で挿入されているのだが、まぁこれはおまけ程度。

戦闘で一緒に戦うキャラはヴァン、パンネロ、カイツ、フィロ、リュド、そして前作から登場しているアーシェ、バルフレア、フラン、ヴァッシュの10人。ただしそのうち5人は間接タイプなのはどうだろう・・・。しかも全10章のうち、8章になってから一気に4人も増えるので育てる気がおきないのも事実。

とりあえずここまで。

【読書感想文】黒猫の三角

2007年06月18日 05時49分31秒 | 読書感想文
S&MシリーズにつづくVシリーズ第1作目。



『黒猫の三角』
作者:森博嗣

ストーリー:
那古屋市内で、過去三年にわたりぞろ目の月・日に起きている殺人事件。被害者もぞろ目の年齢の人間が殺されていた。
アパート阿漕荘に住む探偵・保呂草純平は大家である小田原静江から、6月6日の自分の誕生パーティーでの護衛を依頼される。保呂草はアパートに住む学生の小鳥遊練無と、香具山紫子を雇い、護衛体制を整えたが、静江はパーティーの最中に篭った自室で首を絞められて殺されていた。完全密室での殺人に警察の捜査は進まず、小田原家の敷地内に間借りしている瀬在丸紅子はこの事件の謎に挑むが・・・。

感想:
登場人物の名前がめんどくさい。記号といってしまえばそれまでなのだが、文中にフルネームが登場するたびに煩わしく感じてしまった。それと会話文が読みづらいというか、意味のわからない会話というかやりとりも多かった。
事件のトリック自体はこの作者にしては斬新というほどではないのだが、真犯人はやっぱり意外な人物。
で、ネタばれになるから詳しくは書かないが、このVシリーズとS&Mシリーズの意外なつながり。本作ではもちろん明かされないが、知っていると読んでてニヤリとしてしまう。

アニメ雑記【鋼鉄三国志】

2007年06月15日 03時16分00秒 | アニメ雑記
たまたま今日、テレ東のサイトを見たときに存在を知ったアニメ。

で、夜中はのだめを見る予定だったのでそのままおき続けてたった今見終わったところ。
詳しい話はWikipediaや公式サイトを見てもらえばいいのではしょるが。。

これでもミナミは三国志歴(なんだそれ)は20年近くになるし、三国志関連のマンガ、小説もかなり読んできた。龍狼伝だって連載第1話からずっと読み続けてるし、正史意外の三国志を認めないなんてことはない。無双シリーズも大好きだし。
三国志に関してはかなり懐は深いと自負している。

で、このアニメを今日初めて見た感想。。。
ストーリーは演義でいうところの赤壁前夜。諸葛亮だけでなく劉備・関羽・張飛も呉に乗り込んでいるのはまぁご愛嬌だ。

以下、登場人物などの簡単な感想。

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諸葛亮→ビジュアル的にも性格的にもほぼ演義と同じ。若くて髪はポニーテール。個人的に孔明は無双シリーズのイメージだが、まぁ許容範囲。

周瑜→これも演義に忠実と言っていいかもしれない。怜悧な軍師というイメージ。龍狼伝のと比較するとかなり似ている。全然許容範囲。

陸遜→本作の主人公。少年といっていい年齢だがまぁそんなところだろう。目が大きく、美少年だが許容範囲。諸葛亮となぜか師弟関係で、周瑜ですら師のためなら敵にまわす性格だが、この設定は一応許容範囲だ。

劉備→アフロっぽいピンクの髪に口紅ひいてルックスは完全に女。天然。だが関羽は器の大きいお方としてほとんど崇拝しているところはOK。こういう劉備も案外ありかも、と思ってしまった。

関羽・張飛→ほぼ演義のイメージどおり。

凌統・太史慈・呂蒙・甘寧→主要人物だが際立った特徴なし。まぁこんなもんかという感じ。

許褚→無口でスキンヘッド。へんなバイザーみたいなのをしていてロボコップっぽい。でもこれは許容範囲。

孫権→完全にどこからどうみても健気感漂う、思わず守ってあげたくなるような女性・・・にしか見えないが男。・・・絶句したがこれもいいか、という気になってしまった。

曹操→これも見た目は女、というかカマっぽい。まぁ劉備・孫権がアレだからいまさら違和感が沸かない。

曹仁→顔にへんな隈取りがあり、性格は演義とは正反対なエキセントリックな感じ。このビジュアルが龐統だったらよかったのにと思わなくはないが、まぁどうでもいいキャラなのでなんとも思わない。

張遼→性格は演義のイメージに近そうだ。ビジュアルは美形でパンクな若者という印象だが、許容範囲と言っておく。

玉璽→昔から伝わる強大な魔力?みたいなのを持つ宝器らしい。孫策はこのせいで性格が豹変したそうだ。こういう使い方は面白いと思った。

赤壁丸→魏の軍船。玉璽の魔力?で動いている。船首に大砲がある。なんだかなぁとあきれてしまったが、こういう設定はそれほど嫌いでもない。

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とまぁ、演義のテイストは40%くらいは残っていて、諸葛亮がかっこいいのと劉備の斬新なキャラが面白かったので期待できる!と思った。

が、しかし。

「向こうにささやかだが、席をもうけてある」という周瑜のセリフを聞いて頬を赤らめる甘寧。

なんだこれ?

「憶測だけで滅多なことを言うものではありませんよ」といって陸遜を抱きしめる諸葛亮

なんだこれ?

【マンガ100選】その27 アカギ

2007年06月15日 01時41分59秒 | マンガ100選
未完結だが『哭きの竜』と並ぶ麻雀マンガの金字塔。

『アカギ』
作者:福本伸行




ストーリー:
昭和33年。借金を抱えた南郷はヤクザ相手の命がけの麻雀勝負で窮地に陥っていた。そこにひとりの中学生が迷い込んできた。名を赤木シゲルという。
直感で赤木に賭けようと決めた南郷は赤木を代打ちに指名。麻雀初心者の赤木だが対局相手の竜崎をあっさり破る。続いて竜崎の代打ちとして登場した矢木すらも退けた赤木。さらに代打ちとして登場する盲目の麻士・市川をも破りいずこともなく姿を消す。




数年後。賭け麻雀を自身の利益に利用する悪徳警官・安岡の誘いで藤沢組の代打ち浦部と勝負した赤木はここでも浦部を破った。
そして舞台は日本の闇の帝王とも呼ばれる鷲巣巌との命を懸けた鷲巣麻雀に突入する。



感想:
福本作品独特のテイストは最初こそ抵抗あるかもしれないが深遠(?)な赤木ワールドはすぐにそれを気にしなくさせてくれる。とにかく赤木の天才っぷりが際立つというか、それがこのマンガの売りである。
赤木自身は天才的な読みと度胸によって圧倒的に不利な状況を覆し、そしてきちんと逆転劇の裏づけを解説してくれるところが親切。というかこの赤木解説は麻雀を深く知る上では非常に重要で、ミナミもこれを読んだときは麻雀が強くなった(気がした)。
心理描写が非常に長く(特に鷲巣編)、そのためストーリー進行はものすごく遅いのが難点ではあるが、おそらく鷲巣編はストーリーの終盤だと思われるため、長く続いて欲しいところではある。




もともとは『天』という作品に伝説の雀士として脇役で登場したのが始まり。なので、『アカギ』はスピンオフ作品になるのだが、その『天』ですらも最後は赤木の死をもって幕を閉じることを考えると作者にとっては非常に愛着のある人物(もしくは読者に非常に人気がある)といえるのだろう。ちなみに『天』での赤木の自殺(痴呆が進行していたため)を皆が引き止める場面は泣けるので『アカギ』ファンは必見。