皆ほとんど同じ

今日、テレビ番組である芸能人の方が大切な人との別れにさいして思ったことが印象深く感じました。

「とうとう機械を止めなくてはいけなくなってしまって、これ以上無理ということでご家族と俺ら友人でみんなでその場にいたんです。そしてお願いしますということで止めたんですけど、ドラマのようにならないんです。すごく悲しいしつらいんだけど、はいそれではみたいな感じでした。それで呆然としながら外を歩いていたら、俺はこんなに悲しいのにまわりは人が町が普通に動いているのにすごく違和感をおぼえました」

私も自分の父の死に際してそうでした。もう助からないような気が内心はあったんだけど奇跡みたいなことが起きるのではないかという１パーセントの希望。その１パーセントを心の中で１００パーセントまで膨らましていました。でも結局は普通に医師の診断通りに逝きました。

そしてそれから私は内心、ほっとしました。これでもう毎日父の苦しみを思い煩うこともなくなると。寂しいし、受け入れがたいけどこれでいいんだと。
人の人生は思うほど劇的でドラマチックなものではありません。正直、すべてがほとんどの人が同じようになります。

皆、同じです。同じだから心配することはないのです。これ以上もこれ以下もなく生きれるようにしたいと思います。