林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

青春の旅立ち-山陽山陰の旅 1

2009-07-28 | 鉄道・旅行
1.卑怯な秘境-青春の旅の計画

今年はずっと病気療養中で通院以外に全く外出しておらず、
今月になってやっと外出が解禁となり、日帰りで鉄道取材に出掛けたりしていた。
しかしやはり泊まりがけでないと近隣の鉄道しか取材できないし、
それに帰ることを気にせずとことん気の済むまで取材するためには、
やはり泊まりがけで出掛けなければならない。
そこで色々と計画を立て、今回は中国地方の取材に行くこととした。
最初はプチ湯治として松江温泉でゆっくりすることを考えていたが、
治療の結果がどんどんいい方向になり、旅行が現実味を帯びてくると、
やはり鉄道取材を優先させ、今まで手薄だった中国地方の、
そのなかでも山陽本線の幾つかの駅しか取材したことのない山口県に集中しようと思った。
山口県の駅の中でも特に行きたかったのが小野田線本山支線である。
この支線に列車が走るのは1日に片道5本である。
下り列車だと以下のようになる。

 06:39宇部新川-1223M-07:04長門本山
 07:25雀田-1323M-07:30長門本山
 16:28雀田-1325M-16:33長門本山
 17:14雀田-1327M-17:19長門本山
 18:12雀田-1329M-18:17長門本山

上り列車は長門本山に07:04に着いた列車が07:10に折り返し、
07:30が07:38に折り返して宇部新川に行く。
同様に16:33到着の列車が17:03に折り返し、
17:19が17:45、18:17が18:37と支線内を折り返し運転し、最後に宇部新川まで行く。
よくみると夕方の方が折り返しまでに時間がある。
このエリアの通勤事情に考慮していることが伺える。
しかし途中でおなかが痛くなって早退しても、定時まで電車が来ない。
駅でのたうち回るしかないようだ。
自然光で取材するためには夕方4時台、5時台、6時台の列車より、
朝の7時台の列車の方がいいと判断し、1223Mに雀田から乗り込む計画を立てた。
また中国エリアで秘境線に近い存在が木次線である。
全区間で1日12本、しかも出雲横田-備後落合間は下りが3本、上りが4本しかない。
まさしく秘境路線と云える。
そんな中でDL牽引の観光列車「奥出雲おろち号」も走る。
今回はこの列車にも乗りたい。
山口線の「SLやまぐち号」と合わせてこれらの観光列車を満喫する旅にしたいと思った。
しかし1ヶ月前にJR幕張駅のみどりの窓口でマルスを叩いて貰ったが、
両方の列車とも満席になっているとのことだった。
とほほ・・・。
そこで「SLやまぐち号」は新山口駅で車両取材をすることとし、
「奥出雲おろち号」はダイヤの関係で車両取材すらできないので断念した。
そして最後に出雲市から東京への帰還には寝台特急「サンライズ出雲」を使用することにした。
今回の旅ではこれに乗ることも大きな目的の一つである。
寝台特急「サンライズ出雲」はJR化以降に新造された寝台電車285系を使用する列車で、
それまでのブルートレイン使用の「出雲」と併用する形で1998年に登場した。
ブルートレイン「出雲」は京都から山陰本線に入るのに対し、
非電化区間を走れない「サンライズ出雲」は伯備線経由で米子に行く。
暫くは2つの“出雲”が併用されていたが、2005年にブルートレイン「出雲」はとうとう廃止されてしまった。
「富士」「はやぶさ」が廃止された今、
「サンライズエクスプレス」は東京より西を走る唯一の定期夜行列車となってしまった。
285系は7両固定編成で東京-出雲間の「サンライズ出雲」として使用されるほか、
東京-高松間の「サンライズ瀬戸」としても使用され、
瀬戸大橋線を渡ってきた「・・・瀬戸」と伯備線で遙々山越えをしてきた「・・・出雲」は岡山で連結され、
14両編成の大所帯で東京まで夜の東海道本線をひた走る。
ブルートレインの「出雲」にはとうとう乗れなかったが、
「サンライズ出雲」には一度乗ってみたいと思っていたのだ。
今回の計画ではこれに乗ることを計画に組み込んだ。
そして以下のような計画を決定した。

7月24日(金)

06:55羽田空港発のANA671便で広島空港に行き、芸備バスで白市駅へ。
山陽本線の八本松、瀬野で駅取材し、広島で広電取材と昼食。
可部線を終点の可部まで行って駅取材、横川から再び山陽本線で岩国へ。
岩徳線で櫛ヶ浜まで行き、再び山陽本線で厚狭まで行き、
厚狭ステーションホテルで一泊する。

7月25日(土)

06:34厚狭発の山陽本線で小野田、小野田線で雀田まで行き、
06:53着06:59発の小野田線本山支線で終点の長門本山まで行く。
ここで折り返しの6分間に駅取材して雀田まで戻り駅取材。
小野田線を宇部新川、宇部線を宇部岬と駅取材して新山口まで。
無念の快速「SLやまぐち号」取材して、
そのあとの山口線で山口乗り継ぎで益田まで行く。
ここから山陰本線で浜田乗り継ぎで出雲市まで行き、
スーパーホテル出雲駅前に一泊。

7月26日(日)

08:42出雲市始発で松江まで行き駅取材、
戻って宍道から木次線で終点の備後落合まで行き、
折り返して出雲横田へ行って駅取材。
16:03始発で宍道まで戻り、山陰陰本線で出雲市まで戻り、
18:55出雲市始発の寝台特急「サンライズ出雲」で翌朝07:08に東京に到着する。

計画を立てた段階では、幾ら梅雨明けが遅れたとしても、
7月24日には梅雨が明けて改正の中で取材ができるだろうと目論んでいた。
しかし梅雨明けは例年より早かったものの、この目論見は見事に外れて、
悲惨な目に遭うことになってしまったのである。

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。

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2 コメント

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ほぅー (ココ太郎)
2009-07-28 22:16:18
SLってそんなに人気あるんだ!

てっきりれいさんは温泉に入ってると思ったよー。
SLは残念だったね。。。
キャンセル待ちとか出来ないのかな
結構直前になって出たりするから。

ワタシも来月の予定、もし雨だったら何しようか。。。
牛タン食べまくりツアーかな
返信する
responce (れい)
2009-07-28 22:51:32
ココ太郎さん、コメント有り難う御座います。

実は当日、みどりの窓口に行って確認したら、
キャンセルがあったらしく指定席券を購入することが出来ました。
これがまた別の災難の始まりになったのですが・・・。

仙台は仙台駅自体には特別面白いものがありません。
松島とかは雨でも遊べるけれど、
台風だったら観光遊覧船が出ないかもね。
返信する

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