オリジナルインテリア「Rose Party~Since 2003~」マキとスタッフのブログ♪RueRueと薔薇♪

20周年!オリジナルインテリアと大人可愛いファッション、高橋真琴の生活用品を少女のココロを忘れない女性たちへ。

ツルゲーネフ『初恋』 遠藤周作『海と毒薬』『わたしが・棄てた・女』そして『深い河』

2011-09-13 | 遠藤周作、エミール・ゾラ、ロシア文学・英国児童小説などマキの図書館

き・・・きゃ・・・きゃあ・・・(芸が細かい)

あ~~~~~っ この世のものとは思えない・・・この素敵さ、この輝き、胸が高鳴ります

ピンクと白のリボンリボン宝石バッグ

ただ素敵なだけじゃない、実用性にも優れたこの子たちは明日9/14水曜日の新作です♪

・・・・・・

その前に・・・。久々にリクエストの多い図書館やります。

ミニミニ図書館・年中無休で開館中☆彡

ロシア人作家・ツルゲーネフの『はつ恋』

言わずと知れた名作ですネ。

わたしは海外の恋愛小説の中では、これが一番好きです。実際は、恋愛小説と一口では言えないほど深みのある作品です。

ドストエフスキーの『白夜』より手が込んでいて、トルストイの『アンナ・カレーリナ』より潔い。そう長いものではないので、そうですね、3-4時間もあれば読めます。

↑に「不気味な美しさ」とありますが、まさにその通りで、胸しめつけられるよなせつなさとともに不思議なトキめきみたいなのを感じながら読み進みました。読んでよかった・・・と思えた作品です。再読間違いなし。

この三冊の中なら、『わたしが・棄てた・女』が好きです。

周作はとにかくミツのような女性に惹かれるのです。邪心のない清らかな女性ですが、多くの場合、クリスチャンとしては描きません。

神聖不可侵な女性の代表と言えば、イエスの産みの母「マリア」ですが、表面はマリア的に描かず、その内面でもってマリアを描くのでしょう。

ミツは、苦しむ人や困っている人を見過ごすことがどうしてもできない。それゆえ、同僚の田口という賭博癖のある男の妻(しかも赤ん坊を抱いている)がお金に困っていると知ると、自分が夜勤をして必死で貯めたお金を「あげて」しまいます。

わたしはこの場面が大好きです。カトリック作家・遠藤周作のほとんどの小説の主題となっている「苦しみの共感」を表す「あの声」が出てくるからです。あの、聴き逃すことは決してできない声・・・そう、キリスト・イエスの声です。

ミツはクリスチャンではありません。キリスト教のことなどぜんぜんわかりません。それでも、「あの声」がミツの心に語りかけたとき、ミツは立ち止まります。

そう、ミツは、一旦は、田口の妻の元を離れようとしたのです。だって、身を粉にして働いたお金は、ミツの、たった一枚の晴れ着を買う予定のお金なのだから。貧しくていつもみすぼらしい格好をしているミツは、好きな男に見てもらうため、新しいカーディガンがどうしても欲しいのだから。

(ねえ)とその声はさみしそうに悲しそうに呼びかけるのです。

(ねえ。引き返してくれないか・・・・・・お前が持っているそのお金が、あの子と母親とを助けるんだよ)

(でも・・・・・・あたしは毎晩働いたんだもん。一生懸命働いたんだもん)ミツはその声に抗います。

(わかっている。わたしはお前がどんなにカーディガンがほしいか、どんなに働いたかもよく知っているよ。だからそのお前にたのむのだ。カーディガンのかわりに、あの子と母親とにお前がそのお金を使ってくれるようにたのむんだよ。

この人生で必要なのはお前の悲しみを他人の悲しみに結び合わすことなのだ。そしてわたしの十字架はそのためにある)

その最後の言葉の意味がクリスチャンではないミツにはわかりません。けれども、だれかが不幸せなのは悲しい、とミツは思うのです。地上のだれかが辛がっているのは悲しい、と。

『沈黙』で、司祭・ロドリコが踏み絵を踏む際に、「踏むがいい。お前の足の痛さを誰よりも私が知っている。だから踏むがいい」と語りかけたイエスは、ロドリコの悲しみを連帯し、『死海のほとり』では、飢餓室へ連行されるコバルスキの隣を同じようにみじめな囚人服を着てよろめきながら、同じように尿を地面に垂れながら歩くことで、コバルスキの恐怖と苦しみを連帯している。

主 イエス・キリストは、旧約に語られたような怒り裁く神ではなく、「人間の心の同伴者」であり、人間の悲しみの連帯者であることを、また、自らと同じように、人間にも他人の悲しみの連帯者であってほしいと願うキリストの想いを、この『わたしが・棄てた・女』でもまた、『沈黙』や『死海のほとり』とは別のかたちでもって、周作は描いています。

『スキャンダル』

このような内容を書く周作の気持ちが・・・同じクリスチャンとしてわたしにはわかります^_^; 

簡単に言うと、クリスチャンだからといって、清廉潔白ではないのです。後ろ暗い思いを抱く人間であることに変わりはないのです。それが言いたいわけです、めっちゃよくわかります^_^;

わたしなぞ、いつだって、何かに対して、後ろめたい気持ちをもっているからこそ、せめて祈らなければならない、せめて教会へ行かなければならない、と感じているくらいなのです。

毎日出版文学賞・新潮出版文学賞 受賞作品『海と毒薬』

怖ろしいテーマを淡々と描いた名作です。血なまぐさいところは出てきません。この衝撃的なテーマを、あくまで淡々と書いている印象です。

生きている人間を「解剖」したというこの生体解剖実験は、実際にあった事件です。

現代では考えられないような怖ろしいことが現実にあったのです。他人事として捉えるにはあまりに酷な現実が。

周作晩年の大作『深い河 ~ディープ・リバー~』

この作品は、著名人がよく「好きな一冊」として挙げていますね。周作自身も『沈黙』とこの作品を棺に入れるよう奥様に言い渡してあったそうですから、特に気に入っている作品なのでしょう。

それでもわたしにはやはり、『沈黙』と『死海のほとり』を読んだあとでは、『深い河』を自分の胸の中の大切な「小箱」におさめたいと思う一冊とまではいきませんでした。

本作より『深い河をさぐる』のほうが面白かった^_^;

様々な著名人たちとの対話形式。

特に、カール・ベッカー氏(この方はシスター・高木の友人でもあります)と、この世界では有名な笠原敏雄氏、石川光男氏の『宗教と科学は両立するのか』が面白かったですね。

『インドは何を教えてくれるのか?』の本木雅弘・・・通称・モックン・・・も良かった。モックンが『おくりびと』を演じるずっと以前の対話ですが、モックンって元々こういうことに興味があったのですね。とても頭の良い方で驚きました。

ちなみにこちらの『深い河をさぐる』は本作『深い河』を読んでいない人にも楽しめますからぜひどうぞ。本作と異なりちっとも難しくありませんし、おススメです。

わたしはやっぱりこの二冊です。『沈黙』はもう10回以上読みましたが、まだまだ読まなければならないような気がしています。

カラマーゾフより、わたしは『沈黙』です。

自分の中で、この作品を超えるものは出てこないような気がしていますし、出てこないでほしいような気もします^_^;

変わりどころをご紹介しましょう。

東大出の哲学者・中島義道氏の『ひとを嫌うということ』

これ、めちゃくちゃ面白いですよ(*^_^*) かなーりおススメ。いま現在、大嫌いな人がいる人にも、いない人にも。

この本はダーが遺していったものなんだけれど、果たして彼が読んだのかどうか。というのも、彼の「悪癖」であった本文中の書き込みがぜんぜんない^_^;

代わりにあたしが読んだョ、とにかく面白いったら(*^_^*)

テーマはかなり重いんだけれど、読後感は至って爽快。そーか、人を嫌うことで人生を豊かにすることもできるのだ、と、目からウロコ状態。

ちなみに、中島氏がこれを著すことになったきっかけは、自身の妻と子供に、自分がめちゃくちゃに嫌い抜かれていることを悟ったから^_^; 愛し合うとまではいかなくても、支えあうべきはずの家族からそこまで嫌われてしまったという現実に向き合うため(嫌われたのは彼自身のせいのようですが)、彼は、「人を嫌うとはどういうことなのか」を考え抜くほかなかったらしい。

『「嫌い」と人生の豊かさ』だもんね^_^;

誰かをめちゃくちゃに嫌い抜いている人よ!  自己嫌悪することなく、自らを見下げはてることなく、『人を嫌う人生』を謳歌しようではないか。

どうせ、他人を嫌い抜くなら、全うな精神でもって、嫌い抜こうではないか。逆もまた然りで、全うな精神でもって、人から嫌われようではないか。

これはクリスチャンのセリフでないことは自覚しております^_^; キリストの教えは「隣人(他人・敵)を愛しなさい」だもんね。でも、そうもいかないときがあるのさ、生きているとね。

・・・・・・実はあたしにも、周囲に嫌いな人がたった1人いましてね、近づきたくないし話したくないし顔も見たくないんだけれど、気になる存在ではあるわけです。姿を見るとイライラするし、どっかいっちまえ! とか、うんこたれ! とか思うんだけれど、注目せざるをえないわけ。だって「たった一人の嫌いな人」だからね^_^; 

「人を嫌う」ことによって背負わされる一番大きなリスクは「自己嫌悪」だと思うんです。人を嫌いになったとき、その人を嫌うと同時に自分をも嫌うことになるでしょう。こんなにまで人を嫌うなんて自分は悪い人間だ、とか、自分はなんて心が狭いんだ、とかね。

でも、この本を読むと、そういう自己嫌悪・自己破壊を起こさずに人を嫌うことができる、そのノウハウを学べるのです。リスクだけではなく、「人を嫌うことによってもたらされるリターン」があることを知るのです。

正々堂々と人を嫌い、同じように正々堂々と人から嫌われる。人を嫌うことも、人から嫌われることも人生には必要で、それどころか、捉え方によっては人生を豊かにするスパイスになりえる。

ウジ虫みたいに人を嫌うのではなく、また、人から嫌われてウジ虫みたいになるのではなく、明るく晴れやかに人を嫌い、人から嫌われようではないか、という、非常に少数派の提唱でありながら、読めば万人受けすること請け合い。

人を嫌っている人、人から嫌われている人、この本を読めば心が楽になれます\(-o-)/ つまり、必読です!

 

ほぉぉ・・・図書館は時間がかかるので頻繁にはできないネ、これだって昨夜3時間もかけて書きました、この苦労が報われるとしたら、それは、これを読んでくださったみなさまの中のたった一人の方でもいいから、紹介したどれか一冊でも読んでくださることです^_^;

と言いつつ、うちのお客様には読書好きの方が多く、このカテゴリも人気があるので、一人とは言わず、もう少し多くの方に期待したいと思います^_^;

本当は、日本一の推理作家・原りょうの作品と、お気に入りの漫画(静恵さまが漫画をお好きだと聞いていたので)も紹介したかったのですが、また後日・・・^_^;

 

さあ、お待たせいたしました

冒頭でお知らせしたとおり、明日は、こーんな素敵なバッグが登場。もちろん、8周年スペシャルデザイン!

ピンクと白のリボンリボン宝石バッグ

みなさま、ぜひこのバッグはゲットなさってくださいネ!

デザインは3パターン。それぞれに魅力がございます。本当に素敵で使い勝手も抜群なので、3個買い(大人買いとも言うらしい^^;)をおススメいたします。あたしはもちろん3個ともゲットしました(*^_^*)

きちんとした薄ピンクサテンのキルティング地にホワイトのリボンを花のように星のように散りばめ、まばゆいばかりのクリスタルを主役にあしらいました♪

こんな可愛いデザインでも決して幼くならず、また安っぽくならないのは、リボン・生地ともに、とてもキレイなものを使っていることと、本物のクリスタルをあしらっていること(^^♪ アクリルのキラキラになると途端に安っぽくなるのです。

また、レースもやわらかなコットン素材のものを控えめにあしらいました。フリフリじゃないから使いやすいのに愛らしさは忘れていません♪

大人の女性に持っていただくためにおつくりした究極のロマンティックバッグです

他人と差がつく「めずらし可愛い」が大好きなみなさまはぜひ!

まずはこちらのショルダーから♪

斜めがけもOKのショルダー・タイプはどんなときにも大活躍。お子様がいらっしゃる方にもおススメいたします(^^♪

なんて可愛い・・・(^^♪

マチもたっぷりあり、小ぶりながらしっかり入ります。

このクリスタルの輝きは画像からはお伝えできません。胸トキめく美しさ・・・♪

この子は両サイドに縦長ポケット、そして後ろにもファスナーポケットつき。もちろん内側にも2ポケット。実用性にも優れています。

内側共通・・・ホワイト生地。ファスナー開閉も共通。

 軽くてらっくチン♪♪

斜めがけも素敵でしょ(^.^)

こうして着画でご覧いただくとお分かりになると思いますが、ぜんぜん可愛すぎないの。しっくりくるんですよ、秋服にもね。

とにかく、この子を持っていたらみんなにうらやましがられちゃいます(*^^)v

みなさまご存知のとおり、薄ピンクはチョコ色・うすチョコ色にもぴったりなのです!

このコートお持ちの方、ぜひ合わせてみてくださいネ(^.^)

 

こちらは四角Mタイプ

この子も使い勝手抜群です♪

ピンクと白のリボンリボン♪♪

なんて可愛いのでしょうネ・・・(*^_^*)

女性らしいサイズ♪  こちらもマチたっぷりの四角型なのでしっかり収納できます。

チョコにもベージュにも合いますが、黒に合わせるとまた、ピンクと白やキラキラが引き立ってとびきり素敵です!

そして(*^_^*)

大活躍間違いなしの四角Lサイズ☆彡

たーっぷり入るのでお仕事バッグ、マザーズ・バッグにも♪

サイドまで開くファスナータイプは共通。物の出し入れがしやすく重宝いたします♪

こんなに大きくても軽いので楽チン!

もちろん肩掛けOK☆彡

 

画像で観るよりずっとずっと素敵で、あー買ってよかった・・・♪ ときっと感じていただけると思います(*^_^*)

明日はその他にもいろいろご紹介予定です。

チョコ色のリボンリボントートLサイズやおそろいのカチューシャ、ポッケにフリフリレースをあしらった秋物カーディガンなどなど・・・♪

どうぞお楽しみに。

 

それからそれから・・・

明日より、プレゼントフェアをスタートいたします

お買い上げ5250円でこちらのプリンセス・ソックスを1足プレゼント(*^_^*)

これまでのものより少し長めで大活躍しそう♪

ショート・ブーツからレースを出していただくなんてこともできちゃいます♪

レースはボリュームたっぷり

お色は、ブラックとホワイト。お色はお任せくださいネ。ただし、10500円以上お買い上げの方には、ブラックとホワイト2色でプレゼントさせていただきます

5250円と10500円それぞれカートを設置いたしますので、お買い上げ金額に合わせてお選びください。

プレゼントご希望の方は必ずカートにお入れください。入っていない場合は対象外となりますのでどうぞご注意を(*^^)v

とっても可愛いでしょ♪ しっかりとした少し厚手の素材です。

お部屋靴下にもいかが(*^^)v 足元が可愛いと気分も上がります♪

オリジナル・コサージュ うちの作家に作ってもらいました。私物なので販売はしません^^;

この色合いが最高に素敵・・・お気に入りすぎて毎日のようにつけています^^;

胸元にあしらうだけで、お顔がふわっと明るく見えるんです。

昨日の仕入れにもつけていった^^;

ロイスの丸襟ブラウスにフォクシーのバルーン。Rose Partyのショート・ブーツ☆彡

全体がふわっと女の子らしくなると思いません?(あたしのようにもう女の子じゃなくてもネ!)

ファッション・チェックが大好きな帳場のオバチャンたちに、「あーら、ローズさん、ま~~った可愛いブローチつけてぇぇぇ」と言われました。

若い担当さんには、「さすが、秋やのに春めいてますね」と突っ込まれました。

若い人とオバチャンでは言い方も発想も違うけれど、どちらも好きだ。

帰りにはお食事を・・・

あたしの外食率、めっぽう低いです。平均、月に2-3回。でも少ないときは1回あるかないか。

フィレ・ステーキセットなるものを注文。久々に牛肉食べたな。

あたし焼き加減はミディアムなのです。赤いのが多く見えているのは気味が悪いのさ。

しっかし、このセットだけでは満腹には程遠い。

連れがハンバーグ・セットを頼んだので、へりくだることなく堂々たる態度で分けてもらい、何とか落ち着きましたけれど。

それではみなさま。

明日の更新をお楽しみにネ!

いつもありがとうございます。

バッグはゼッタイゲット~~~(*^^)v

 

 


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