窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・沖縄が1位をキープ。

2009-10-05 00:42:13 | Weblog
・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           9月13日        9月20日       9月27日

     1      沖縄          沖縄          沖縄
     2      東京、宮城      東京          大阪
     3      福岡          大阪          福岡
     4      大阪          北海道         滋賀
     5      北海道         千葉          愛知
     6      千葉          兵庫          東京
     7      長崎          神奈川         埼玉
     8      埼玉          宮城          北海道 
     9      神奈川         福岡          兵庫
    10      高知          埼玉          千葉

 直前1週間の報告数   
            15382        23275        20365
 全国推計値    18万人        27万人        24万人         

・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)         169.8万人
  (第28週以降の合計です。)      


 沖縄の挙動と、本州の挙動がどうも一致しない様で、
 沖縄が下げつつも1位継続です。

 その他、多くの県が前回よりも患者数が減っています。

 トップ10で、前回よりも患者数が増えたのは、福岡、愛知、滋賀の3県だけです。

 それ以外は、軒並み下げています。

 なかでも、東京、北海道、千葉が下げ幅大です。

 大阪、東京、福岡、北海道、千葉、埼玉はご常連です。


・コメント

 沖縄は下げていますが、下げ止まりの気配もあります。

 沖縄では累積合計でほぼ人口の11%がすでに発症しました。


 今回の報告の特徴は、なんといっても全国的な「下げ」でしょうね。

 厚生省は「秋の大型休み」のせいで、「お医者が休んだり、
 病院いかずに遊びまわってたり」効果を上げてますが、何か無理筋の説明です。

 何か言わないと許してくれない「マスコミ効果」でしょう。

 いわゆる「専門家の先生」にだってわからない事はありますよね。


 「下げ」になるとニュースバリューがないのか、TV報道は静かなものでした。

 もっとも、報道する方もどうやって報道するのか、こまりますものねえ。

 「単純明快」を旨とする「マスコミ諸君」には、今回報告は少し苦しい情報でしたか。


PS   

世界各国の死亡率の比較です。

1日に20人目の方が亡くなったようです。(疑い例を含む。)

これで1日現在の死亡率は0.015%になりました。


 インフルエンザ死亡率

 新型インフルエンザ   0.4%(世界平均)

 アメリカ           0.5%
 (オーストラリア      0.46%)
 カナダ            0.31%
 (メキシコ         0.2%)
 オーストラリア       0.19%
 (韓国            0.1%)
 (香港           0.059%)
 イギリス          0.04%
 (スペイン         0.033%)
 日本            0.015%


 季節性インフルエンザ  0.1%
 アジア風邪          0.5%
 スペイン風邪        2%

日本の死亡率の最大値は0.02%です。(瞬間風速ですね。)

このところ死亡率が下がってきています。

現場の医療関係者の皆さんの努力の成果でしょうか。

   1日    129094人
(この数字は、WHO発表の死亡率と比較する為の分母数です。)

日本の場合は、患者数を分母数にした場合は、
死亡率は上記値のおよそ10分の1以下になります。


コメント
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