風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

桃太郎のいる国へ(岡山最終日) 4

2015-09-11 | 中国(山陽)
その3からの続きです。
3日目夕方のパーティに参加しました。

○ トニックソーダフロート

国際会議のレセプションだけあって、至ってカジュアル。会場に日本っぽいお堅さはありません。
欧米人バンドの生演奏つきということに驚き、さらにクラシックではなく、ビートルズナンバーが流れてきたことにビックリ。
近くの人たちと「ナイストゥミーチュー」と乾杯して喋っているうちに、時間が来たのかバンドは演奏を終えてサクサク帰っていき、彼らの写真は取れずじまいでした。



隣の人の持っているドリンクを見て「メロンソーダフロート?」と聞いたら、「いや、緑のカクテルに生クリームが乗ってるお酒だよ」という返事。
「飲んだことない味だなあ」と言って飲む様子に、怪しみながらも興味津々の私。
カウンターに行き、バーテンさんに「ソーダ水にクリームを乗せてください」と頼みました。
作ってもらったドリンクが、こちら。
ソーダフロート風に作ってもらいました。隣人に持ってもらい、パチリ。



チェリーやチョコチップも乗せてもらって、見た目もいい感じ。
これはおいしいだろうと期待値が高まります。
でも、飲んでみたら、「ソーダが苦~い!」
クリームが乗っているのに苦いとは、これいかに!?
「トニックウォーターだからだよ」とニヤニヤ顔の、緑のクリームカクテルの隣人。
「おとなしくワインかジュースにしておくんだった」と言いながら、お互い謎のドリンクを持っていることで愉快になり、グラスを掲げて乾杯しました。

テラスにもテーブルが出ており、夕涼みがてら外の空気を楽しんでいる人たちもいました。
やっぱり国内のレセプションとは、感じが違いますね。



お開きになってホテルに戻った時には、もう夜でした。
部屋でのんびり過ごしました。

○ またもや旅程つぶれ

翌日はイベント最終日。
開始は午後からで、午前中はまるまるフリータイム。
しっかり半日プランを立てていましたが、レセプション時に「明日の午前中、会議の準備と受付を手伝って」と頼まれて、またもや直前で旅程がつぶれることに。
直島に行きたかったんだけどな~。
残念ですが、仕方ありません。

翌日は、朝風呂に入り、チェックアウトまでの時間をのんびり過ごしました。

○ どーも太郎

会期中、連日通ったコンベンションセンター。
まだ真新しい建物です。駅直通で、便利でした。



駅とセンターの間には、NHK岡山放送局がありました。
壁に描かれたどーもくんとななみちゃんは、もちろん桃太郎仕様です。


(momo19)


○ 進撃の桃太郎

会議の終了後は、そのまま帰るためにまっすぐ駅に向かいます。
駅のコンコースに、こんなポスターが貼ってありました。
「進撃の巨人×岡山市」。えっ・・・?


(momo20)


岡山市と「進撃の巨人」がコラボしたスタンプラリー「進撃の桃太郎」を開催中だそうです。
ポスターに桃太郎と一緒に載っているのは、市長だとか。
桃太郎の敵は鬼で、巨人じゃないのにー。どっちも大きいけどー。
斬新というか、シュールな発想です。

○ 桃太郎祭り

ほかにも目を引くポスターが貼ってありました。


(momo21)


翌月に行われる桃太郎祭り。盛り上がりそうです。

時間は夕方5時でしたが、まだ日差しがギラギラと強くて、のぞみの到着をホームに並んで待っていられず、乗車まぎわまで、キオスクの陰に隠れていました。
そんな人は大勢いて、のぞみが駅に停車すると、どこに身を隠していたのか、四方八方からわらわらと乗客が集まってきました。

○ ようやくの富士山

のぞみに乗って、3時間。
行きは残念な結果に終わったため、帰りは富士山を見るぞ!と気合十分です。
静岡にさしかかってからは、そわそわ。
たしか川から見えたはず、と、大きな川を通るごとに窓に張り付きます。

ここかな・・・



まだかな・・・



キタ~!富士川です。
高速なので、景色はびゅんびゅん流れていきます。



iPodなので、このくらい撮れたら十分でしょう。
富士山が見られて満足~。達成感をかみしめます。



○ 品川駅ポスター

行きは新横浜から乗りましたが、帰りは品川駅で下車。
普段、なかなか新横浜-東京間の新幹線に乗る機会がないため、新鮮です。
もう暗くなっていましたが、窓にへばりついて、鶴見川と多摩川を超えるのをワクワク眺めました。

これ、多摩川ですよ。っていってもわかりませんよね。
私は見慣れているので、ピンときますが。



そうして品川に着きました。
新幹線の品川駅を使うのは、これが初めて。まだ新しさが残っています。
2027年に品川―名古屋開業を目指す、リニアモーターカーのポスターが貼られていました。
床は文字が写るくらい、ピカピカに磨きあげられていました。



○ epilogue

今回の岡山旅行は滞在型。
瀬戸内の島に渡るつもりでしたが、結局行けませんでした。
まあ、島々を見ながら、高松にタッチアンドゴーできたから、いいか。
四国も、瀬戸内で一番大きな島と言えますしね!

観光メインの旅ではなかったため、直前で用が入り、思ったほどあちこちに行けなかったものの、(それでも巡れたから)と満足しています。
連日、歩き回るのに向かない真夏の猛暑日だったというのもあります。

桃太郎観光案内所が宿の近くにあったため、いろいろと活用できました。

今回4日間滞在して、岡山がいかに桃太郎の国か、よーくわかりました。
どこを見ても桃太郎。通りを見ても、地面を見ても、お店を見ても、桃太郎・・・。
みんな、桃太郎が大好きなんですね~。

今回のお土産は、これ。
「岡山のもも」というお菓子です。
本物の桃のように、ちょっと小さめ段ボールに詰められているのがかわいくて、チェックしていました。



中には、やっぱり本物の桃のようなお菓子が詰められていました。



参加者に、本物の桃もいただきました。
岡山の本場ものです。おいしそ~う!
でも、旅先でいただくなんて、リスキー!
とても繊細なフルーツなので、持ち運びには細心の注意を払いました。



岡山は桃の名産地だから桃太郎の話が生まれたのか、桃太郎の話があるから桃を育て出したのか、鶏が先か卵が先か気になるところですが、それにしても町中で桃太郎と出会える、正義感あふれるヒーローが大好きなところなんだと実感できた旅でした。




後で知りましたが、岡山は「ももてなし宣言」を出しているんですね~。
たしかに、あちこちで桃太郎に歓迎してもらいました。
この旅行記にアップした画像だけでも、20枚くらいあります。
みんなに好かれる、穏やかな気候の桃と桃太郎の国。また遊びに行きたいです。



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