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徳をためる

人はまるで一人で生きているように感じます。そして誰かの為になっている時はいいことをしている気分にも。

しかしどうでしょう。自分が助けているように思っていても実際には助けられていることなんかはあるのです。
それは善徳を積むことによって自らの因縁を消していくように。助けられた人よりも助けた人の方のがかえって得=徳をしているということになります。

お四国などでは巡礼の人にお接待をすることが習わしになっています。それは仏の行を積む人を助けたいという純真な思いからです。その人にからその人が拝んでいる仏様にということです。お接待を受けた人はありがたく思うのですが本当にありがたいのはお接待をした側だということです。

人は誰かに施した瞬間にあーもったいないなんて少し思うかもしれません。しかしそのような生き方を純粋に行っている人はどんどんと功徳が回ってくることになります。たまらなそうでたまる。ためようとしたらたまらないのにたまっていくのです。

楽になろうとするならば捨てることです。捨てることが出来なければ諦めることです。それでも諦めることさえもできないのなら施せばお互いが楽になることが出来ます。

こだわりが一番の苦しみ。業の深い私なんかは少しでも誰かに何かをさせてもらわなくてはなりません。
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