映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『アンダーカヴァー』

2020-08-26 14:50:45 | Weblog
2007年 米
監督:ジェームズ・グレイ
出演:ホアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ、ロバート・デュバル、エバ・メンデス

警官一家に生まれたボビーだったが、堅苦しいく暮らしは性に合わず、裏社会に身を投じた。不法なことに手を染めてはいないが、マフィアの重鎮に可愛がられ、ナイトクラブの運営を任されている。兄のジョセフは、警官としての出世コースを順調に歩んでいたが、麻薬密売ルートの解明をしようと、ナイトクラブを摘発した後、何者かに襲われ重体となる・・・・

いや、最初から最後まで「これはありえないでしょ」と思いながら見てしまいました。多少の感情の行き違いはあっても、お父さんともお兄さんとも仲良くて、大っぴらに交流があって、警察関係者も彼のことをよく知っている状態で、内通者になるとか、それは無理だよぉ~。この映画よりずっと前に撮られているアンダーカバーものの金字塔『インファナル・アフェア』三部作を愛する者としては、これは受け入れられないと苦笑しながら見ちゃいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ジョーカー』

2020-08-26 14:32:34 | Weblog
2019年 米
監督:トッド・フィリップス
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ、ビル・キャンプ、シェー・ウィガム、ブレット・カレン、グレン・フレシュラー、リー・ギル、ダグラス・ホッジ、ダンテ・ペレイラ=オルソン、マーク・マロン、ジョシュ・パイス、シャロン・ワシントン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ロッコ・ルナ、ソンドラ・ジェームズ、ハンナ・グロス、エイプリル・グレイス

『バットマン』の悪役ジョーカーが、いかにして生まれたのか。
ピエロとして働きながら、心を病んでいる母の世話をしている心優しいアーサー。いずれは一流のコメディアンになりたいと、ネタ帳も作っている。けれど、人にバカにされ、貶められ、職まで失い、どんどんと追い詰められていったアーサーは・・・

いや~・・・ホアキン・フェニックスの真骨頂が発揮されまくった映画ですね。演技派の怪演俳優さんは数々おられるでしょうが、なんともいえないこの哀しさは何だろう。他の人と比べて上とか下とかは言えないけど、唯一無二の個性をもった俳優さんの一人であることだけは間違いないですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『マグダラのマリア』

2020-08-26 14:07:08 | Weblog
2018年 英&米&豪
監督:ガース・デイビス
出演:ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー、タハール・ラヒム、アリアンヌ・ラベッド

イエス・キリストの物語を、彼の布教に付き従い、磔刑を見守り、その後、彼の遺体に香油を塗るために墓を訪れ、彼の復活を目にしたと言われる女性、マグダラのマリアの視点で描いた物語。

キリストの物語というよりは、現代にも通じる「女性の生き方」を模索する内容だと思います。なかなか考えさせられるというか、特に女性は、静かに深く刺激される映画だと思います。
それにしても、イエス様役にホアキンをキャスティングしようと誰が思ったんだろう。『ザ・マスター』のすぐ後に観たので、正直、戸惑いましたが・・・ちゃんとイエス様でしたよ・・・って、ちゃんとイエス様というのが何なのか分かりませんが(爆)。
個人的には、ユダの裏切りの理由が、ものすごく納得できました。今まで見たユダの中で、一番納得できたし・・・すごく切なかった・・・ヨカッタです(^^)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ザ・マスター』

2020-08-26 13:49:23 | Weblog
2012年 米
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ローラ・ダーン、アンビル・チルダーズ、ラミ・マレック、ジェシー・プレモンス、ケビン・J・オコナー、クリストファー・エバン・ウェルチ

従軍し戦場に行ったフレディは心を病み、帰還後は酒浸りになって、まともな生活ができない日々を過ごしていた。そんなある日、ザ・コーズという新興宗教の教祖で、信者からマスターと呼ばれているランカスター・ドッドに出会い、彼の魅力に強く惹かれる。そしてザ・コーズの独特のメソッドにも参加するようになり、やっと心の平安を得られるようになったのだが・・・・

確かに、教祖様のランカスターが魅力的な人に見えて、それでグンと映画にも興味が湧いたんですが・・・批判をうけてのやり取りを聞くと、ほんとに底の浅い宗教という設定であるのがわかり、「人が求める精神世界」を模索する視点から、「内容は関係なく人が何かにハマっていく過程」を観察する視点で見ることにしました。最後まで見たら、ランカスターの取り巻き(家族、特に妻)はともかく、ランカスターとフレディの関係に関しては、それだけじゃない何かを感じさせるものだったなと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』

2020-08-26 13:35:49 | Weblog
2005年 米
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、ジニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック、ダラス・ロバーツ、シェルビー・リン

50年代に活躍した実在の歌手ジョニー・キャッシュの半生を、のちに結婚するジューン・カーターとの関係を軸に描いた伝記映画。

情報なしに見ていて、途中で「ジョニー・キャッシュ?えっ?あのジョニー・キャッシュ?」と気づいたのでした(^^;。もちろん、リアルタイムで彼の活躍を目にしている世代ではないですけど、名前くらいは知っている、それほど有名な方ですよね。ちなみに、映画を見てすぐ後に、「アメリカン・アイドル」というTV番組の前回シリーズ再放送というのを見ていたら、参加者がジョニー・キャッシュの歌を歌っていました・・・上手でした(^^)。
で、映画ですが…伝記映画って難しいんですよね。どうしても押さえておくべきエピソードがあって、それを全て入れ込んでいくと、どうしても粗筋みたいになっちゃう。この映画は、ジューン・カーターとの愛というのを描きたかったのだと思うんですが、作り手側のその気持ちは伝わるものの、肝心の二人の気持ちが、いまいち迫ってこなかったです・・・残念です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする