BLOG in Atelier.Minami

ゲーム攻略、読書感想文など。

【読書感想文】人形式モナリザ

2007年06月22日 04時44分28秒 | 読書感想文
Vシリーズ第2弾。今回は珍しく速攻解決。



『人形式モナリザ』
作者:森博嗣

ストーリー:
小鳥遊練無のバイト先である長野県のペンションに遊びに行った紅子、保呂草、そして香具山紫子の三人。そのペンションを経営している大河内家には複雑な血縁があり、近くの人形館を経営している岩崎家、そして美術館に絵を寄贈した中道家にもからみがあった。
美術館へ保呂草と紫子が美術館へ行くと、美術館に飾っていた絵が盗まれたという事件がおきていた。一方、人形館へ行った紅子はそこで岩崎家がやっている伝統芸能の乙女文楽を鑑賞した。
翌日、みんなで乙女文楽を鑑賞していると、舞台上で演技をしていた岩崎麻里亜が血を吐いて倒れた。あわてて人形館を閉じると、今度は舞台にいた祖母がナイフで刺されていた。
岩崎家には2年前にも同じような殺人事件が起きており、今回凶器で使われたナイフがその事件と対のものであることから、同一犯によるものと断定された。
果たして犯人は誰なのか…。


感想:
今回は登場人物がやたら多く、人間関係を覚えるのが大変(というか寝ぼけながら読んだので全然覚えられなかった)なのだが、これがわからないと事件の真相が読めない。紅子と保呂草は最初の段階で犯人を特定できており、実は真犯人を当てるだけなら難しくはない・・・らしい。ミナミはわからなかったが。

ただし最後の1行で大どんでん返しが待っており、これはさすが森作品だなぁと感心する。でも登場人物がきっちり頭に入っていたらもっと面白かっただろうなぁ。

また、今回は前作にもましてぐちゃぐちゃな会話(ほんとに意味のない会話)が多く、そこは正直言って好きになれない。もっとスタイリッシュにしてほしいと思った。それさえなければ傑作なんだけどなぁ・・・と個人的には思ってる。
あと、紅子のエキセントリックな性格についていけないっていうのが一番きついなぁ。

林の愛人の祖父江七夏が初登場。紅子との顔合わせの時は大人しい女性っぽく描かれていたが、そのあと思いっきり期待を裏切られた。

タイトルの意味は最後の方でやっと明かされる。

アニメ雑記【鋼鉄三国志】その2

2007年06月22日 02時58分14秒 | アニメ雑記
先週書いたこのアニメ、すでにのだめよりも気になってしまい、今日も見てしまった。。。

今週のストーリーは、唐突に登場した七星壇で諸葛亮が雷を呼ぶ話の流れへ。ただし諸葛亮は、ただ雷を呼ぶだけではおもしろくないからという理由で周瑜と賭けをすることに。雷を呼べなかったら諸葛亮を切る(おい)、呼べたら”ささやかな願い”を周瑜が聞く、というもの。

で、曹操軍の”赤壁丸”に乗り込んだ凌統たちだがあっさり魏の武将たちにやられてしまい、捕縛される。そこに曹操と一緒に姿を現したのは曹操に寝返っていた諸葛瑾。が、諸葛瑾はいきなり曹操を捕縛。実は諸葛瑾は周瑜の命により偽りの寝返りをしていた・・・てゆーかそれは黄蓋の役割なのだがそこらへんはかっとんでいる。

がしかし!諸葛瑾は曹操に諸葛亮に対するコンプレックスを指摘されて動揺、あっさり形勢逆転されてしまう。使えない奴だな。
完全に呉の面々は自由を奪われ(こっそり凌統は縄抜けしたが意味なし)、赤壁丸の主砲は呉の首都(名前は出てないが建業だよな?)へ向けられあわや・・・。

とゆーよーな展開。この後諸葛亮の祈祷の力で陸遜が赤壁丸に現れ(さりげなく諸葛亮が衝撃的なセリフを言った)、なぜか呉の武将6人は玉璽に取り込まれたあとその力でパワーアップし、赤壁丸の主砲を弾いてめでたしめでたし、である。

さて、賭けに勝った諸葛亮は、周瑜にささやかな願いを。
「私の愛弟子の陸遜をかわいがってあげて下さい」

やっと赤壁の戦い?が終わってこの後の展開はどーなるんだろう・・・なんか完全に主役は諸葛亮である。

そーいえば孫権は活花やってるだけのシーンしかなかったな。