・新型インフルエンザ感染患者発生の状況です。
・感染症発生動向調査(確定値と予報です。)
・確定値 定点あたり 定点合計 全国推計
・第32週(8月3日~9日) 0.99人 4630人 6万人
・第33週(8月10日~16日) 1.69人 7750人 11万人
・第34週(8月17日~23日) 2.47人 11636人 15万人
・第35週(8月24日~30日) 2.52人 12007人 14万人
・感染倍率 1.19倍
・患者報告数の予報です。
・5日 0.51人 3.0万人
・6日 0.52人 3.1万人
・第36週(8月31日~9月6日) 3.38人 15832人 20万人
・第37週(9月7日~9月13日) 3.95人 18509人 24万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 71.1万人
(第28週以降の合計です。)
・死亡 10人(9月4日現在) 死亡率 0.018%
・コメント
・感染症発生動向調査 予報精度経緯
定点あたり
予報 確定値 予報誤差
・第34週(8月17日~23日) 2.44人 2.47人 -3.4%
・第35週(8月24日~30日) 3.75人 2.52人 +46.5%
第35週の定点合計報告数は12007人で、窓際日記予報は17591人でした。
予報誤差は+46.5%になります。
本日は3.0万人の患者が医療機関を受診します。
累積合計では71.7万人の患者数になります。
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は20万人程です。
ここにきて感染拡大のスピードに急激な変化が現れました。
感染倍率が1.45倍から1.19倍へと0.26倍も下がりました。
第34週までは感染倍率1.45倍でそこそこの予報ができたのですが、
第35週を1.45倍で予報するとオーバーする方向に46%もずれてしまいました。
ずれの原因は、ここにきて実際の感染スピードが急激に減速した為と思われます。
減速の理由は定かではありませんが、たとえば「新型インフル対策キャンペーン効果」
が考えられます。
先月の19日に「舛添宣言」が出たあと、マスコミ諸君お得意の
「新型インフル・キャンペーン」が今日まで続いています。
このキャンペーン効果で人々がウイルス君に対して防衛行動を取った結果、
感染拡大のスピードが落ちるとしたら、第35週と36週の集計に表われます。
この効果のために実際、先週の集計で大幅減速になったのかもしれません。
以上の読みはあくまで仮定ですが、当たっているとすれば、
日本国民の防衛行動の影響力はすさまじいものがありますね。
第36週も感染倍率が1.19倍程度かどうか、要注意です。