気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

クロハラアジサシ 2016

2016年10月05日 | アジサシの仲間
クロハラアジサシが日本の空を飛んでいます。


もうすぐ三時、おやつの時間(^^)


翼の裏が午後の陽を浴びて純白に輝いて見えました。






ウィキペディアによると、クロハラアジサシは、
ヨーロッパ南部から中央アジア、アフリカ、南アジア、中国東北部などで繁殖し、
冬はアフリカ、インド、オーストラリアに南下して越冬するとのこと。


このアジサシのように、翼の羽が一部抜け落ちている個体もいました。
台風が次々と生じるこの時季、アジサシたちは日本で天候が安定するのを待っているのでしょうか。

私が最初に3羽のクロハラアジサシを見つけたのは9月13日でした。(成鳥2羽、幼鳥1羽)
翌14日には幼鳥1羽。前日と同じ子だと思って撮影しましたが、実際はどうなのでしょう?
台風16号が過ぎ去った21日には50羽を超える群れを確認。
上記の3日分の写真も過去の記事に掲載しています。

その後数日間、2~3カ所の溜め池の上で飛び交う10羽前後のクロハラアジサシを見かけました。
25日前後に、21日とは別のこの溜め池に大きな群れが入ったようです。

この週末にもアジサシの群れは滞在中で、大勢の方が撮影に訪れていました。
どうやら群れの中に、ハジロクロハラアジサシが混じっているという情報がメールで拡散したらしく、
珍鳥撮りが目当ての方も多かったようです。

ハジロクロハラアジサシに関しては「目の後方に縦に黒い班が入っている、クロハラより小さい」という知識しかない私。
なんとなくそれらしく見える個体に見当をつけて撮影してみました。
ところが、帰宅してPCの画像を確認しても両者の違いがはっきりしません。
ネットや図鑑の写真を見比べても、ますます混乱するばかりでした。

クロハラとハジクロの識別に関しては、シギ、チドリ類、カモ類の図鑑で知られる氏原巨雄さんのHPを参考にさせて頂きました。

氏原巨雄の雑記鳥
http://redshank2.exblog.jp/3451950/
クロハラアジサシ幼鳥とハジロクロハラアジサシ幼鳥

野鳥図鑑の写真や研究機関の写真でさえ混同されているものがあるという記述を読んで、、
初心者の私には、ハジロクロハラアジサシの識別は無理だと判断しました。

今は実際にこの目で見たクロハラアジサシの特徴をしっかり記憶しておきたいです。

それがいつか、ハジロクロハラアジサシに遭遇した時に見分ける際の助けになると思っています。

クロハラアジサシ(黒腹鯵刺) 全長23~26cm 翼開長76~85cm
ハジロクロハラアジサシ(羽白黒腹鯵刺) 全長23㎝


三日間にわたりクロハラアジサシの写真を掲載しました。
今日も「気楽に鳥&撮り歩き」を見て頂きありがとうございます。


追記 10月6日にも同じ池でクロハラアジサシを確認しました。
最盛期の半分ほどの数でしたが、スイスイと池の上を舞い飛び、ダイビングして魚を捕まえる場面がみられました




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クロハラアジサシのダイビン... | トップ | ホオジロの大好物? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アジサシの仲間」カテゴリの最新記事