1-(3)からの続きです。
○ 新旧市電
ホテルの部屋で小一時間ほど休んだら、元気が出てきたので、夕方近くに再び外出しました。
もう遠出はせず、岡山城へ行ってみることにします。
ところが、大通りに着いたとたんにザーッと音を立てて雨が降ってきました。
傘を差していても濡れるほどのゲリラ豪雨。
すぐにはやみそうにないので、地下道に入り、カフェでお茶を飲んで上に上がると、その10数分の間に雨はピタッとやんでいました。ゲリラと言われるだけあって、去るのが早いです。
でも、町中の湿気が一気に上がり、ムシムシしています。梅雨ですねえ。
大通りを市電が頻繁に通っているのを見て、高知の町を思い出しました。
スマートな新型があると思えば、
レトロな旧式もあります。
どちらも雰囲気があっていい感じ。両方がすれ違いました。
ここは桃太郎大通り。町一番の大通りは、やっぱり桃太郎ですか。
通り沿いにずっと、家来の動物たちの像が置かれています。
けだるげな猿の表情に心惹かれました。もっと元気出していこうよ!
(momo7)
○ いけん!
交番がビルの1Fにありました。
雑居ビルの中に入っているなんて、珍しいですね。
上の階の人たちは、ありがたいような申し訳ないような気持ちなんでしょうか。
交番前に、詐欺防止のポスターが貼ってありました。
「防げ!いけん!」・・・いけんって、なに?
Jリーガー選手が載っているので「行け」っぽいですが、「いかん」なんでしょうね、きっと。
途中、不思議なデザインの建築物がありました。
ずいぶん巨大な筒形をした建物です。いったいなんだろう?
シンフォニーホールでした。東京芸術劇場を手がけた建築家、芦原義信氏の設計だそう。
さぞかしいい音色のホールなんでしょう。
地下街もあり、この辺りはなんだかゴージャスエリアでした。
○ なつかしの岡山城
さらに進むと、突きあたりが公園になり、辺りが開けて、水辺に出ました。
わあ、開放的な景色。
お堀の先に、緑に囲まれた天守閣が見えます。
そこを目指して、お堀沿いに歩いていきました。
鏡のような水面。
歩いてきた大通りの喧騒から離れた、静かで穏やかな光景に、心が落ち着きます。
日本三名園のひとつ、後楽園と岡山城をつなぐ、月見橋。
絵になる橋だわ~。
橋の前に立つと、「さあ、渡って」と誘われるような気持ちになりませんか?
橋好きの私は、ウキウキと渡って戻ってきましたよ。
ヨーロッパの湖畔のような光景でした。
高3の時以来の岡山城。当時の記憶はセピア色になりつつありますが、久しぶりに見たお城は、あいかわらず黒くてかっこいい姿をしています。
烏城と言われるゆえんですね。
午前中に、備中高山城の城址に行きましたが、やはりお城が残っているとうれしいもの。
城門をくぐります。
石垣がきれいです。最近、石垣にほれぼれと見とれるようになってきました。
あらたな扉を開こうとしているんでしょうか…?いえいえ、みんなそうですよね…。
門が閉まっていたので(ここから先の入場は、今日はもう終わったのね)とあきらめて戻りかけましたが、私の前を散歩している女性が、ふっと道をそれて、死角になっている階段を上がっていきました。
あれ、そこに道があるの…?
気になってあとに続いてみると、通路になっており、あっさり門の内側に入れました。
閉まっていた門を裏側から見ます。やっぱり閉まっています。(当たり前)
特に秘密の道というわけではないため、閉門しているのは車は入れないということかもしれません。
先程の女性はもう姿は見えません。また違う細道を通って、どこかに行ったのでしょう。
天守閣はもう閉まっており、辺りには誰もいません。私ひとりきり。
お城を目の前にして、感激しました。
岡山城、独り占め状態です。なんて贅沢なんでしょう。
○ なつかしの礎石
修学旅行のグループ行動の時にこのお城を訪れて、仲良しのみんなで記念写真を撮ったことを覚えています。
それぞれ礎石の上に乗って、めいめいが好きにポーズをとったんです。
リーダーに真ん中でバンザイさせて、その両脇の石にみんなで立って。
演劇部の子のポーズが、さすがにさまになっていました。
私は、バイオリンを弾く格好をしました。
あの石は、まだ残っているかしら?
ありました!さらに感激!
もっと石の正面にお城があった気がしたんだけど、どうだったかしら。
周りの木が育って、雰囲気が変わったのかも。
アルバムを引っ張りだして、当時の写真を見直さないと。
またあの時のみんなで集まって、同じポーズで記念写真を撮りたいなあ。
雨が降ったり上がったりしたため、空は不思議に澄み切っていました。
カラスがしゃちほこの上にとまっています。
空中で魚を仕留めた図?何だか変な感じ。
あっ、飛んだ。
お城を堪能したあとは、夕暮れてきた町を通ってホテルに帰ります。
歩道の頭上はワサワサ、ザワザワ。
ひっきりなしにピチピチという声も聞こえます。
見上げると、たくさんの鳥たちが、街路樹の木に向かって次々に飛んでくるところでした。
夕方になったので、ねぐらに向かっているのでしょう。
それにしても弾丸並みの高速です。薄い線にしか見えません。
(これみんな、飛んでる鳥なんですよ)
さあて、私もお宿に帰ろう。
○ まっかっか
部屋に入り、今日の服をランドリーに入れて、お風呂タイム。
このホテルには大浴場があるので、そこに向かいました。
脱衣所で、自分の両腕と首元がまっかっかになっていることに気が付きました。
うわっ、としげしげと眺めます。
はじめ、(日焼け止めが合わなくて、かぶれたのかな?)と思いました。
でも、特にかゆみはなく、さわると熱を持っています。
これは、あきらかに日焼けですね。
ここまで真っ赤になったのは、ずいぶん久しぶりのこと。
ちゃんと日焼け止めを塗っていたのに。
おそらく、いつになく大汗をかいたので、流れてしまったのでしょう。
照ったり曇ったりしていたので、塗り直すことをうっかり忘れていました。
こんなに赤いと、色が落ち着いたら今度は真っ黒になるでしょう。むけないでほしいわ~。
画像ではくもり空が多くて、あまり伝わらないと思いますが、とにかく日差しが強い一日でした。
肌が熱を持っていたので、熱いお湯には長く入れません。
カラスの行水でさっと上がりました。
○ プチロングステイ
今回の旅は、同じホテルに3泊します。
3枚もらった朝食券を並べて、(うーむ、長い)と思いました。
4日間は、ここが私のおうちになります。
この日は4万歩近く歩き回りました。
明日からは用事優先で、それほど動き回れなくなるため、この日一日、めいっぱいフル稼働しました。
ベッドに横になったら、肌触りのいいシーツに吸い込まれるような気分。
心地よさに、もう起き上がれません。ぐっすり眠りました。
2日目に続きます。
○ 新旧市電
ホテルの部屋で小一時間ほど休んだら、元気が出てきたので、夕方近くに再び外出しました。
もう遠出はせず、岡山城へ行ってみることにします。
ところが、大通りに着いたとたんにザーッと音を立てて雨が降ってきました。
傘を差していても濡れるほどのゲリラ豪雨。
すぐにはやみそうにないので、地下道に入り、カフェでお茶を飲んで上に上がると、その10数分の間に雨はピタッとやんでいました。ゲリラと言われるだけあって、去るのが早いです。
でも、町中の湿気が一気に上がり、ムシムシしています。梅雨ですねえ。
大通りを市電が頻繁に通っているのを見て、高知の町を思い出しました。
スマートな新型があると思えば、
レトロな旧式もあります。
どちらも雰囲気があっていい感じ。両方がすれ違いました。
ここは桃太郎大通り。町一番の大通りは、やっぱり桃太郎ですか。
通り沿いにずっと、家来の動物たちの像が置かれています。
けだるげな猿の表情に心惹かれました。もっと元気出していこうよ!
(momo7)
○ いけん!
交番がビルの1Fにありました。
雑居ビルの中に入っているなんて、珍しいですね。
上の階の人たちは、ありがたいような申し訳ないような気持ちなんでしょうか。
交番前に、詐欺防止のポスターが貼ってありました。
「防げ!いけん!」・・・いけんって、なに?
Jリーガー選手が載っているので「行け」っぽいですが、「いかん」なんでしょうね、きっと。
途中、不思議なデザインの建築物がありました。
ずいぶん巨大な筒形をした建物です。いったいなんだろう?
シンフォニーホールでした。東京芸術劇場を手がけた建築家、芦原義信氏の設計だそう。
さぞかしいい音色のホールなんでしょう。
地下街もあり、この辺りはなんだかゴージャスエリアでした。
○ なつかしの岡山城
さらに進むと、突きあたりが公園になり、辺りが開けて、水辺に出ました。
わあ、開放的な景色。
お堀の先に、緑に囲まれた天守閣が見えます。
そこを目指して、お堀沿いに歩いていきました。
鏡のような水面。
歩いてきた大通りの喧騒から離れた、静かで穏やかな光景に、心が落ち着きます。
日本三名園のひとつ、後楽園と岡山城をつなぐ、月見橋。
絵になる橋だわ~。
橋の前に立つと、「さあ、渡って」と誘われるような気持ちになりませんか?
橋好きの私は、ウキウキと渡って戻ってきましたよ。
ヨーロッパの湖畔のような光景でした。
高3の時以来の岡山城。当時の記憶はセピア色になりつつありますが、久しぶりに見たお城は、あいかわらず黒くてかっこいい姿をしています。
烏城と言われるゆえんですね。
午前中に、備中高山城の城址に行きましたが、やはりお城が残っているとうれしいもの。
城門をくぐります。
石垣がきれいです。最近、石垣にほれぼれと見とれるようになってきました。
あらたな扉を開こうとしているんでしょうか…?いえいえ、みんなそうですよね…。
門が閉まっていたので(ここから先の入場は、今日はもう終わったのね)とあきらめて戻りかけましたが、私の前を散歩している女性が、ふっと道をそれて、死角になっている階段を上がっていきました。
あれ、そこに道があるの…?
気になってあとに続いてみると、通路になっており、あっさり門の内側に入れました。
閉まっていた門を裏側から見ます。やっぱり閉まっています。(当たり前)
特に秘密の道というわけではないため、閉門しているのは車は入れないということかもしれません。
先程の女性はもう姿は見えません。また違う細道を通って、どこかに行ったのでしょう。
天守閣はもう閉まっており、辺りには誰もいません。私ひとりきり。
お城を目の前にして、感激しました。
岡山城、独り占め状態です。なんて贅沢なんでしょう。
○ なつかしの礎石
修学旅行のグループ行動の時にこのお城を訪れて、仲良しのみんなで記念写真を撮ったことを覚えています。
それぞれ礎石の上に乗って、めいめいが好きにポーズをとったんです。
リーダーに真ん中でバンザイさせて、その両脇の石にみんなで立って。
演劇部の子のポーズが、さすがにさまになっていました。
私は、バイオリンを弾く格好をしました。
あの石は、まだ残っているかしら?
ありました!さらに感激!
もっと石の正面にお城があった気がしたんだけど、どうだったかしら。
周りの木が育って、雰囲気が変わったのかも。
アルバムを引っ張りだして、当時の写真を見直さないと。
またあの時のみんなで集まって、同じポーズで記念写真を撮りたいなあ。
雨が降ったり上がったりしたため、空は不思議に澄み切っていました。
カラスがしゃちほこの上にとまっています。
空中で魚を仕留めた図?何だか変な感じ。
あっ、飛んだ。
お城を堪能したあとは、夕暮れてきた町を通ってホテルに帰ります。
歩道の頭上はワサワサ、ザワザワ。
ひっきりなしにピチピチという声も聞こえます。
見上げると、たくさんの鳥たちが、街路樹の木に向かって次々に飛んでくるところでした。
夕方になったので、ねぐらに向かっているのでしょう。
それにしても弾丸並みの高速です。薄い線にしか見えません。
(これみんな、飛んでる鳥なんですよ)
さあて、私もお宿に帰ろう。
○ まっかっか
部屋に入り、今日の服をランドリーに入れて、お風呂タイム。
このホテルには大浴場があるので、そこに向かいました。
脱衣所で、自分の両腕と首元がまっかっかになっていることに気が付きました。
うわっ、としげしげと眺めます。
はじめ、(日焼け止めが合わなくて、かぶれたのかな?)と思いました。
でも、特にかゆみはなく、さわると熱を持っています。
これは、あきらかに日焼けですね。
ここまで真っ赤になったのは、ずいぶん久しぶりのこと。
ちゃんと日焼け止めを塗っていたのに。
おそらく、いつになく大汗をかいたので、流れてしまったのでしょう。
照ったり曇ったりしていたので、塗り直すことをうっかり忘れていました。
こんなに赤いと、色が落ち着いたら今度は真っ黒になるでしょう。むけないでほしいわ~。
画像ではくもり空が多くて、あまり伝わらないと思いますが、とにかく日差しが強い一日でした。
肌が熱を持っていたので、熱いお湯には長く入れません。
カラスの行水でさっと上がりました。
○ プチロングステイ
今回の旅は、同じホテルに3泊します。
3枚もらった朝食券を並べて、(うーむ、長い)と思いました。
4日間は、ここが私のおうちになります。
この日は4万歩近く歩き回りました。
明日からは用事優先で、それほど動き回れなくなるため、この日一日、めいっぱいフル稼働しました。
ベッドに横になったら、肌触りのいいシーツに吸い込まれるような気分。
心地よさに、もう起き上がれません。ぐっすり眠りました。
2日目に続きます。
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