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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ディランを聴く、その7 おまけ

2018年05月24日 | JAPANESE
さっき、Yahoo!ニュースをサーフしていたら、「文氏 米朝の「仲介」に懸命」なるタイトルがサイトに踊っていた。

しかし文氏に米朝とくると、不意に上方落語協会の前会長、桂文枝師匠が人間国宝の故桂米朝師匠の「仲介」に懸命と思えてしまって苦笑。

故桂米朝師匠の一番弟子にこれまた故桂枝雀師匠がいたが、子供の頃テレビの大喜利かなんかで小米と名乗っていたまだ髪の毛がふさふさしていた頃の師匠を思い出す。

せっかちな気性であるため、あまり落語を進んで鑑賞することがなかったが、米朝師匠と枝雀師匠だけは別格でテレビとかラジオでよく聞いた覚えがある。

この枝雀師匠の、ツルツルした風貌をみるとあるアーティストを思い出す。

先ほどディランのガラガラ声について語っていたのだが、不覚にもこのお方を忘れていた。

ディラン、トム・ウェイツに並ぶ、私的三大ガラガラ声アーティストの一人、憂歌団の木村充揮である。

お気に入りは、1977年の「生聞 59分」というライブ盤と1983年にフォーライフに移籍後のアルバム、リラックス・デラックスである。

(「生聞 59分」のジャケ)

「生聞 59分」ではブルースと加山雄三のカバーにオリジナル、「おそうじオバチャン」「嫌んなった」「イコマ」(イコマは悲しい女町〜♪って大阪から東の方向に見える生駒山の事かね?)「俺たちゃ憂歌団、ヤクザな憂歌団〜」などなど、非常に楽しめる。

リラックス・デラックスの方もなかなかよろし〜 日本語でのカバー、Under The Board Walk(渚のボード・ウォーク)には完全にやられてしまった。

80年代当時、車内のカーステで聴くために、それぞれカセットテープを買っていたのだが、いつの間にか何処かに行ってしまって残念ながら今手元にはない。

それらを今CDで買い直そうにも、通販のサイトでは新品では全く手に入らない状態。

ツタヤかユー・チューブでお世話になるかな。

助手:博士! カエルの歌が嫌ならこれはどうですか? 博士の心境にピッタリ!

博士:いやになった〜 ♪
もう〜ダメさ  ♪
だけど腐るのはやめとこう〜 ♪
日の出を見るかも ♪
この俺だって〜 (ゲロゲロ)♪

朝早いのは無理!

ディランを聴く、その7

2018年05月24日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

ボブ・ディランとビートルズといえば、ジョージとの関係が一番有名である。

何しろ、ジョージのソロ・アルバム、All Things Must Passには ディランとの共作、I’d Have You Anytimeやディランの作品のカバー、If Not for Youが収録されているし、ジョージ主催のバングラデェシュ・コンサートに参加したりしているからである。

それ以外には、 アルバム、Helpに収録されたジョンのフォーク・ロック系の作品、You’ve Got To Hide Your Love Awayはアメリカ公演で出会ったディランの影響をもろに受けたとされている。

更に芸風がディランと一番遠いところにいると思えるポールにも、ディランとの繋がりが。

2014年に出たポールのトリビュート・アルバム、The Art Of McCartneyでアルバム、A Hard Day's Nightsに収録された彼の作品Things We Said Todayをなんとディランがカバーしている。


レコーディング・データが手元にないのでいつ録音されたのか不明であるが、年季の入った声の枯れ方からしてここ4−5年の録音ではないかと思う。

(ディランのこの曲に関するデータは、他の曲と違ってボーカルがディランと記載されているだけ)

このトリビュート・アルバムはポールの過去の作品を他の有名アーティストがカバーする企画であるが、残念なことにほとんどのカバーがポールのハウス・バンドの演奏の元で歌われてい流ようで、オリジナルとあまり変わらない切り口のアレンジとなっていること。

それぞれの曲は、ポールのヒット曲ばかりなので 心地よく最後までさらりと聴けるものの、著名なアーティストのよるカバーとしては少々物足りない。

出来れば彼らの個性を100%生かしたぶっ飛んだアレンジでカバーにして欲しかった。

ディランのカバーした曲もアレンジはさほど変わらないのではあるが、ポールのスムーズな歌唱と対極をいく彼特有の嗄れ声による歌唱で、一発でディランとわかるオリジナリティーがそこにある。

人によっては不快にも聴こえかねない 超ガラガラ声の歌唱を許されるアーティストといえば、ディランとトム・ウェイツぐらいのものだ。

名誉あるガラガラ声かな。

博士:ワシもその昔よくカラオケに行って ワイヤレス・マイクを小指だけ立てて握りしめ歌ったものじゃ。

しかし歳のせいもあって昔のようにあれこれ歌えなくなった事から、ちょっとマンネリ気味じゃ。

助手:そんな時は、ディランを見習ってガラガラ声での歌唱に芸風を変えれば、気分一新!個性出ますよ〜

博士:オォ、それじゃ! 何か練習 になる歌ないかな?

助手:ここにありますよ。

博士:カエルの歌が聴こえてくるよ。♪
ガッ、ガッ、ガッ、ガッ
ゲロゲロゲロゲロ、ガッガッガ〜♪

オー・マイ・ゲロゲロ!