磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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2005年12月13日 | 読書日記など
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Macがメインの僕も当たれば、
気軽にお絵書きソフトが使えます。

他にもMacならできないものが
あるような気もしています。
よくわかりませんが……。



NGOの選択 グルバリゼーションと対テロ戦争の時代に

2005年12月13日 | 読書日記など
『NGOの選択 グルバリゼーションと対テロ戦争の時代に』
      日本国際ボランティアセンター(JVA)・著/
          株式会社めこん2005年

いろいろ問題はあると思いますが、
必要なものだろうと私は思います。
そう思い手にした一冊です。



NGOという立場では、政治的中立が大切だろうということは
理解できますが、宗教的に中立などはない文化もあります。
やはり、現地の文化をよく研究されないと
事業として成功しないことでしょう。
まあ、書くまでもないことだとも思います。


国際協力NGOは、活動を4つに分けることができるという。
昔は人道的だけだったものが、環境問題対応までに発展していって
いるようです。

NGO活動の構造的理解や被爆国としての活動なども
書かれてありました。

坂本竜馬は大きなことをしたという人は多い。
坂本竜馬が大きなことができたのは、
理念とヴィジョンをもっていたからです。

たくさんの坂本竜馬が国際的に活動していたら、
それだけでも国際的に名誉ある地位に
我が国は立つことでしょうね。

それはともかく、
二十五周年記念、おめでとうございます。
これからもがんばってくださいませ。

JVC国際協力コンサート事務局日誌


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冬の日の天使(白いマフラー)

2005年12月13日 | 短編など
冬の日の天使(白いマフラー)

私はあの人をはじめて見た時、こわくなった。
心の中の積み木がグラグラとゆれた。

私はあの人を理想に生きてきたんだ。
あの人は私の妖精。

そして私の心はグラグラと揺れた(カタカタと軋んだ)。

もし、あの人が私の心から去ってしまえば、
私は死んでしまうでしょう。

積み木はカタカタとくずれ落ち跡形もなくなるでしょう。

だから私は心とは反対に、あの人を求めなかったのです。

の人は白い毛糸で長いマフラーを編んでいました。
長い長い長く長くなれば、それだけ冬が長くなるのよ。
でも温かい冬が……。

その時、私ははじめて見たのです。
長いマフラーのはしをなぶっている天使の姿を。

白い羽根はキラリと光をはなち、あなたの頬を照らした。

私はそれでどんなにか勇気を得たことだろうか。

書き切れない思いの童話が堰を切ったように、
生まれてきました。





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【本人評】京都には美術館があって、一月に1回は出かけました。
そのときの絵を見た感想文がわりの作品と思われます。


D086.サメは特効薬!?

2005年12月13日 | 【小説】 レインボー...
VII.みどりの部屋(虹の世界)

D086.サメは特効薬!?



「そうじゃ。話がそれてしまったわい」

「わい? まるで老人みたいね……」
 ユリカは頭をかしげる。

「そんな言葉使いお年寄りがするものよ」

 カールは耳をかさないで話す。
「実はサメから癌の特効薬がつくられているんじゃよ」

 ユリカはカールを穴があくほど見つめている。
 カールは話を誤魔化そうとし続ける。

「海にはまだまだ人間が知らないことがたくさんあるんだよ。生物についても、全てを知ったわけではないんだよ。生物から癌やエイズの特効薬をつくろうと研究している人たちがいる。サメたちを【生物資源】と呼んでいるほどじゃよ。天然の物質には、人間が造り出せないものや、想像をこえたものがあるんじゃよ。彼らは毒物を重点的に探している。毒物こそもっとも貴重なものであるからだそうだよ」

 カールは熱心に話している。海綿、最も原始的な生きもの、海綿も毒物で身を守っている。海綿の種類は一万に及ぶ。海綿を食べる生き物はいない。その毒が難病に役立つはずと考えられている。

 海綿を裁断し、アルコールにとかし、ろ過し、癌細胞に浸す。これを繰り返し、ディスコデモライトという薬が発見されたという。ある濃度をこえた時、癌細胞を殺す。それは人への臨床試験の段階にまで来ているという。

 現在の医療の場で使われている癌の治療薬はひどい副作用がある。そこで、海からの資源が期待されているのである。

「海綿以上に注目されている生物はサメなんだよ」
 魚類にも癌に犯されるものがいる。だが、サメはほとんど癌にかからない。

 発ガン性物質の水槽で十年間およがせ、癌になるようにしたが、サメは癌にならなかったという。サメの肝臓から抗ガン作用をもつスクアラミンという物質を発見した。癌細胞も酸素と栄養によって増殖する。癌細胞があると、血管を太く大きくする。その血管を通して、増殖する。スクアラミンは癌に作用せず、新しい血管を作らせない作用をもっている。その働きにより、癌細胞はやせ細り死滅するというのだ。

 あんなに怖がっていたのが嘘みたいなカールだわと、ユリカは思った。
 みどりの世界は、とても気持のいい世界だった。



閑話休題

サメをただ悪者としていたら、
特効薬なんてできるわけがありませんよね。
今研究されているそうです。

エチゼンクラゲを何かに役立てようとしている
方もいるそうです。

嘆いているよりも、創意工夫をする方が
いいような気がします。

かなりみっちゃんからの情報でした。(-_-;)








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