映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『ヒトラーへの285枚の葉書』

2018-07-21 17:50:34 | Weblog
2016年 独&仏&英
監督:バンサン・ペレーズ
出演:エマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・パーシュブラント、モニーク・ショーメット、ヨアヒム・ビスマイヤー、カトリン・ポリット、ラルス・ルドルフ
ウーベ・プロイス

息子のハンスが戦死したという知らせが届き、アンナは夫のオットーを責める。「ハンスが死んだのは、あなたと総統のせいだ」と。オットーは何も言わず、それから一人で密かにヒトラーを批判する文章を綴った葉書を町中に置き始める。やがてそれを知ったアンナも一緒に葉書を置くようになるが、ゲシュタポの捜査の手はジワジワと二人に迫っていた・・・

ドイツ人の作家ハンス・ファラダが、ゲシュタポの文書記録をもとに執筆した小説「ベルリンに一人死す」を映画化したものだそうです。細部は違っているのかもしれませんが、ナチスに自分なりの方法で異議を唱えた人が居たってことは事実なんでしょうね。ナチスに対する熱狂で覆われていた時代に、違うと感じ、それを行動に移せた人がいるんだということは、ドイツの人にとっての誇りになるでしょうね。なかなか出来ないことですよ・・・簡単な言葉になってしまうけど・・・なかなかできないですよ、ほんとに。
映画としては、比較的淡々と描かれていたのがいいですよね。同じ捜査機関でも、立場や考えが違うということもけっこうシッカリ描かれていて、それが喜劇的で悲劇的で、切なかったですしね。
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