・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。
・定点あたり報告数の順位
8月23日 8月30日 9月6日
1 沖縄 沖縄 沖縄
2 埼玉 大分 大阪
3 神奈川 大阪 宮城
4 福井、徳島 福岡 東京
5 大阪 東京 福岡
6 千葉 高知 北海道
7 東京 千葉 京都
8 滋賀 埼玉 千葉
9 京都 熊本 高知
10 高知 愛知 長崎
直前1週間の報告数
11636 12007 12515
全国推計値 15万人 14万人 15万人
沖縄が不動の1位です。
大坂、東京は順位を上げています。
宮城は久方ぶりの3位。
北海道は初登場の6位です。
京都は2週間ぶりの再登場7位。
長崎も久方ぶりの10位。
大阪、東京、高知、千葉はご常連です。
・コメント
相変わらず、沖縄がダントツの1位です。
沖縄は累積合計でほぼ人口の9%がすでに発症しています。
定点あたりの報告数が先々先週の46人から先々週は36人、先週は23人と
急激に減少しています。
どうやら沖縄はピークアウトしたようです。
沖縄
8月23日 8月30日 9月6日
直前1週間の報告数
2686 2088 1314
定点あたり 46 36 23
沖縄推計値 3.4万人 2.7万人 1.7万人
厚生省のシナリオですと、人口の10%の発症でピークを迎えることになりますが、
今回の沖縄では6%~7%でピークを迎えたことになります。
ピークでは定点で80人ほどになるとの厚生省の「読み」でしたが
沖縄ではピークで46人ほどでした。
読みの6割ほどですね。
来週は「学校始った効果」が加算されますが、ここから再度上昇に転じるのは
なかなか難しいと予想します。
それにしても、アメリカの厚生省によるとワクチン接種は1回でよさそうですが、
沖縄では流行終わってもやっぱり接種するんでしょうかねえ。
PS
世界各国の死亡率の比較です。
9日に12人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)
これで9日現在の死亡率は0.019%になりました。
インフルエンザ死亡率
新型インフルエンザ 0.4%(世界平均)
アメリカ 0.5%
(オーストラリア 0.46%)
カナダ 0.31%
オーストラリア 0.19%
(韓国 0.1%)
(香港 0.077%)
イギリス 0.04%
(スペイン 0.033%)
日本 0.019%
季節性インフルエンザ 0.1%
アジア風邪 0.5%
スペイン風邪 2%
日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)
9日 62675人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)
日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。