林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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愛と青春の旅立ち~九州縦断の旅5.

2015-02-12 | 鉄道・旅行
 5.一日目-あいもこいもな都城と大隅横川の機銃掃射

南宮崎で18分の乗り換え時間に側線に停車中の気動車などを取材する。
09:34南宮崎発西都城行きの普通列車に乗り込み都城を目指す。
817系が充当されていて、途中の清武、青井岳で列車交換待ちに駅取材する。
1時間23分で都城に到着し、駅取材したあとに予定していた店を目指す。
昼食に行こうと事前に調べて地図もプリントアウトして持参したのは、
駅から約400mの距離にあるカレー専門店「トプカ」である。
ここでチキン南蛮カレー980円を喰い、駅に戻る。
この店はカレー専門店でありながら、
「あいもこいもカフェ」というスイーツコーナーを併設しており、
どぶろくジェラートなどというアイスなどの品揃えもある。
駅に戻った時には微かに雨も降り出していた。
1時間15分の乗り換え時間で昼食を喰い、12:06始発の吉都線に乗り込む。
吉都線は肥薩線吉松から日豊本線都城までを結ぶ非電化単線路線で、
肥薩線八代から吉松までの区間と合わせて「えびの高原線」の愛称がつけられている。
乗り込んだ列車は吉都線を走破したあとスイッチバックして肥薩線に入り隼人まで運行される。
しかし吉松での停車時間が25分あり、いったん外を出て駅前で時間を潰す。
吉松駅は以前に訪問した時に取材済みだが、時間があったので再取材する。
駅前にはC55形52号機が静態保存されている。



また近代化産業遺産に指定された燃料この石倉などもある。
鉄道資料などの展示スペースなどもあり、見学して時間を潰した。
再び都城で乗り込んだ気動車に乗り、大隅横川まで行く。
大隅横田は嘉例川と並んで九州で最も古い駅舎として有名で、一度は訪れたかった駅のひとつである。
取材時間はちょうど1時間で、正直時間を持て余してしまった。
散歩に来ていたおじいさんに話しかけられ、暫く立ち話をする。
彼は満州鉄道に就職し、列車に荷物を積み込み発車の支持をする担当をしていたそうだ。
満州で産出される鉄鉱石を八幡製鉄所まで運んでいたが、
太平洋戦争後に近くの港を米軍に爆撃され、朝鮮総統府鉄道経由で日本に送り出したという。
武器弾薬を作る素となる鉄鉱石が中国大陸から入っていることも、
日本が戦争に踏み切ったひとつの要因であるといえる。
その現場にいたリアルな話は非常に興味深く、貴重な話が聞けた。
この大隅横田は太平洋戦争末期には米軍の機銃掃射を受けたこともあり、
その弾丸の跡が今も駅の柱に残っている。



待っている途中に特急「はやとの風」上り列車が5分停車したが、
その時にアテンダントの女性が話しかけてきた。
今回は「青春18きっぷ」で旅をしているので、次は乗らせてもらいますと話をする。
僅かな何気ない会話だが、こうした気遣いの積み重ねが集客に繋がっていく。
JR九州のおもてなし精神が隅々まで行き渡っていると感じた。

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