窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・沖縄は終息に向かっている。

2009-09-20 03:13:36 | Weblog

・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           8月30日       9月6日        9月13日

     1      沖縄          沖縄          沖縄
     2      大分          大阪          東京、宮城
     3      大阪          宮城          福岡
     4      福岡          東京          大阪
     5      東京          福岡          北海道
     6      高知          北海道         千葉
     7      千葉          京都           長崎
     8      埼玉          千葉          埼玉 
     9      熊本          高知          神奈川
    10      愛知          長崎          高知

 直前1週間の報告数   
            12007       12515        15382
 全国推計値    14万人       15万人        18万人         


 沖縄が不動の1位です。

 東京、宮城、福岡は順位を上げています。

 大阪は順位を下げて4位。

 北海道、千葉、長崎は順位を上げています。

 埼玉は2週間ぶりの再登場8位。

 高知は順位を下げての10位。

 大阪、東京、福岡、高知、千葉はご常連です。

 大都市や人の行き来が多いところは、やはりウイルス君にとっては
 住み心地がいいのでしょうね。

・コメント

 沖縄は終息に向かいつつもダントツの1位です。

 累積合計でほぼ人口の10%がすでに発症しています。


 定点あたりの報告数が先々先週の36人から先々週は23人、先週は13人と
 急激に減少しています。

 沖縄は真夏の流行が終息に向かっているのが確定的になりました。

 沖縄
              8月30日       9月6日       9月13日
 直前1週間の報告数   
              2088         1314        776           
 定点あたり        36          23          13
 沖縄推計値      2.7万人      1.7万人       1.0万人         


PS   

世界各国の死亡率の比較です。

17日に15人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)

これで17日現在の死亡率は0.018%になりました。

 インフルエンザ死亡率

 新型インフルエンザ   0.4%(世界平均)

 アメリカ           0.5%
 (オーストラリア      0.46%)
 カナダ            0.31%
 オーストラリア       0.19%
 (韓国           0.1%)
 (香港           0.077%)
 イギリス          0.04%
 (スペイン         0.033%)
 日本            0.018%


 季節性インフルエンザ  0.1%
 アジア風邪          0.5%
 スペイン風邪        2%

日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)

   17日    82704人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)

日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。


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新型インフルエンザ・入院患者数1000人超え 

2009-09-19 02:53:27 | Weblog
・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人
 ・第37週(9月7日~9月13日)   3.21人     15382人     18万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。

  ・19日                   0.57人               3.1万人
  ・20日                  0.57人               3.2万人

  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.83人     17971人     21万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 4.27人     20040人     23.5万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               104.3万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             892人(9月15日現在)     入院率   0.098%
 ・重症化             54人(9月16日現在)    重症化率  0.0059%
 ・死亡(含む疑い例)      15人(9月16日現在)     死亡率   0.0017%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    
 ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人    3.21人    ー5.4%    

 第36週の定点合計報告数は15382人で、窓際日記予報は14551人でした。

 予報誤差はー5.4%になります。


 本日は3.1万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で1022人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は21万人程です。

 累積合計では100万人の大台を超え、104.3万人の患者数になります。


 感染倍率は先々週と同じく先週も1.12倍でした。

 感染倍率からみると、特に「学校始まった効果」は検出されませんでしたね。

 感染倍率の値そのものは従来の1.3~1.4倍に比べると1に近い値ですが、
 それでもやはりじわじわと感染スピードが上昇してゆきます。


 予報誤差が5%程度に収まりました。

 とても良い精度ですね。

 さて、今週の集計結果はどうなるでしょうか。

 発表はまた来週の金曜日です。

 なんとも、お役所しごとですねえ、長妻さん。

 年金だけじゃなく、こっちもなんとかしてくださいよ。

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新型インフルエンザ・患者数100万人超え

2009-09-18 03:03:11 | Weblog
・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人     14551人     17万人

  ・18日                   0.48人               2.7万人
  ・19日                  0.49人               2.7万人

  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.34人     15672人     19万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 3.58人     16792人     20万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               98.9万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             892人(9月15日現在)     入院率   0.098%
 ・重症化             54人(9月16日現在)    重症化率  0.0059%
 ・死亡(含む疑い例)      15人(9月16日現在)     死亡率   0.0017%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    

 第36週の定点合計報告数は12515人で、窓際日記予報は15832人でした。

 予報誤差は+26.5%になります。


 本日は2.7万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で969人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は20万人程です。

 累積合計では98.9万人の患者数になります。

 いよいよ明日には大台の100万人を超えます。


 9月15日現在の入院患者数は892人で、入院率は0.089%です。

 重症患者数は54人で、重症化率は0.0059%です。

 これらの値はいずれも厚生省のシナリオよりも小さな値で推移しています。

             厚生省シナリオ       現状
   入院率        1.5%        0.089%
   重症化率       0.15%       0.0059%



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新型インフルエンザ・鳩山さん、志はよし。

2009-09-17 02:26:49 | Weblog

温暖化対策で「CO2排出量1990年比25%削減。」

鳩山さん、こころざしはよし。

あとは本音でどこまでやれるかというところ。

単なる「政治的なアドバルーン」だとすれば、幻滅である。


地球温暖化と並んでの問題である、オゾンホール、それから「感染症対策」。

残りの2つにもちゃんと手を打ってほしいところ。


そういえば、「新型インフルエンザ対策」は重要課題として取り組むとのこと。

まずはよし。

あとは、中身である。


アメリカで高校生の間に感染が広がっていた今回の感染拡大の始まりの時に
厚生省は現地に係官を派遣したのかしら?

とてもそうは思えない。

もし現地の状況をちゃんとつかんでいたら国会答弁で大臣が「高校生は抜けてました。」
みたいな「アホ」な答弁はしないはず。

神戸で高校生の感染が最初に確認された時から始まった一連の騒動の後の
国会での舛添さんの答弁である。


「自衛隊の応援までいれて機内検疫がんばってますから、日本国内は安全です。」

これは麻生さんの会見だったか。

開業医さんが見つけてくれたからいいようなものの、そうでなかったら
神戸は「爆心地」になってましたよ。


厚生省の仕事は、ネットで流れている情報や、上に上がってくる情報を集約して
専門家の先生方の意見をちょいとまぶして、パワーポイントでまとめてハイ終わり。

しかも情報の公表は2週間おくれ。


全数把握をやったかと思うと、自分の都合がわるくなりクラスター・サーベイランスに
切り替え。

それもあまり役に立たないとみるや、中止。


情報を遮断して新型インフルエンザ対策の「夏休み」を国民にプレゼント。

死亡例がでて、あわてて「真夏ですが実は流行が始まってます。」


11月から流行始まりと読んでワクチン発注。

8月から流行が始まったので、今回の流行にはワクチン効果は期待出来そうもない。


いろいろと「反省」しなくちゃいけないことが山積みですよ、鳩山さん。

問題があること、見えてますか??

PS

麻生さん、舛添さん、お疲れ様でした。

鳩山さん、長妻さん、よろしくお願いします。

こんどはあなた方が権力者ですので、
批判されることを覚悟してもらわなくてはいけません。


「批判はいやだ。だけども権力は持っていたい。」では独裁になります。

独裁政権というのは、いまどきはやりませんものねえ。


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新型インフルエンザ・マスコミが語らない事

2009-09-16 02:46:22 | Weblog

・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人     14551人     17万人

  ・16日                   0.47人               2.7万人
  ・17日                  0.48人               2.7万人

  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.34人     15672人     19万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 3.58人     16792人     20万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               93.5万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             733人(9月8日現在)     入院率   0.099%
 ・重症化(含む死亡例)    60人(9月11日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡              14人(9月15日現在)    死亡率   0.0015%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    

 第36週の定点合計報告数は12515人で、窓際日記予報は15832人でした。

 予報誤差は+26.5%になります。


 本日は2.7万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で925人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は19万人程です。

 累積合計では93.5万人の患者数になります。

PS

 マスコミはどうして新型インフルエンザの病原性(リスク)について
 語らないのだろうか?

 先日のNスぺでも季節性インフルエンザとの比較の話は一切なかったし。

 新型インフルエンザのリスクが季節性インフルエンザと同程度だとすると
 まるで困ることがあるようにみえる。

 いままで「危ない、あぶない。」とさんざんあおってきたせいなのだろうか?

 
 輸入ワクチンの安全性試験は数百人規模で行われる様子。

 これでは本当に検出力がよわい。

 せいぜい0.5%程度のリスクが分かるだけ。

 
 これで承認されるなら、最初に接種される人たちはかなりのリスクを持つことになる。

 新型インフルエンザに感染したときのリスクより高いように思えるのだが、、。


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新型インフルエンザ・NHKスペシャルは「針小棒大」か?

2009-09-15 04:05:35 | Weblog

日曜日のNHKスペシャルはご覧になりましたか?

ウイルス性の肺炎というのが急速に重症化に結びつくのがよくわかりました。

それで、ICUや人工呼吸器が必要なんですね。


イギリスでやっている、「Netでタミフル注文システム」もよくわかりました。

「発症した人は、家から出ない。」は重要なポイントですね。

それでも「治療薬」はうけとれる。

なかなかいいじゃないですか。

映像の力はすごいものです。


それにしても、何を主張したかったんでしょう、NHKは?

「新型インフルエンザはあぶないぞ。」ですか?

「お医者さんはがんばってるぞ。」ですか?

「ICUが足りないぞ。」ですか?

「県はちゃんと厚生省のシナリオにそって準備しろ。」ですか?

「手洗い、うがい、マスクをちゃんとして、ピークをうしろに延ばせ。」ですか?


でも主張しなかった事は、

・沖縄ではピークアウトして、終息に向かいつつあること。

・先先々週と先々週は感染拡大のスピードが極端に落ちたこと。
(例によって先週のデータは金曜まで公表されません。遅い!!)

・ワクチン接種のスタートが今回の流行に間に合わないこと。


どうも厚生省の「医療機関のみなさん。国の助成金をつかって準備よろしく。」
のお先棒をかついでいるとしかみえませんねえ。


2000年から2007年までのインフルエンザで亡くなった方の平均は
799人になります。

今回の新型インフルエンザの今のところのピーク死亡率が0.0016%。

厚生省シナリオの2555万人をかけると、死亡は409人。

これは季節性インフルエンザの799人の約半分。

新型インフルエンザのリスク程度はどうやら季節性インフルエンザと同程度。


とするとNHKスペシャルはちょいと「針小棒大」ではありませんか?

でもまあ、なにも取材せず発表せずの「ダンマリ」よりはずっとマシですが、、。


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新型インフルエンザ・本日の患者数は2.6万人

2009-09-14 05:50:41 | Weblog

・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人     14551人     17万人

  ・14日                   0.46人               2.6万人
  ・15日                  0.47人               2.6万人

  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.34人     15672人     19万人
  ・第39週(9月21日~9月27日) 3.58人     16792人     20万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               88.2万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             733人(9月8日現在)     入院率   0.099%
 ・重症化(含む死亡例)    60人(9月11日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡              13人(9月11日現在)    死亡率   0.0016%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    

 第36週の定点合計報告数は12515人で、窓際日記予報は15832人でした。

 予報誤差は+26.5%になります。


 本日は2.6万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で873人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は19万人程です。

 累積合計では88.2万人の患者数になります。


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新型インフルエンザ・沖縄は流行のピークを過ぎた模様。

2009-09-13 03:15:02 | Weblog

・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           8月23日       8月30日       9月6日

     1      沖縄          沖縄          沖縄
     2      埼玉          大分          大阪
     3      神奈川         大阪          宮城
     4      福井、徳島      福岡          東京
     5      大阪          東京          福岡
     6      千葉          高知          北海道
     7      東京          千葉          京都
     8      滋賀          埼玉          千葉 
     9      京都          熊本          高知
    10      高知          愛知          長崎

 直前1週間の報告数   
            11636       12007        12515
 全国推計値    15万人       14万人        15万人         


 沖縄が不動の1位です。

 大坂、東京は順位を上げています。

 宮城は久方ぶりの3位。

 北海道は初登場の6位です。

 京都は2週間ぶりの再登場7位。

 長崎も久方ぶりの10位。

 大阪、東京、高知、千葉はご常連です。

・コメント

 相変わらず、沖縄がダントツの1位です。

 沖縄は累積合計でほぼ人口の9%がすでに発症しています。


 定点あたりの報告数が先々先週の46人から先々週は36人、先週は23人と
 急激に減少しています。

 どうやら沖縄はピークアウトしたようです。


 沖縄
           8月23日       8月30日       9月6日
 直前1週間の報告数   
            2686         2088        1314           
 定点あたり      46           36          23
 沖縄推計値    3.4万人       2.7万人      1.7万人         

 
 厚生省のシナリオですと、人口の10%の発症でピークを迎えることになりますが、
 今回の沖縄では6%~7%でピークを迎えたことになります。

 ピークでは定点で80人ほどになるとの厚生省の「読み」でしたが
 沖縄ではピークで46人ほどでした。

 読みの6割ほどですね。


 来週は「学校始った効果」が加算されますが、ここから再度上昇に転じるのは
 なかなか難しいと予想します。

 それにしても、アメリカの厚生省によるとワクチン接種は1回でよさそうですが、
 沖縄では流行終わってもやっぱり接種するんでしょうかねえ。

PS   

世界各国の死亡率の比較です。

9日に12人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)

これで9日現在の死亡率は0.019%になりました。

 インフルエンザ死亡率

 新型インフルエンザ   0.4%(世界平均)

 アメリカ           0.5%
 (オーストラリア      0.46%)
 カナダ            0.31%
 オーストラリア       0.19%
 (韓国           0.1%)
 (香港           0.077%)
 イギリス          0.04%
 (スペイン         0.033%)
 日本            0.019%


 季節性インフルエンザ  0.1%
 アジア風邪          0.5%
 スペイン風邪        2%

日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)

   9日    62675人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)

日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。


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新型インフルエンザ・先週も減速のまま!

2009-09-12 03:13:12 | Weblog

・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人
 ・第36週(8月31日~9月6日)   2.62人     12515人     15万人

 ・感染倍率    1.12倍

 ・患者報告数の予報です。

  ・12日                   0.45人               2.5万人
  ・13日                  0.46人               2.6万人

  ・第37週(9月7日~9月13日)  3.10人     14551人     17万人
  ・第38週(9月14日~9月20日) 3.34人     15672人     19万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               83.0万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             733人(9月8日現在)     入院率   0.099%
 ・重症化(含む死亡例)    55人(9月8日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡              12人(9月10日現在)    死亡率   0.0015%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    
 ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人    2.62人    +26.5%    

 第36週の定点合計報告数は12515人で、窓際日記予報は15832人でした。

 予報誤差は+26.5%になります。


 本日は2.5万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で822人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は19万人程です。

 累積合計では83.0万人の患者数になります。


 先々週に感染拡大にブレーキがかかった状態が先週も続きました。

 感染倍率は先々週、先週と1.2倍から1.1倍で推移しました。

 やはりマスコミ諸君による「新型インフル対策キャンペーン効果」により、
 人々がウイルス君に対して防衛行動を取った結果でしょうか。


 今週に入ってから集団感染の件数が1.5倍とか2倍とかやってますので
 第37週は再度、感染拡大スピードが上昇することが予想されます。

 いわゆる、新学期が始まったことによる「学校効果」がいよいよご登場です。

 さて、次回報告はどうなりますやら。

 要注目です。


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新型インフルエンザ・本日の患者数は3.5万人

2009-09-11 00:50:06 | Weblog

・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。

・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)

 ・確定値                  定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第32週(8月3日~9日)      0.99人      4630人      6万人
 ・第33週(8月10日~16日)     1.69人      7750人     11万人
 ・第34週(8月17日~23日)    2.47人     11636人     15万人
 ・第35週(8月24日~30日)    2.52人     12007人     14万人

 ・感染倍率    1.19倍

 ・患者報告数の予報です。
  ・第36週(8月31日~9月6日)  3.38人     15832人     20万人

  ・11日                   0.58人               3.5万人
  ・12日                  0.59人               3.6万人

  ・第37週(9月7日~9月13日)  3.95人     18509人     24万人
  ・第38週(9月14日~9月20日) 4.52人     21186人     27万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)               90.9万人
  (第28週以降の合計です。)      

 ・入院             733人(9月8日現在)     入院率   0.091%
 ・重症化(含む死亡例)    55人(9月8日現在)    重症化率  0.0068%
 ・死亡              12人(9月10日現在)    死亡率   0.0014%

・コメント

・感染症発生動向調査   予報精度経緯
                         定点あたり  
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第34週(8月17日~23日)   2.44人    2.47人    -3.4%    
 ・第35週(8月24日~30日)   3.75人    2.52人    +46.5%    

 第35週の定点合計報告数は12007人で、窓際日記予報は17591人でした。

 予報誤差は+46.5%になります。


 本日は3.5万人の患者が医療機関を受診します。

 入院患者数は本日累積で827人になります。

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は23万人程です。

 累積合計では90.9万人の患者数になります。

 来週中には100万人をこえます。


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