窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・新型インフルエンザ・厚生省のシナリオの出来は?

2009-09-10 02:35:24 | Weblog

厚生省のシナリオでは、2555万人の患者が発生するとしている。

10日現在で、患者数は87.4万人になるので想定の3.4%に達したことになる。


入院患者は38万人を想定しているので、入院率は1.49%。

実際は1日現在で579名の入院で、入院率は0.083%。

厚生省のシナリオは今のところ現実より18倍程度大きな読みをしている。


入院患者の10%が重症化するとしているが、実際は8%程度が重症化。

この読みはかなりよい読みである。


このように、入院患者の読みがかなり大きめであるので、シナリオよりも多くの人が
発症しても入院できそうである。

これは一つの安心材料である。


シナリオとしては、現実予測に対して少なくとも2倍の安全率を持たないと危険である。

その点、今回のシナリオは今のところはよい線をいっているようである。


とりあえず合格かい、舛添さん。

でもワクチン2回で6000円~8000円は高いよねえ。


PS   

世界各国の死亡率の比較です。

6日に11人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)

これで6日現在の死亡率は0.018%になりました。

 インフルエンザ死亡率

 新型インフルエンザ   0.4%(世界平均)

 アメリカ           0.5%
 (オーストラリア      0.46%)
 カナダ            0.31%
 オーストラリア       0.19%
 (韓国           0.1%)
 (香港           0.077%)
 イギリス          0.04%
 (スペイン         0.033%)
 日本            0.018%


 季節性インフルエンザ  0.1%
 アジア風邪          0.5%
 スペイン風邪        2%

日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)

   6日    60363人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)

日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。


コメント
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