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結婚しない若者

最近は若者の結婚離れが加速しています。理由としては

・自分の趣味を優先したいから。
・束縛されたくないから。
・仕事に集中したいから。

だそうです。インタビューを受けていた男性は女性が好感がもてる好青年なのに、彼女はいらない。結婚もしたくないとはっきりと答えます。夢は世界を一周することなのだそうです。
一昔前の日本では結婚することが当たり前のような社会でした。相手の方の顔も見ることなく、親が決めた方と結ばれた話もよく聞きました。それではそんな夫婦が円満ではないかというと、いたって仲睦まじい夫婦だったりするのです。

気になったのは、なかなか出会いがない。いい人に出会えない。という若者の言葉です。これだけ恋愛として進展できる可能性がみちている世の中なのに、出会いは村のお祭りのときだけの昔よりも出会いが少ないなんてなんとももったいないような気がします。
そうは言う私も学生時代は同じことを感じていました。学校や町にいけばいくらでも女の子はいるのに、なんで普通に仲良くなれないのだろうって。クラスや部活の子にはタイプがいなくて。
そう思うとやはり選びすぎなのかもしれません。どうせ付き合うなら本当に好きになった子がいいみたいな。

ちなみにようやく好みの人に出会えたのは35歳の時でした。今の嫁さんです。なんだか身体の力が抜けたようは不思議な感覚でした。「あーこの人なんだか懐かしいような気がする」

結婚はたしかに自分の時間がなくなり、子育てなど大変な面もあります。もうそんなに自分のことを望まなくなったからこそ、私は結婚できたのかもしれません。
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本気の本気

テレビで沖縄の普天間基地辺野古移設の問題に対して、翁長知事の会見を見ていた時におもったのは沖縄の民意を代表してと強い思いをもたれていることでした。基本的に私はこの問題に関しては移設否もなしの立場ですが、沖縄の歴史を思えば反対の声が多くあがるのも仕方のないことだと思えます。

人は自分自身の信念にもとづいて行動しています。その信念が他にとっては受け入れがたいこともあることかもしれません。私の人生においても後付けで「こんなに頑張ってきました。しかし、私が頑張ったのに認めてくれませんでした」と言ってしまえば他から見れば「本当にあなたみたいな人がかわいそうに」と同情をさそうこともあるでしょう。でも反対の立場ならどうでしょう。
「随分、自分勝手を並べて。すべて自分がさも被害者を装っていると」思われても仕方ないかもしれません。
多分、意見の対立には10対0はないはずですから。5対5いや7対3であっても持ってきかたによっては3が勝つこともあるのです。

話はもどりますが、地方自治よりも国会などでは信念というより、自らの保身のため二転三転と変わっていく方が多数いるような気がします。そうなると、まるで自分で自分を洗脳しているみたいな、確信犯的な独特な精神構造をしているのだなとも思えてくるのです。
翁長知事も辺野古の反対ばかりでではどうすればいいのかを選挙票の為か示しません。それはそれでいろいろな立場の人、できるだけ多く票が欲しいから仕方ないとも思えますが本当に沖縄県の人の為というのなら、その後の具体案を自分の信念として示せるのなら本気の本気と受け取れると思います。
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仕事と責任

先日、テレビで今回の横浜マンション傾き問題についてコメンテーターの方がこう話されていました。
「今の時代、仕事に対する責任の所在があいまいになっているのではないか。偽装した工事管理者も工期を間に合わせるため、会社の意向だから仕方ないか。自分は確かに、杭をいい加減に打つはめになったがある面では会社の利益の為。大事にならなければ大丈夫。だからそんなに悪いことしているわけではない。そんな顧客優先でない気持ちが今回の問題につながっっているのだと思う」
確かに、全体的な意識でいうとそうあるのがいいとなっていれば、みんな無意識に罪悪感も感じないでしてしまうのかもしれません。

「誰も知らなくても、己自身の良心が許さない」
そんな高邁な精神が以前の日本人の心の中にはありました。しかし、段々と「いいか。周りもやっているから。自分だけくそ真面目でやっても何にも得にならないだけ損だ」と「自分だけよければそれでいい」といういい加減さが時代とともに蔓延してきたのも事実です。

「仕事は自分のライフワークとして誇りをもって行っていれば、必ず自らの魂の向上につながる」
そのことを働く私たちが自覚していかなくては、次第に濁った空気に包まれた国土に日本が変わっていってしまうでしょう。
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プロフェッショナル

NHKのプロフェッショナルという番組で、お笑い芸人の岡村隆史さんが自ら視聴した中でもっとも印象に残った三人の方々を訪ね、対談されていました。歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん、奇跡のリンゴで知られるリンゴ農家木村明則さん、左官カリスマ職人挟土秀平さん。

それぞれの仕事の流儀を尋ねる中で、岡村さんは自らが5年前に仕事の重圧から心身ともに疲れ果てて逃げ出した過去を振り返り、これから進むべきプロフェッショナルとしてのヒントを探ろうとされていました。
岡村さんんは確かに、一度仕事を逃げ出したことはありますがお笑い界では十分な人気と実績のある方です。私からすれば、いったい何をそんなに怯えているのか不思議に思えてきます。
「今のお笑い界は、映画監督、小説家、筋肉ムキムキとお笑いだけしていてはダメみたいな所があって、自分も何かできないかと探してみたけど結局お笑いしかないみたいだ」
確かに、一芸に秀でている人は、多方面で意外な優れた才能を披露している方はたくさんおられます。しかし、不器用なまでに同じことしかできないのも何だかとても魅力的に感じるのも事実です。

リンゴ農家の木村さんは無農薬でおいしいリンゴを育てる為、10年も無収入で苦闘しいよいよ限界と死のうと思った直前、無農薬栽培の成功につながるヒントを得ました。無収入の頃、病院に行くお金もないため、虫歯を自分で抜いてしまい歯がほとんどないのですが、今生活が安定したからといって戒めのために歯はいれないそうです。突き抜けた明るさはその道にかけたプロとしての誇りを感じます。
坂東玉三郎さんは華やかな生活かと思いきや、舞台と家の往復でほとんど出かけたりはしないそうです。むやみに目標を掲げず、一日一日をとにかく一生懸命生きることがやがて理想の自分に近づく一番の方法と述べられていました。
左官の挟土さんは「臆病でなければ、良い仕事はこなせない」ととにかく、マイナス思考を逆手にとった生き方をされていました。

岡村さんも含めて三人に共通していることは、生き方がとても謙虚だということです。はたから眺めた印象とは違う、地味でコツコツと己れの特技を精一杯伸ばそうとする姿勢が感じられました。私もどちらかというと、とてもマイナス思考の陰の人間です。同じようにコツコツ生きていこうと思います。そう妻に言ったら、あんたは宇宙人だからそうでもないといわれました。的が外れたかもしれません。
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英雄

英雄とはその人生のドラマチックさで人々を魅了する人のことを言います。その中には必ずしも、真実とは違う作られた英雄も存在するのです。
「アラビアのロレンス」と言ったら、大作映画にもなったほどアラビア人の独立を指揮した英雄になっています。しかし実際は、イギリスの国から命じられた任務としてアラブの民の信用を勝ち取り、オスマントルコを崩壊に導いた工作員に他ありません。戦いに勝利したあかつきには、アラブの国を建国することを確約し、アラブ人の士気を高めました。しかし、裏ではイギリスとフランスで領土を奪い、その上ユダヤ人の国をそこに作ることを水面下で工作していたのです。彼はアラブ人をうまく利用しました。

イギリスに帰った彼は一躍、英雄にまつりあげられ時代の寵児になりました。しかしアラブ人にとっては許し難き裏切り者です。彼は自分が英雄であることに、強い羞恥心をいだきました。アラブの民をだましぬいた自分をどうしても許せなかったのです。そして失意のうちにバイク事故でこの世を去りました。

およそ、英雄というものはこのように、その本人の本心に関係なく利用されるものです。同じ、人殺しでも撃墜王のパイロットは英雄として祀り上げられます。あの世に行ったら、自分が英雄かどうかがよーくわかることでしょう。

人間は皆、情報やメディアに惑わされて、自分で考えようとしないふしがあります。よーく考えるとテレビや新聞などもおかしなことを言っています。平和や平等、国民の意見と民衆受けする言葉をならべながら、問題をうまくすり替えていきます。ほとんど、コメンテーターもニュースキャスターも社説も同じようなことしか言わないので、もの足りなくおもいます。聞きたい情報は政府の批判ばかりのありきたりのニュースではないのに。

一辺倒の意見ばかりでなく、もっと多様な考えを聞きたいと時々思うのは私だけでしょうか。
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