林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

妙高の風 阿武隈の風6.

2016-01-28 | 鉄道・旅行
 6.くりこま高原の右往左往と阿武隈急行の南下

東北新幹線「やまびこ41号」は2時間22分でくりこま高原に到着した。
くりこま高原は仙台から2つ先の新幹線単独駅である。
08:26にくりこま高原に到着、単独駅のため新幹線で仙台まで戻ることになる。
24分の乗り換え時間で駅舎取材をして「はやて114号」に乗り込む。
雨の中を傘を差しながら何とか駅舎取材を完了したが、
そこで大きな過失に気付いた。
仙台に戻る「はやて114号」は全席指定で自由席はなかったのだ。
それなのに2駅で乗車時間も22分しかないため、自由席を選択してしまったのである。
しかしこのあとの予定を考えるとはやて114号」に乗らないわけにはいかない。
乗り換え時間残り10分を切ったところでそのことに気付き、
あわててくりこま高原駅のみどりの窓口に並んだ。
自由席の切符をキャンセルして、開いている指定席を取るためである。
残り5分で自分の番が来て、窓口の係員に事情を説明した。
しかし窓口の担当からは「仙台までなら空いている指定席に自由席の切符で座れますよ」と云われた。
特例でそういう規定になっているらしい。
指定席の切符を持っている客が来たら席を譲ることを条件に、
全席指定の列車の場合のみ自由席の切符で空いている指定席に座ることが出来るらしい。
知らないで自由席新幹線特急券を購入してしまったが、結果的には正解だったようだ。
3分前にくりこま高原から仙台までの自由席券で入場する。



くりこま高原08:51発の「はやて114号」は結果的にはかなりの空席があり、
案ずるまでもなく、余裕で座れて22分の旅を楽しんだ。
09:13に仙台に到着し、28分の乗り換え時間で09:41始発の白石行きに乗り込んだ。
乗り換え時間を利用して仙台東北ライン充当のHB-E210系気動車の車両取材も出来た。
HB-E210系気動車はシリーズハイブリッドと呼ばれる気動車で、
車両の駆動自体は交流モーターで行い、ディーゼルエンジンは発電専用となる。
ディーゼルエンジンで発電された電気や回生ブレーキで発生した電気はコンバータで直流に変換、
蓄電池に蓄積され、加速時などには蓄電池の電気とディーゼルエンジンで発電した電気を併用する。
美が市日本大震災からの復興でルート変更された仙石線に東北本線からの直通する新線として、
仙台東北ラインが約300mの新線が敷設され、この区間を走行できるハイブリッド気動車として、
HB-E210系気動車が新造された。



何れはこの車両で仙台東北ラインの接続線も乗り潰しに挑戦したい。
09:41仙台始発の東北本線で槻木まで行き、駅取材する。
くりこま高原の時よりも雨は小降りになっていた。
既に折り返しの阿武隈急行線の8100系2両編成が停車していた。



阿武隈急行は国鉄丸森線を転換して槻木から丸森までを開業、
さらに未成線だった丸森から福島までを自力で開業させた地方鉄道である。
全通時に東北本線に合わせて交流電化され、一部の列車は東北本線を仙台まで直通する。
1時間18分をかけて一気に福島まで行く。
コメント
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