22.東海道本線弁天島と舞阪の駅取材
新居町から09:11で隣の弁天島に行く。
JR弁天島駅は島式1面2線の高架ホームを有する東海道本線の駅である。
1番線は下り方面、2番線は上り方面が使用する。
ホーム幅が広く、改札口はホーム上にいる。
また、自動改札のない臨時改札口も見受けられる。
東海道本線の大府から浜松までの区間は、
現在の武豊線の武豊から大府までの区間を含め、
1888年9月1日に開通しているが、
弁天島に駅が出来たのは1906年7月11日で、
同年9月11日には廃止され、実質的には海水浴客のために臨時駅だった。
翌年の1907年にも臨時駅として6月15日に開業している。
通年営業の駅に昇格したのは1916年9月1日で、
現在の駅舎が完成したのは1972年5月1日である。
弁天島は浜名湖の河口の北側に周囲約7kmの島で、
この地は舞阪町(現・浜松市)と新居町(現・湖西市)との土地争いのため、
御料地として扱われていた。
1899年に地元に払い下げられたが、再度紛争となった。
戦時中の1942年に新居町の弁天島部分が舞阪町に編入になった。
そのため、通年駅に昇格した時、
駅舎の建設費用は舞阪町側が負担した。
折角弁天島駅に来たのだから、駅名の由来となった弁天島を見に行くことにした。
駅前の国道301号線を地下道で渡り、弁天島海浜公園に行く。
遠くに赤い大きな鳥居が見える。
新幹線の車窓から浜名湖を通過する時に何時も気になっていた。
ここは遠江八景「弁天夕照」として夕暮れ時の鳥居が有名のようだが、
勿論それまでは待っていられないので、
09:35弁天島発の区間快速浜松行きで隣の舞阪に行く。
JR舞阪駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する東海道本線の駅である。
南口側の単式ホームは1番線に付番、下り方面が使用、
島式ホームは2番線、3番線に付番され、上り方面が使用する。
2番線が下り主本線となっていて、
3番線を発着する定期列車はなく、実質的には予備ホームとなっている。
橋上駅舎化されている。
東海道本線の大府から浜松までの区間は、
現在の武豊線の武豊から大府までの区間を含めて、
1888年9月1日に開通し、
この時、「馬郡」の駅名で開業した。
同年12月1日に「舞坂」に改称された。
現在の表記の「舞阪」になったのは1940年6月1日だった。
橋上駅舎化されたのは2003年11月15日である。