『江戸時代にみる
日本型保全の源流』
農文協【編】/農文協2002年
江戸時代の環境思想というものがみえてくるような本です。
勝海舟が明治政府にいばった話しを思いだしました。
それは京都が明治政府になったとき、
京都の観光地があれていたそうです。
江戸幕府という政権はそんなことまで考えて治世をしていたと、
木戸孝允(桂小五郎)に教えたそうです。
外国の学者たちも、徳川林政史研究しているそうです。
外国の方も認めているようですね。
日本の江戸時代が一番手本になるそうです。
1666年に徳川幕府は「山川掟」(さんせんおきて)を出します。
開発よりも、保護を決めたようですね。
それだけでなく、朝鮮人参や絹など輸入品しかなかったものを、
つくるようにしたそうです。
江戸時代に日本では、動物の絶滅種はなかったそうです。
ヨーロッパの方々は絶滅させてきたことは、チャラなのでしょうか?
江戸時代の人口三千万人でありエコな社会だったという。
今でも日本は全エネルギーの薪を使用すれば20%もまかなえるという。
薪をとれば、山は整備されて、海も豊かになるのです。
山が豊かな海を育てるのですよ。
魚付林、網付林、網代山などとよび、
積極的植林の助成を行なった藩は多かったらしい。
そしてリサイクルは完全回収という進歩的だったそうです。
そのことも、具体的に書かれてあります。
日本は1950年代にはアレルギー研究できなかったそうです。
それは、アレルギーの患者を発見するのが困難だったようです。
今とは大違いですね。まさに環境病といっていいのでは?
「北日本型焼畑」は地力を取り戻すために
有効な手段と書かれてありました。
江戸時代には「公害」という言葉はなかったけれど、
公害対策は明治時代よりも民主的だったそうです。引用します。
「公害補償を要求するが、幕末期には補償よりも、「田が永久に汚れる」として事業そのものに反対した例が増えることを指摘しておこう。」
世界初の公害論は、江戸時代の思想家・安藤昌益が「統道真伝」を書いたという。
やたら自然破壊をして開発をしたがりますが、
江戸時代の人の発想は違ったようです。
この本には書かれてありませんが、
京都には、橋は流されるものとして、
作られたものもあります。
流れ橋といいます。
今は川の流れに壊されて、流されないように、
ワイヤーで結ばれてもあります。
ここで素人・学生映画をとりました。
【江戸に関連するサイト】
・江戸時代エコ探検
・『江戸』のまちづくり
・「江戸のリサイクル」
・「江戸の水環境」
・「水の歴史館」
もくじ[環境問題]
リンク集(環境問題)
日本型保全の源流』
農文協【編】/農文協2002年
江戸時代の環境思想というものがみえてくるような本です。
勝海舟が明治政府にいばった話しを思いだしました。
それは京都が明治政府になったとき、
京都の観光地があれていたそうです。
江戸幕府という政権はそんなことまで考えて治世をしていたと、
木戸孝允(桂小五郎)に教えたそうです。
外国の学者たちも、徳川林政史研究しているそうです。
外国の方も認めているようですね。
日本の江戸時代が一番手本になるそうです。
1666年に徳川幕府は「山川掟」(さんせんおきて)を出します。
開発よりも、保護を決めたようですね。
それだけでなく、朝鮮人参や絹など輸入品しかなかったものを、
つくるようにしたそうです。
江戸時代に日本では、動物の絶滅種はなかったそうです。
ヨーロッパの方々は絶滅させてきたことは、チャラなのでしょうか?
江戸時代の人口三千万人でありエコな社会だったという。
今でも日本は全エネルギーの薪を使用すれば20%もまかなえるという。
薪をとれば、山は整備されて、海も豊かになるのです。
山が豊かな海を育てるのですよ。
魚付林、網付林、網代山などとよび、
積極的植林の助成を行なった藩は多かったらしい。
そしてリサイクルは完全回収という進歩的だったそうです。
そのことも、具体的に書かれてあります。
日本は1950年代にはアレルギー研究できなかったそうです。
それは、アレルギーの患者を発見するのが困難だったようです。
今とは大違いですね。まさに環境病といっていいのでは?
「北日本型焼畑」は地力を取り戻すために
有効な手段と書かれてありました。
江戸時代には「公害」という言葉はなかったけれど、
公害対策は明治時代よりも民主的だったそうです。引用します。
「公害補償を要求するが、幕末期には補償よりも、「田が永久に汚れる」として事業そのものに反対した例が増えることを指摘しておこう。」
世界初の公害論は、江戸時代の思想家・安藤昌益が「統道真伝」を書いたという。
やたら自然破壊をして開発をしたがりますが、
江戸時代の人の発想は違ったようです。
この本には書かれてありませんが、
京都には、橋は流されるものとして、
作られたものもあります。
流れ橋といいます。
今は川の流れに壊されて、流されないように、
ワイヤーで結ばれてもあります。
ここで素人・学生映画をとりました。
【江戸に関連するサイト】
・江戸時代エコ探検
・『江戸』のまちづくり
・「江戸のリサイクル」
・「江戸の水環境」
・「水の歴史館」
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