14.A列車で行こう-2度目の「北斗星」
寝台特急「北斗星」は上野と札幌を東北本線経由で結ぶ夜行列車であり、
青函トンネル開通とともに本州と北海道を定期で結ぶ最初の列車として誕生した。
運行開始当初は1日3往復されていたが、「カシオペア」誕生により2往復となり、
さらに青函トンネルの北海道新幹線対応工事に伴い現在は1往復となっている。
寝台特急「北斗星」は上野-札幌間の1,214.7kmを結ぶ寝台特急で24系25形客車を用いている。
24系は集中電源方式のため、荷物車を連結してそこから車内利用の電気を供給する。
牽引機は上野から青森駅までが交直流用のE510型500番台電気機関車である。
寝台列車牽引用の流星マークが側面に施された専用機のほか、
運用の都合で「カシオペア」用のE510型500番台が用いられることもある。
青森駅から函館は青函トンネルを潜るために塩害対策が施された専用機ED79型交流電気機関車を使用する。
函館駅から札幌までは非電化区間があるためにDD51型ディーゼル機関車を重連で用いる。
上り列車は17:12札幌を出発し21:41に函館に到着してED79型電気機関車に付け替える。
21:48に函館を出発して翌朝09:38終点上野に到着する。
1人用A寝台個室“ロイヤル”は9号車、10号車にそれぞれ2室、
ひとつの編成でも4室しかないこの列車の最高級グレードであり、
またその分チケットの入手が困難なプラチナチケットとも云える。
今回はキャンセル待ちで何とか9号車1番個室を入手することが出来た。
出発して暫くしてから車掌が来て乗車券と寝台特急券の検札を行う。

それと同時にこの部屋のルームキーとなるカードが手渡される。
ルームキーはカード式で施錠時に自分で設定した4桁の暗証番号を登録して、
解錠時にはテンキーからその暗証番号を入力するというタイプのものである。

寝台特急「北斗星」の利用は4回目、“ロイヤル”は2度目だが、
何回乗っても寝台特急の個室というものはワクワクするものである。
検札の前にウエルカムドリンクが運ばれ、早速ワインのハーフボトルを開けて飲む。

よく冷えた白ワインが列車の揺れとともに全身に廻り、程良い酔いを楽しむ。
ほかにもウイスキーのミニボトル、ミネラルウォーター、氷、お茶などがあり、
ウイスキー派やアルコールが苦手な人への配慮もある。
6:00p.m.から食堂車「GRAND CHARIOT」でディナーを楽しむ。

ドリンクは白ワインのハーフボトルをオーダーする。
ウエルカムドリンクの白ワイン「おたる 2012 Muller-Thurgau」のハーフボトルと、
「グランシャリオ」はハウスボトルの白ワイン「北斗星」のハーフボトルと、
結局フルボトル750ml分のワインを飲んでしまった。
部屋に戻って程良い酔い心地でうとうとしていると、函館に到着する。
函館駅の停車時間は12分で、この間に牽引機をDD51型重連からDE79型に付け替える。
ホームに出てDE79型電気機関車の付け替え作業を見学する。

このあと函館駅を出てからパブタイムの「GRAND CHARIOT」でビールを楽しむ。
さすがに“ロイヤル”でも冷蔵庫は設置されていないが、
食堂車には冷えたビールが用意されているのでパブタイムが待ち遠しかった。
この時間に合わせてシャワーを浴び、風呂上がりのビールを楽しむ。
飲み過ぎたために部屋に帰って10:00p.m.倒れるように寝てしまった。
中華料理店で食事をしていると、「手宮」という名札をした中学生の男の子がやってきて、
おいらに向かって云った。「僕は、あなたを知っています」
そんな変梃な夢から覚めて時計を見たら2:00a.m.だった。
完全な二日酔いでふらふらしていて、列車の揺れもあって再び寝てしまった。
翌朝は6:15a.m.にモーニングコールをセットしておいたが、6:00a.m.には目が覚めてしまった。
シャワーを浴びて寛いでいるとモーニングコーヒーと新聞が届けられる。
これも“ロイヤル”のサービスなのである。
「GRAND CHARIOT」のモーニングタイムを待って洋朝食を喰う。
部屋に戻って支度をしてからまったりする。
この時間が寝台特急の“楽しみ”のひとつでもあるが、
上野に近づき、見慣れた風景になっていくと少しずつもの悲しさも募ってくる。
夢の時間は終わりで、現実の世界に戻る瞬間が刻一刻と近づいてくるからだ。
09:38に寝台特急「北斗星」は上野駅13番ホームに入線する。
寝台特急「北斗星」は上野と札幌を東北本線経由で結ぶ夜行列車であり、
青函トンネル開通とともに本州と北海道を定期で結ぶ最初の列車として誕生した。
運行開始当初は1日3往復されていたが、「カシオペア」誕生により2往復となり、
さらに青函トンネルの北海道新幹線対応工事に伴い現在は1往復となっている。
寝台特急「北斗星」は上野-札幌間の1,214.7kmを結ぶ寝台特急で24系25形客車を用いている。
24系は集中電源方式のため、荷物車を連結してそこから車内利用の電気を供給する。
牽引機は上野から青森駅までが交直流用のE510型500番台電気機関車である。
寝台列車牽引用の流星マークが側面に施された専用機のほか、
運用の都合で「カシオペア」用のE510型500番台が用いられることもある。
青森駅から函館は青函トンネルを潜るために塩害対策が施された専用機ED79型交流電気機関車を使用する。
函館駅から札幌までは非電化区間があるためにDD51型ディーゼル機関車を重連で用いる。
上り列車は17:12札幌を出発し21:41に函館に到着してED79型電気機関車に付け替える。
21:48に函館を出発して翌朝09:38終点上野に到着する。
1人用A寝台個室“ロイヤル”は9号車、10号車にそれぞれ2室、
ひとつの編成でも4室しかないこの列車の最高級グレードであり、
またその分チケットの入手が困難なプラチナチケットとも云える。
今回はキャンセル待ちで何とか9号車1番個室を入手することが出来た。
出発して暫くしてから車掌が来て乗車券と寝台特急券の検札を行う。

それと同時にこの部屋のルームキーとなるカードが手渡される。
ルームキーはカード式で施錠時に自分で設定した4桁の暗証番号を登録して、
解錠時にはテンキーからその暗証番号を入力するというタイプのものである。

寝台特急「北斗星」の利用は4回目、“ロイヤル”は2度目だが、
何回乗っても寝台特急の個室というものはワクワクするものである。
検札の前にウエルカムドリンクが運ばれ、早速ワインのハーフボトルを開けて飲む。

よく冷えた白ワインが列車の揺れとともに全身に廻り、程良い酔いを楽しむ。
ほかにもウイスキーのミニボトル、ミネラルウォーター、氷、お茶などがあり、
ウイスキー派やアルコールが苦手な人への配慮もある。
6:00p.m.から食堂車「GRAND CHARIOT」でディナーを楽しむ。

ドリンクは白ワインのハーフボトルをオーダーする。
ウエルカムドリンクの白ワイン「おたる 2012 Muller-Thurgau」のハーフボトルと、
「グランシャリオ」はハウスボトルの白ワイン「北斗星」のハーフボトルと、
結局フルボトル750ml分のワインを飲んでしまった。
部屋に戻って程良い酔い心地でうとうとしていると、函館に到着する。
函館駅の停車時間は12分で、この間に牽引機をDD51型重連からDE79型に付け替える。
ホームに出てDE79型電気機関車の付け替え作業を見学する。

このあと函館駅を出てからパブタイムの「GRAND CHARIOT」でビールを楽しむ。
さすがに“ロイヤル”でも冷蔵庫は設置されていないが、
食堂車には冷えたビールが用意されているのでパブタイムが待ち遠しかった。
この時間に合わせてシャワーを浴び、風呂上がりのビールを楽しむ。
飲み過ぎたために部屋に帰って10:00p.m.倒れるように寝てしまった。
中華料理店で食事をしていると、「手宮」という名札をした中学生の男の子がやってきて、
おいらに向かって云った。「僕は、あなたを知っています」
そんな変梃な夢から覚めて時計を見たら2:00a.m.だった。
完全な二日酔いでふらふらしていて、列車の揺れもあって再び寝てしまった。
翌朝は6:15a.m.にモーニングコールをセットしておいたが、6:00a.m.には目が覚めてしまった。
シャワーを浴びて寛いでいるとモーニングコーヒーと新聞が届けられる。
これも“ロイヤル”のサービスなのである。
「GRAND CHARIOT」のモーニングタイムを待って洋朝食を喰う。
部屋に戻って支度をしてからまったりする。
この時間が寝台特急の“楽しみ”のひとつでもあるが、
上野に近づき、見慣れた風景になっていくと少しずつもの悲しさも募ってくる。
夢の時間は終わりで、現実の世界に戻る瞬間が刻一刻と近づいてくるからだ。
09:38に寝台特急「北斗星」は上野駅13番ホームに入線する。