映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』

2023-07-21 17:19:07 | Weblog

2020年 仏

監督:エマニュエル・クールコル

出演:カド・メラッド、ダビッド・アヤラ、ラミネ・シソコ、ソフィアン・カーム、ピエール・ロッタン、ワビレ・ナビエ、アレクサンドル・メドベージェフ、サイド・ベンシナファ、マリナ・ハンズ、ロラン・ストケル

 

三年間も仕事がない俳優エチエンヌは、刑務所の囚人たちの更生プログラムの一つである演技のワークショップの講師を引き受ける。前任者は、子ども向けの寓話などを課題にしていたが、エチエンヌは、自身も思い入れがあるサミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」を選ぶ。演技経験も演劇に対する興味もない囚人たちはふざけるばかりで真剣に取り組もうとしないが、エチエンヌの熱意に動かされ、次第に本気で練習し始める。そして、六か月後には刑務所外の本物の劇場で公演することになる。彼らの舞台は思いのほか好評で・・・

 

実話をもとにした映画だそうです。でもベケットの「ゴドーを待ちながら」、ズブの素人が半年の練習でできるものなのかなぁ~とビックリ。それにしても、シェイクスピアとがじゃなく、サミュエル・ベケットって・・・玄人好み過ぎるでしょ・・・服役者のことを考えた深い意図があってのこととなのか、あくまで本人の拘りなのか・・・後者のような気がするけど、結果的には、それがハマったんだろうなぁ。好評だったというのも、なんとなく分かる気がします。だって、本物の彼らのゴドー、見たいなって、わたしも思いましたもん、うん。