CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

暫し休憩

2018年05月18日 | BEATLES-BADFINGER関連
ディランも悪くないけど、ここのところブログでアップするために結構な回数聴いてきたので、ちょっと休憩してレコード棚を弄っているとこんなの出てきました。

ジョン・レノンが1971年に出したImagine。

と言っても普通のやつとちょっと違う。

これは2000年にミレニアム・エディションと称されるもので、アルバムの共同プロデュサーであった小野洋子氏の個人的な監修によってアビーロード・スタジオで1999年リミックスとリマスターの作業が施された盤で有るとの事。

(デジタリー・リマスタード・アンド・リミックスドって書かれた丸いスティッカーが貼ってある)

(ジャケ裏、ジャケ表面全体にはつるっとしたコーティング)

(ダブル・ジャケットで、当時の写真が満載)

(ポールに対する当てつけの写真も掲載されている)

(お馴染み、ポールのラム)

リミックスと言うと、オリジナルと大幅に異なる音に変わる場合もあるが、今回はオリジナル・レコーディングのイメージを壊さずもっとスッキリと聴けるように手掛けられたので、私などの駄耳の持ち主にとってはほとんど違和感は感じられなかった。

ただ、このミレニアム・エディション・シリーズとして同様にリミックスとリマスターが施されたSome Time In New York Cityが2005年に発売された時はちょっと物議を醸した。

Imagineと同様にスッキリ聴けるリミックス であったが、何とLP2枚組のオリジナルから、D面に収録 されていたフランク・ザッパとのライブ・セッションが割愛され、別のボートラ2曲に差し替えられていたことだ。

まあ、当時のプラスティック・オノ・バンドのライブでは、歌唱とは言えない例の甲高い雄叫びのようなものがしばしば聴こえて来るので、これが苦手な人なら別にライブの音源なんてが割愛されてもどうこう思わないのだが、やっぱりオリジナルを尊重 すべきだと言う意見も当時あった。

てなことで、2009年にビートルズの全アルバムのリマスター盤CDがでた翌年レノンの全アルバムはオリジナル・マスターテープを用いてリミックスなしのリマスター盤が発売された。

結局ミレニアム・エディション・シリーズって一体なんだったんだろうか?

次回のこのシリーズ発売時には、もうこの世に存在していないのでこのレコードをタイム・カプセルにでも保管して後世に残し、我が子孫によって音の比較でもしていただこうかと思う。

ところで次回の最新リマスター盤の発売は数年後に来るImagine発売50周年記念盤かな?

もう飽きた!

歌の文句じゃないけれど、ちょっとはImagine All The People Living For Today~♪ って配慮があってもいいと思うんだけどね〜


(オリジナル盤のレーベルはレノンの顔)

(ミレニアム・エディションのレーベルはアップル)