大阪龍馬会

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歌碑:生麦事件伝える碑 資金提供の薩摩藩士子孫ら除幕

2009-05-14 05:43:07 | 幕末ニュース
 幕末の開国直後に起きた生麦事件(1862年)の資料を展示する横浜市鶴見区生麦の私設資料館「生麦事件参考館」(浅海武夫館長)で10日、事件を詠んだ漢詩の歌碑の除幕式があった。

◇山階宮晃親王が詠んだ七言絶句
 歌碑は同館の中庭に建ち、小松石で縦約60センチ、横約20センチ。「薩州老将髪衝冠」で始まる七言絶句が刻まれている。山階宮晃親王が明治初期に老将(島津久光)の事件を回顧し、詠んだ。

 歌碑の資金を提供したのは薩摩藩士の子孫、有村國宏さん(74)=滋賀県愛荘町=で、妻章子さん(71)と駆け付け、除幕した。有村さんは「開港150周年の記念の年にでき、歴史のあやを感じている」と喜んだ。

 式には薩摩藩の子孫、海江田忠義さん(63)=東京都=ら約30人が出席。「鶴見歴史の会」の会員が、漢詩を詩吟で披露した。

 15年前から資料集めを続ける浅海館長(79)は「久光の伝記を読み、山階宮の漢詩を知った。3年前、横浜外人墓地にある犠牲となった英国人の墓を補修した時、有村さんから寄付をいただき、歌碑として事件を後生に伝えることを思いついた」と話す。

◇生麦事件
 幕末の1862(文久2)年8月21日、薩摩藩主の父である島津久光の一行が生麦村(現・横浜市鶴見区)に差し掛かった際、乗馬したまま行列に近づいた英国人4人に対し、薩摩藩士が無礼だとして1人を切り殺し、2人を負傷させた。英国が賠償支払いと犯人処分を要求したが拒否されたため、英国艦隊が同藩を攻撃する薩英戦争に発展した。横浜開港直後に相次いだ外国人殺傷事件の中でも最もよく知られている。

5/11 毎日新聞


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