まさか自分が箱根駅伝の道を革靴で歩くとは思わなかった
きのうは地震のとき会社にいた
交通機関はすべてストップ
みなさん会社に泊まるという
私は最初から決めていた
自宅に自力で帰ることを
六本木→新橋→品川→大森→蒲田→川崎→鶴見(自宅)約32キロ程度
最初は新橋まで行ってビジネスホテルに泊まろうと思った
とんでもない、満室
携帯で自宅に連絡をするがメールや音声は一切繋がらず
では、コンビニでおにぎりとお茶を買って歩こうと決めた
とんでもない、コンビニではオニギリとサンドイッチはすべて売り切れ
スナック菓子とハンバーグとポカリスエット(大)を買って歩き始める
みんな横浜方面に帰る人だ
すごい人の多さ
幸い雨と風がなかったが寒い
運動靴と軍手とカッパは絶対に必要だと思った
最初は楽しかった
でも、足の悪い人やあかちゃん連れのお母さんや年配の夫婦も歩いている
驚いたのはハイヒールのOLもいた
車は渋滞してほとんど動かない
足が痛くなり途中3回くらい休憩した
でも最後の大きな交差点を左折するとあと20分くらいだと思うと
とてもうれしくなった
ところが足の甲が痛くなったりなかなか足が前に進まない
やっと連絡が取れるようになったカミサンにお風呂を沸かしてもらい
体を温めてから軽い食事
自宅に着いたのは夜中に12時ちかく(約6時間歩いたことになる)
あたたかい食事がこんなにも美味しいとは思わなかった
今日はゆっくり休みをとった
あれだけの震度でも東京の建物は壊れていなかった
火災やガス爆発もなく道路も使用できた
でもガレキの中では道路も倒壊する
その時に本当に自宅に帰れるだろうか?
地図もあてにならない
とすると磁石が必要か?
もっと怖いのは多摩川が倒壊すると神奈川県にどうやって行くか?
寒い冬には泳げない
問題はたくさんあるが帰還したことで今回はよしとしようと思う
今も足の筋と両腕が筋肉痛で痛い・・・・