23.万葉線新町口と越ノ潟の電停取材
東新湊からやってきたドラえもんトラムで新町口まで戻る。
1932年11月9日に東新湊から庄川口までの区間が、
新規敷設された時には電停は設置されなかった。
ここに電停が設置されたのは戦後の1955年10月14日で、
相対式2面1線構造のホームが設置されている。
この電停は上下両方のホームに駅舎が設置されている。
新町口からやってきた14:11で終点の越ノ潟に行く。
越ノ潟は越中鉄道が1930年10月12日に、
射水線が堀岡から延伸した時と同時に終着駅として開業した。
同年12月23日に新湊東口(現・東新湊)まで延伸、
この時に中間駅となった。
しかし1966年4月5日に富山新港の開削に伴い、
堀岡から越ノ潟までの区間が廃線となった。
これと同時に越中鉄道を吸収合併した富山地方鉄道は、
現在の万葉線の区間を加越能鉄道に移管した。
※1面2線構造時代の越ノ潟電停
※撮影時刻 2008/07/26 12:45:06
以前は島式ホーム1面2線構造だったが、
2006年9月に北側の線路が撤去され、1面1線構造となった。
しかし踏切に埋め込まれた線路は撤去されず、
そのまま残っている。
富山新港開削のために繋がらなくなった区間は、
富山県営渡船が結ぶようになった。
残った射水線は1980年4月1日に廃止になったが、
富山県営渡船は今も存続している。