ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

三つ子の魂

2012-04-04 02:02:19 | Weblog
すごくいいクラシックの演奏を聴いた後、眠れなくなった。
そして、スターウォーズ エピソード5「帝国の逆襲」のサントラから
「ハン・ソロとレイア姫」を聴く。

あれは、エピソード5だったっけ。
帝国軍の追跡を振り切るために小惑星の洞窟にファルコン号で入って行くシーン。
わざわざ宙返りして洞窟に入って行く。
そのときに、重なる管楽器の音がたまらなく好き。

ジョン・ウイリアムスの管楽器の使い方は、ワーグナーを思い出すんだ。
音楽は素人だから、単なる感覚だけど。

iPhone4の着信音はR2にした。

私は、アメリカを大好きとは言えないけれど、
どうしてもアメリカ映画の影響は大きいと思う。
大好きな映画、
カサブランカ、アラビアのロレンス、ドクトル・ジバゴ、地獄の黙示録、ゴッド・ファーザー、スターウォーズ、
どれもアメリカ産。

スターウォーズのエピソード5で、
ルークがXウイングを持ち上げようとして失敗した後、ヨーダが持ち上げる。
ルークが「信じられない」と言ったら、ヨーダが「だからできないんだ」と言う。

でも、スターウォーズのエピソード123は、それほど好きではない。
特にクローン戦争の描き方が、私にはいまひとつだったから。
ジェダイのフォースの世界を食い破るクローンの世界。
では、クローンとは何か。
それを考えるうえで、アメリカ人として戦争を受け止める責任を放棄した。
そう感じたから。

いまとなっては、
無人の戦闘機で、誤爆ありで、敵と決めた人たちを撃ち殺して行く。
そんな、いまのアメリカ流の戦争がある。
騎士の時代が終わったのはわかる。
でも、エピソード2を見た後、
アメリカ映画は、それを考えることを、向き合うことを放棄したと思った。
根本的にベトナム戦争の頃のアメリカとは軸が違うと思った。

こう考えると、私はここ25年くらい脱アメリカ化が進んでいるかもしれない。

まあ、そのせいでもないんだけど、
友人から、昨日、ほいっと貸してもらった本、第2弾。
『勃発! サイバーハルマゲドン』(ベンジャミン・フルフォード著、KKベストセラーズ刊)

そういえば、東日本大震災が地震兵器によって引き起こされたっていう話、ネットで読んだ。

子どもの頃の環境というのは、本当に人の一生を左右するものだ。
クラシックも映画も両親の影響。
そして、ピンクフロイドの原子心母を聞くと、いまでもソファの下に隠れたくなる。

クラシックな夜

2012-04-04 01:16:11 | Weblog
今日は、クラシックを聴きに行ってきた。
ロリン・マゼール指揮、ロンドンのフィルハーモニアの演奏。

ブラームス 大学祝典序曲 作品80
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 二長調 作品35
マーラー 交響曲第1番「巨人」

で、アンコールが、また豪華だった。
ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー

で、私が買ったチケットは380元。安い。
日本でクラシックを聴く時、値段もさることながら、
チャイコのヴァイオリンとマーラーの交響曲が1日で聞けるなんて、
そうそうないと思う。
どっちかだけで、じゅうぶん集客できるし。

このへんのお得感が上海ならではだなあ、と思う。
今日のお客さんは、そこそこマナーもよかった。
が、中国人は30分以上は、ジッとしていられないようだ。
マーラーも第三楽章あたりで、少し静かになると、
急にそわそわしはじめる人が続出。
で、管楽器がパーンとなると、一応、静かになる。
気が紛れてるかどうかが、ポイントなんだろうか。

まあとにかく、今日は楽しかった。
クラシックはいい。