CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

7インチ・コンパクト盤、その2

2018年05月10日 | CCR and John Fogerty

札幌オリンピックのあった1972年の2月29日といえば、 CCRがブドーカンで公演を行った日に当たる。

兄貴のトムはすでにバンドから脱退していて、3名のメンバーで発売はされていないものの、すでに最終アルバムのMardi Grasの録音はすでに完了していた。

彼らは当時、ヨーロッパ、アメリカそしてオーストラリアなどをまわる世界ツアーの真っ最中で、オーストラリア公演の後に穂に上陸し、名古屋、大阪そして東京でコンサートを行った。

当然当時はガキだったのでコンサートには行けなかった。

そこで彼らの東京公演のセット・リストを調べて見ると、

1. Born On The Bayou
2. Green River
3. Suzie Q
4. It Came Out Of Sky
5. Door To Door
6. Travelin’ Band
7. Fortunate Son
8. Commotion
9. Lodi
10. Bad Moon Rising
11. Proud Mary
12. Up Around The Bend
アンコール演奏
13. Hey Tonight
14. Sweet Hitch Hiker
15. Keep On Chooglin’ - Pagan Baby - Keep On Chooglin’

ちなみに日本人好みのフォーク・ロック調で、ジョンの拳のきいた力強い歌唱が光る大ヒット曲、Have You Ever Seen The Rain(雨を見たかい)が演奏されなかった。

当時の公演を見に行った人にとってはチ〜ト残念だったのではないだろうか?

後日オフィシャルで発売されたライブ盤LPに収録された前年のヨーロッパ公演のセット・リストとあまり変わらない顔ぶれで、サクサクと曲を消化して、最後のアンコール曲 Keep On Chooglin’にアドリブを入れてどれぐらい引っ張るか次第だが、だいたい1時間弱でコンサート終了って感じで、非常に物足りないような....

ところで、彼らのライブの予習用と言う事なのか、急遽来日記念盤としてCCR ニュー・ベスト4なる33回転の仕様の4曲入りEPが発売された。


(ジャケ裏には歌詞が印刷されている。このコンパクト・ディスク、お値段600円也。)

収録曲は、Have You Ever Seen The Rain(雨を見たかい)、Travelin’ Band、Cotton Fields(当時まだ発売されていないアルバム、Mardi Grasからのカット)そしてDown On The Cornerだった。

(懐かしのリバティー・レーベル)

コンサートにはTravelin’ Bandのみが採用されたので予習用としては不適格かもしれないが、日本のファンのツボを抑えた選曲で中々よろし〜のではないか。

またCCRのシングル曲はだいたい3分程度の曲が多いので、レコード・プレイヤーの前にずっとへばり付いておく必要があるのだが、コンパクト盤には片面にそれぞれ2曲収録されているので、急にトイレに行きたくなっても余裕の再生時間があることを付け加えておきたい。

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シングル盤の思い出、その1

2018年05月10日 | BEATLES-BADFINGER関連
1970年11月27日、ジョージの超弩級LP3枚組アルバム、All Things Must Passが発売された。

なんとお値段5000円也!

今の5000円ならそれほどビビることはないが(月末辺りで金欠になり、たま〜にビビることもあるが…)、50年ほど昔となると本当にビビるような大金である。

子供は当然のこと、当時の大人だって“ちょっとジョージの3枚組新譜買ってみる”って中々出来なかったのではなかったか。

しかも、ジョージといえば、インド系の音楽やシンセを使った実験音楽をソロ、もしくはビートルズのメンバーとして発表している。

当時は、発売されたアルバム全編をネットなどで試し聴き出来なかったので、これを買うには、よっぽどのファンでない限りリスクがあった。

リスク承知で買ってもし3枚のLP全編がインド系のサウンドになっていたら、よっぽどのジョージのファンでない限り数日寝込むことになったのではないかと….

そんな人にはシングル盤。

昔、先行シングルはアルバム購入を検討する者にとってアルバム全体の内容を推測するのに重要な音源と位置付けられていた。

ヒットするかしないかでアルバムの売れ行きが大きく左右された。(先行シングルだけが良くて他の曲が捨て曲ばっかりだったアルバムもたま〜に遭遇したが)

アルバム発売の1週間前に先行発売されたのが、これ、My Sweet Lord。


明日の天気は?   ハ〜レル〜ヤ ♪
先生の頭は?    ハ〜ゲル〜ヤ ♪
解任された監督は? ハ〜リル〜ヤ ♪
競馬の予想は?   ハ〜ズレ〜ヤ ♪

おっ!中々いいじゃん。 この調子ならアルバムも期待が持てると思えた。

そしてその何年か後に、小遣い掻き集めてようやく アルバムを購入。

中身は、思った通りジョージの集大成とでもいうべきポップ度満載のアルバムだった。



不思議なことに、A面のレーベルとB面のレーベルがどちらもリンゴの外側の写真。普通B面のレーベルはリンゴの断面の写真なのだが?
両サイドがA面扱いのシングルなのか?

英盤シングルは、A面がMy Sweet LordでB面はWhat Is Lifeのカップリングで、これなら両サイドがA面のシングルと言える。

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