風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

94. 大覚寺

2009-09-22 | 近畿(京都・滋賀)
- 絵葉書だけでわかったつもりになられると寂しい。
  京都が言っています。

- 美しい景色は人が作りあげるものです。
  この当たり前のことに1000年たった今、ドキリとするのはどうしてだろう。
                         (そうだ 京都、行こう。)

バス停で降り、(嵯峨野の自然はいいなあ)とひたっていたら、全然違う道を歩いてしまっていました。
辺りに畑しかなくなってきたので、さすがにおかしいと思い、野焼きしている人に聞いて、ようやくたどり着きました。


嵯峨天皇の離宮跡、大覚寺。やっぱり嵯峨に関係のある天皇なんですね。
そもそも、嵯峨の地名は、この天皇が唐の都・長安北方の景勝地、嵯峨山になぞらえて名付けたものだそうです。

毎年、中秋の名月に行われる観月会が話題ですが、今年の中秋の名月は10月で、残念ながら滞在中には開催されませんでした。


唐破風の式台玄関。
見ているだけで、きりりと身が引き締まる思いがします。


大覚寺の二つの門のうち、左側の白い門に「明智門」と書かれていました。
この門は、明智光秀が城主だった亀山城から移築されたもので、奥には亀山城の一部、明智陣屋があります。
光秀の供養のためかと思いましたが、この門は、光秀公が母親の供養のために大徳寺に寄進したものだそうです。

この門は、『必殺仕事人』などの必殺シリーズで、中村主水の南町奉行所としてよく用いられ、必殺ファンなら、知らない人はいないそうです。
・・・勉強します!


お寺内を流れる小川。
ちなみに、大門は南町奉行所、 本堂前の庭園は暴れん坊将軍、大沢池は水戸黄門によく登場しているそうです。
ロケ地の宝庫なんですね!今度じっくり散策します。



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