映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』

2014-02-19 14:48:12 | Weblog
2012年 日本
監督:御法川修
出演:柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ、木野花、銀粉蝶、風見章子、佐藤めぐみ、上間美緒、吉倉あおい、高部あい、染谷将太、井浦新

バイト先で知り合ったすーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの三人は、十数年の時を経て、それぞれ別の仕事、別の生活をするようになっても、たまに集まってお喋りを楽しむ間柄。カフェに勤める恋に不器用なすーちゃん。上司にも信頼されるOLのまいちゃんは先のない不倫をしている。WEBデザイナーのさわ子さんは、自宅で母と一緒に祖母の介護。それぞれに悩みや迷いを抱えながらも、お互いの存在に支えられながら頑張る三人の女性たちの物語。

いや~、三人の距離感が、ものすごく心地よいです。とにかく近すぎないのが、とっても素敵で共感できます。三人の環境に関しては、わたし自身にあまり重なるところがないので、ストレートに自分を重ねて見るようなことはないですが、彼女たちの友達を思う気持ちには、おもわず「うんうん」と頷いてしまいました。女同士の友情ってものに否定的なことを言う人に、是非とも見てもらいたいと思いました(^^)。それから、木野花さん演じるカフェのオーナーが効いてますね。ああいう女性が近くにいるって、すーちゃんはラッキーですよね。いや~、なかなか好いものを見ました。楽しかったです。



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『キック・オーバー』

2014-02-19 14:31:47 | Weblog
2012年 英
監督:エイドリアン・グランバーグ
出演:メル・ギブソン、ピーター・ストーメア、ケヴィン・ヘルナンデス、ドロレス・エレディア、ピーター・ゲレッティ、ロベルト・ソサ、マリオ・サラゴサ、ヘラルド・タラセナ、ディーン・ノリス、テノッチ・ウエルタ・メヒア、フェルナンド・ベセリル、スコット・コーエン、ボブ・ガントン

マフィアの大金を横取りしたドライバーは、メキシコへ逃亡しようとして捕まってしまう。たまたま彼の車が停車したのが国境を越えたメキシコ側だったため、メキシコの刑務所に収監されることになったのだが、そこは受刑者であるはずのハビが全てを仕切る無法地帯だった。そこでドライバーは、虎視眈々と逃げ出す機会を狙うのだが、持病もつハビの臓器移植のドナーとして飼い殺されている少年キッドと出会い・・・

ちょいと悪いオジサンと訳ありの少年を組み合わせるのって、めちゃ有りがちなんですが、それでも大抵はまっちゃいます。舞台を雑然混沌としたメキシコの刑務所にしたのも面白いし、少年の背負っているものを臓器を奪われ殺される運命にあるドナーと設定したのも好かったですね。実は、あまり期待しないでみたんですが、面白かったです。



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『シュガーマン 奇跡に愛された男』

2014-02-19 14:16:06 | Weblog
2012年 スウェーデン&イギリス
監督:マリク・ベンジェルール

1970年に全米デビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。関係者の予想に反し、デビューアルバムはほとんど売れず、期待された二枚目も鳴かず飛ばずの売れ行きで、結局、彼はアメリカの音楽シーンから姿を消した。けれど、誰がどのように持ち込んだのかは分からないが、彼の二枚のアルバムは海を渡り南アフリカへ。アパルトヘイトに抵抗する若者たちの間で、抵抗運動を象徴する歌として熱狂的に支持されることに。これだけ力強く支持されながら、自分たちは全く彼の実像を全く知らないということに気付いた南アフリカの音楽ジャーナリストは、ロドリゲスというミュージシャンについての情報を集め始めたのだが・・・

ドキュメンタリー映画ですが、ドキドキワクワクさせる構成で、映画としても上手く出来てると思います。けれど、とにかく、こんな人がいたんだ、こんなことがあったんだということに驚かされますね。この映画は、詳しい解説を読まないで、自分の目で見るのがいいと思うので、感想はこの辺で切り上げます。きっと、見て損はない映画だと思いますよ。




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『ヘルプ 心がつなぐストーリー』

2014-02-19 14:02:08 | Weblog
2011年 米
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン、ビオラ・デイビス、オクタビア・スペンサー、ブライス・ダラス・ハワード、ジェシカ・チャステイン、アリソン・ジャネイ、シシー・スペイセク、シシリー・タイソン、メアリー・スティーンバージェン、アンナ・キャンプ、クリス・ローウェル、マイク・ボーゲル

ミシシッピーの上流階級に生まれたスキーターは作家志望。黒人のメイドに我が子同然に慈しんで育てられながら、大人になると彼女たちを見下して、女主人として酷い扱いをする南部の女性たちの在り方に疑問を感じ、それを記事にしたいと考える。しかし、いざメイドたちにインタビューしようとすると、白人社会からの報復を恐れたメイドたちは誰も口を開いてくれない。けれどあるメイドが、勇気をもって彼女の人生を語り始めると・・・

すごく重いテーマだけど、かなりライトでポップに描いてあるので、社会派映画が苦手な人でも見られると思います。現実はこんなもんじゃないだろうなと思っても、それは映画の価値を損なうものじゃなくて・・・だからこそ、こういう描き方で多くの人に見てもらうことに意味があると思いますね。




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『ライジング・ドラゴン』

2014-02-19 13:42:38 | Weblog
2012年 香港&中国
監督:成龍(ジャッキー・チェン)
出演:成龍(ジャッキー・チェン)、クォン・サンウ、ジャン・ランシン、姚星[丹彡](ヤオ・シントン)、廖凡(リアオ・ファン)、ローラ・ワイスベッカー、アラー・サフィ、オリバー・プラット

アンティークディーラーのマックスプロフィット社に雇われたトレジャーハンターのJCは、腕利きのメンバーを集めた「アジアの鷹」の仲間と共に、海外に持ち出された清王朝の秘宝を盗み出すため、世界中を飛び回る。

徹底した娯楽映画を見せてもらえれば十分なので、特に不満はないのだけど・・・残念ながら、満足感もさして感じられなかったんですよね。とこかで見たよというようなシーンは、わざとだと思うのだけど・・・それがそんなに楽しくなかった・・・というか、そんなのなくても楽しませてもらえるはずなのにと思ってしまいました。本格的なアクション映画はこれが最後ということなので、期待しちゃったかな。でも、集大成というようなものではなかったですね。



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『252 生存者あり』

2014-02-19 13:21:25 | Weblog
2008年 日本
監督:水田伸生
出演:伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、松田悟志、杉本哲太、西村雅彦、温水洋一、阿部サダヲ

任務中に仲間を見捨てざるを得なかったことが心の傷となり、ハイパーレスキュー隊を辞めた篠原祐司は、高級車販売の仕事をしている。聴覚障害をもつ娘の誕生日を祝うため、仕事を終えて待ち合わせ場所に急いでいると、突然、巨大なヒョウが大量に降り注ぎ、怪我人も出で逃げ惑う人たちで街はパニックに。篠原の妻子も、近くの駅で騒乱に巻き込まれ由美は娘しおりと離れ離れになってしまう。やがて、駅には大量の水が流れ込み、篠原、偶然に出会ったしおり、数人の乗客は新橋駅の地下に閉じ込められる。一方、しおりとはぐれた由美は、かつて夫が所属していた東京消防庁のハイパーレスキュー隊に、しおりを探してくれるよう懇願するが、巨大台風が接近しており、二次災害ほ避けるためにレスキュー隊は待機を命じられてしまう。果たして、レスキュー隊は篠原たちを救うことができるのか・・・


いや~・・・悪いことも良いこともバンバン都合よく起こってくるので、笑っちゃいますが・・・それでも、これでもかと王道に感動物語を真剣に重ねてくるので、「いいよ、のるよ」って気持ちになっちゃいます。押し切られた感は拭えないけど・・・こういう映画は、これでいいのだと思います。つじつま合わせることや、リアリティーに拘るよりは、とにかく感動してくださいってことに集中したんだと、好意的に解釈しましょう(^^;。


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