風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

2019京都の初春 4-1(京大、吉田)

2019-05-27 | 近畿(京都・滋賀)
3日目からの続きです。

● 東山通ウォーキングふたたび

学会2日目。この日も大学まで歩いていくことにします。
前日、バス通り沿いを思ったより負担なく歩けたので、今回はちょこちょこ横道にそれながら向かいます。



寄り道したくなるような青空。
知恩院の辺りから車道をそれて、白川沿いに歩いてみました。



朝なので人がおらず、人道橋は渡り放題です。



● 吉田寮

京大キャンパス内の吉田寮にふたたび行ってみました。
この日、来年度からの新寮生が発表されるようです。
入寮面接はすでに済んでいるのだそう。
こうしてまた寮の歴史は続いていくんでしょうね。



● 京都大学

それにしてもいい天気です。
目的地に着いたけれど、もっとお散歩したい気持ちでいっぱい。



しかしここはぐっとガマンしなくては。
まずは午前のセッションに参加します。



鹿鳴館かと思うようなクラシックな部屋が会場。
さすがは天下の京大です。



● 吉田神社

ランチタイムになりました。
昨日の2人と落ち合って、大学のすぐそばの吉田神社へ向かいます。



万城目学氏の『鴨川ホルモー』に、重要な場所として登場したこの神社。
撫でられて、胴体がテカテカに光っている神鹿像がありました。
私たちも3人で、せっせと撫でました。
つるつると気持ちよくて、相当なでなでしたため、鹿の口が利けたら「もう十分じゃない?」と呆れられたかもしれません。



● 神前結婚式

お日柄がいいのか、これから結婚式が挙げられるようです。
新郎新婦、そして親族が神主さんの後をしずしずと歩いていきました。



神殿に入り、神主さんは祝詞を朗々と挙げ始めました。



駐車場には、「寿」と書かれた扇のついた、黒塗りの車が停まっています。



慶事用のタクシーかなと思いましたが、宣伝文字が入っていないうえに、カメラマンが運転していたので、ウエディング撮影隊の乗用車のようでした。
祝詞を背中に聞きながら、さらに坂の上の方へと登ります。

● 料理の神様



山蔭神社は、藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)卿を庖丁の神、料理の神として祀るところ。
山蔭さんは四条流庖丁式の創始者で、平安時代前期に日本で初めてあらゆる料理に味付けをしたお公卿さまです。



八百万の神々が祀られている大元宮は、お参りすると日本すべての神社を周ったことになるという、太っ腹なお宮です。



さらに山の中へ入っていき、鳥居の続く竹中稲荷神社、宗忠神社を参拝しました。

● 吉田山を散策

目的地は、吉田山中にあるカフェ茂庵ですが、予想に反して全く標識がでておらず、どの山道を通っていけばたどり着くのかわかりません。
土地勘のない者だけだと、永遠に山の中をさまよっていることになりそうなので、地元の人に尋ねました。
「もう少し登っていくと、二股に分かれるから、怪しい方の右側の山道を通るとあるよ」と教えてもらい、歩いてみると、確かに道が二股に。
そして確かに、右側の道はなんだか怪しげです。



地元の人から教えてもらわなければ、右は本能的に避けて左を選んでいたことでしょう。
やあ、助かりました。
ようやく緑に囲まれた、山の中のカフェにたどり着けました。



● 茂庵でおあずけ

11時半の開店に合わせる予定が、少し迷って20分後に付いたら、なんともう満席になっていました。
1階の待合室で待っている間にもどんどん待ち客が増え、十客ほどあった椅子はあっという間にいっぱいに。



不便な場所にあるのに、人気なんだわ~。
前にドラマ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で採り上げられていました。
待っていると、いい匂いが漂ってきて、おなかがペコペコに。切ないわ~。
ようやく番がきて、2階に上がります。



窓が多く、明るく広い部屋。
天井には太い木の梁が渡っています。



山荘をリノベーションしたようで、静けさをうちだした設計。



2階は3面がガラス張りになっており、山の中の環境を生かした開放感があります。
うーん、ただそこにいるだけでも気持ちいいわ~。



大文字山がまっすぐにの位置にあります。
五山送り火の時にはさぞかしよく見えることでしょう。夜だからもう閉まっているかしら。



ランチメニューは2種類のみなので迷いません。
ピタパンサンドランチセットにします。



ゆず茶をつけると、手作りっぽいコースターの上に載ってきました。
可愛い!赤いダルマと大文字山が刺繍されていました。



● お菓子の神様

帰りには、吉田神社敷地内にあるお菓子の神様の菓祖神社をお参りしました。
御祭神は 田道間守命(たぢまもりのみこと)と林浄因命(りんじょういんのみこと)。
田道間守命は不老不死の霊菓(今のミカン)を日本に持ち帰った人で、林浄因命は日本で初めておまんじゅうを作った人だそうです。



石塀に出町柳のふたばの名前を見つけました。
旅の初日にさっそく豆餅をいただきましたよ!



ふたたび大学に戻り、午後のセッションに参加しました。
学会終了後は、百周年時計台記念館内の歴史展示室を見学します。



1930年ごろの京大生の下宿が再現されていました。
わあ、太宰治みたいなトンビコート。着てみたいなあ。

その2に続きます。



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5 Comments

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Unknown (アネッティワールド)
2019-05-27 20:50:11
学会って何だろう?と気になりながら
読み進めました。
鴨川ホルモー、私も以前ロケ地のブログ載せてみました。
京大の正面向かって左側にあるパーラーで
フルーツサンド頂きましたが
衝撃的な美味しさが今も覚えています。

今の京都は宿泊も食事も人でいっぱいでしょうね。


たくさんのコメントありがとうございました😊
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Unknown (リカ)
2019-05-28 19:11:01
情報、教育関係の学会に参加しました~。まあ詳しく書くほどでもないので…。

私がのんびりしていたら、アネッティさんがたくさんブログをあっぷされていたので、一気にコメントさせていただいちゃいました!続きも楽しみにしております~💛

京大そばのフルーツサンド、気になりますが、割り出せませんでした~。パティスリータツヒトサトイでしょうか?パーラーの名前を思い出したら、教えてくださいね😉
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Unknown (アネッティワールド)
2019-05-30 00:19:51
リカさん!お恥ずかしい話で
フルーツサンドの店、京大ではなく同志社でした。
同志社大の隣のヤオイソと言うフルーツパーラーでした。
何と言う思い違い 大変失礼しました。
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Unknown (リカ)
2019-05-30 19:10:58
オー!思い出して下さって、どうもありがとうございます~(^^)
一緒に京大に行った同僚がかなりのグルメで、知りたがっていたのでありがたいです。
ヤオイソですね。歴史が古い果物屋さんなんですね。
今度思い出せるよう、お店の名前、憶えておきまーす♬♬
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Unknown (アネッティワールド)
2019-05-30 19:17:42
>歴史が古い果物屋さんなんですね

そうみたいなんですよ(^▽^)
その果物を挟んだサンドウィッチですから
美味しいに決まってますよね。
機会があれば是非ご賞味くださいねm(_ _)m
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