自分の歴史

私はずーと思い続けていることは過去と現在、未来はつながっていて同一線上にあるということです。そのうえ同時進行しているとも思っています。
過去はすぎさったもので二度と戻らないのが現在に生きる私達の考えですが、「思い出で中に存在する」みたいな意味ではなく基軸を少しずらしただけで今でもあるのです。

タイムマシーンは過去や未来に行けます。存在しなければ行けない過去や未来が現在を起点として行き来できるのです。しかしそんなことができるようになったら何のために泣き、苦しみ、悲しむのかがわからなくなります。
大切な人との別れを経験しました。でも会いたいから過去に行ってきます。未来に行ったら自分がいついつどうなるかが分かった。どうせそのような未来になるのなら今を一生懸命生きるのがバカらしくなる。

今の自分にとってプラスになるどころかマイナス点が多すぎます。
なんの為に私達は今を生きるのか。それは魂の修行のためです。すべてがはじめから決まっていたのであれば魂は安易な方に流れてしまい修行になりません。だからあえて挫折や悲しみ、別れを現在の一点にしぼって経験させるのです。

「かけがえのない存在だった」

そう心から感じることにより人は生きることの大切さを学びます。そして人との出会いの大切さを。

同一線上にあるならば、今を変えれば過去や未来も変わっていくことになります。同じ出来事でもそのことの意味に対するとらえ方を変えるだけで過去の経験の持つ意味が大きく変わっていくのです。

皆さん、自分の過去を大切にしましょう。自分のことだからと卑下する必要はどこにもないのです。それは自分にとっての大切な財産。かけがえのない宝です。

いつか分かる時が来ます。何事にも意味があることを。自分の歴史年表が本当は一番大切だったということを。