村上春樹『風の歌を聴け』(講談社文庫)
★★★★☆
知らずに借りたのだけど、デビュー作なのですね。
無駄のない、洗練された文章に、ユーモアのあふれた会話。
舞台は日本なのだけど、外国の物語のような雰囲気。
あとがきの日付を見たら、なんと書かれたのは
わたしが生まれた年の、わたしが生まれた月。
なので、わたしにとっては経験したことのない時代、
おそらくは永遠に接することのない風潮を描いた物語なのだけど、
なぜだかなつかしい。
たぶん、「夏」を描いた物語は、誰に対しても
ノスタルジーを喚起するのだと思う。
★★★★☆
知らずに借りたのだけど、デビュー作なのですね。
無駄のない、洗練された文章に、ユーモアのあふれた会話。
舞台は日本なのだけど、外国の物語のような雰囲気。
あとがきの日付を見たら、なんと書かれたのは
わたしが生まれた年の、わたしが生まれた月。
なので、わたしにとっては経験したことのない時代、
おそらくは永遠に接することのない風潮を描いた物語なのだけど、
なぜだかなつかしい。
たぶん、「夏」を描いた物語は、誰に対しても
ノスタルジーを喚起するのだと思う。