映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『修羅雪姫 怨み恋歌』 '74 日本

2006-05-09 17:03:28 | Weblog
【スタッフ&キャスト】
監督: 藤田敏八
原作: 小池一雄/上村一夫
脚本: 長田紀生/大原清秀
出演: 梶芽衣子/原田芳雄/吉行和子/南原宏治/岸田森/伊丹十三
【ストーリー】
修羅雪姫こと鹿島雪(梶芽衣子)が、無実の罪を着せられ惨殺された父母の復讐を果たした前作『修羅雪姫』の続編。いや、原作から離れオリジナルストーリーだというから、続編というよりはシリーズ第二弾か。
とにかく、前作で父母の敵を撃った雪が凶悪犯人として捕まり死刑が宣告されるところから物語は始まる。けれど、世情は雪を簡単には死なせてくれなかった。彼女の知らないところで特警が動き、彼女を護送する車を襲い、彼女を奪還してしまう。その上で特高警察長官の菊井(岸田森)は、彼女にある使命を与えた。それは、反政府活動をする徳永乱水(伊丹十三)を殺害し、彼が隠し持つ書類を手に入れること。そのために、雪は女中として徳永家に送り込まれた。しかし、徳永は雪の正体を知っていた。そして、雪に菊井たちの不正行為、今の世の実情、そして己の考えを説いて聞かせる。雪は菊井を裏切り徳永の用心棒となる。雪の裏切りを知った特警は、丸山警部(山本麟一)に密告して、徳永と雪を襲わせる。徳永は、雪に貧民窟の街医者になっている弟(原田芳雄)のもとに逃げるように言って、自分は特警に捕まる。

【感想】
とにかく、役者が凄いでしょ。怪しいことにかけては指折りの役者さん達を揃えた揃えてる(爆)。粗筋に名前を出した人以外にも、特警の手先である蜍役の南原宏治さん、弟の妻でありながら兄の乱水を愛してしまった徳永夫人の吉行和子さん。梶芽衣子さんも、そうとう個性的な役者さんだけど、怪しさでは完全に共演者たちに負けてしまってます。でも、そのかわり、とにかく可愛いっ!!美しいっ!!いや、美しいより、ほんとうに可愛らしいっ!!!もう、憎いほど可愛らしいっ!!
ただ・・・梶さんは、殺陣は苦手なのね(^^;。全然腰が入ってなくって、とってもへなちょこ。でも、それすら可愛いのだもの、どうしようもないなぁ(爆)。
というわけで、この映画の見所は、役者さんたちの驚くばかりの怪演と、梶さんの可愛美しさ。絶対必見。癖になる味のある映画ですよ!!!
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