金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
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大河ドラマ『青天を衝け』#24

2021-08-15 21:03:56 | 大河ドラマ「青天を衝け」
放送休止に慣れきって、あやうく見逃すとこだった!
鳥羽伏見の戦いから東北戦争までが
伝聞で済まされてしまったにもかかわらず、
留学組の不安をしっかり描いていたので、
ちゃんと面白かった。
栄一の本領発揮はこれからなのだから、
戊辰戦争をはっしょったのはいい構成だったと思う。

民部公子、このときまだ10代なんだね。
遠く離れた日本で、自らの土台が揺らぐようなことが
起こっているにもかかわらず、
知らせを待つしかないんだから、そりゃ不安よね。
帰国したらまた状況が変わってるかも
しれないんだし。

【その他いろいろ】
・「シワシワした葡萄の酒」、わかる~。
 ワイン、口の中シワシワする。

・千代ちゃんから手紙来たの、初めてじゃない?
 いつも既読スルーだったから、ひょっとして彼女、
 字が書けないのでは……って思ってたよ。
 しかし、その待望の返事は強烈なダメ出し。

・お母さんも千代ちゃんも筆跡がめちゃきれい。
 もともとインテリ豪農層の一族だが、
 女性陣もしっかり教育受けてる。

・初めて買った国債と鉄道債でしっかり利益出してる栄一。
 やっぱセンスあるのね。


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大河ドラマ『青天を衝け』#23

2021-07-18 20:54:15 | 大河ドラマ「青天を衝け」
家康、まるでメインキャラクターのように
大政奉還のシーンに乱入。
物言わぬ演技は良かったけど、
解説役の職分を超えてるよ!

歴史上のトピックとしては、

・大政奉還
・岩倉具視の復帰
・薩摩によるクーデター

の三つ。

原田市之進も急襲されて命を落とし、
平岡もすでに亡く、栄一も外国。
「こういうことを一人で考えねばならぬとは……」
という慶喜の孤独が印象的。

小御所会議で山内容堂や春嶽が
慶喜外しに抗議してくれてよかった。
(「人望ないって聞いてたのに……」
 という岩倉のびっくり顔😲
薩摩の攻撃を罠だと見破り、
挑発に乗らないようにしたいのに、
幕臣たちを抑えきれず戦へ。
負けるとわかっているからこそ
憐れを誘う……。

一方、ヨーロッパ組は、民部公子の教師からの指示で
断髪することに。
髷を落とすことを切腹のように扱う水戸藩士に対し、
栄一のわくわく感、そして順応の早さよ。
水戸藩士たち、新しい髪型に耐えられず
日本に帰っちゃった。
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大河ドラマ『青天を衝け』#22

2021-07-11 21:03:02 | 大河ドラマ「青天を衝け」
栄一のわくわく異文化体験記、の巻。

お付きの武士が、
昭武にコーヒー持ってきた給仕を「無礼者!」って
怒鳴りつけてコーヒーをスプーンですくって毒見したり、
ダンスパーティで昭武を誘いにきた女の子たちを
「下賤の女め!」って追い払ったりしてるの、
なんか笑っちゃった。
昭武くん、ほんとはダンスしたかったんじゃない?

やはりここでも問題は金……ということで、
費用節約のためにホテルからアパートへ
居を移すことに。
昭武の住まいを契約するにあたり、
「値切ってよ!! なんで値切らないの!」
と憤る栄一、やっぱり商売人なのね。
薩摩の計略にまんまとはまり、
対外的な将軍の権威を貶められたことで
フランスからの借款も得られなくなり、
どうするのこれ……。
国内にいるときよりも海外にいるときのほうが
経済的な不安は打撃だよ。

【その他いろいろ】

・外国語もしゃべれるよう勉強した慶喜、
 すごいね。

・慶喜から実権を奪おうとしたのに失敗し、
 ふてくされた久光。
 写真撮影のシーンがギャグになっていた。
 残っている実在の写真の表情にからめての演出、
 おもしろかった。
 久光以外の3人がうきうきしてるのも可愛い。

・予告の内容が盛りだくさんすぎる!

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大河ドラマ『青天を衝け』#21

2021-07-04 21:07:38 | 大河ドラマ「青天を衝け」
慶喜の弟・昭武について、フランスへ
行くことになった栄一。
先の見えない幕府の中で最善を尽くそうとする
慶喜や小栗たちにしんみり……。
福沢諭吉も登場し、栄一の周辺の登場人物配置が
次回からがらりと変わりそう。

喜作と気まずいまま別れることにならなくてよかった。
長七郎のところで、以前と同じように仲良くしてるところに
なんだかジーンときた。
長七郎にも会えたし。
お千代から返事のないことを気にしている栄一、
一応自分が勝手してる自覚あるのね……。

悲しい予感もかすかに漂わせつつ、明るく前向きな
美しい「第二部・完」だったな。
めちゃくちゃのめり込むということもないのだけど、
各話のクオリティが安定していて、
脚本を信頼して見ていられる。
個人的には「いだてん」に似たタイプの
高値安定の大河ドラマ。
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大河ドラマ『青天を衝け』#20

2021-06-27 20:30:42 | 大河ドラマ「青天を衝け」
なんなのこのドラマの
土方推しっぷりは……??

最後10分くらい、実質、土方のPVじゃん。
栄一と土方の交流エピ、必要か??
でもファンにしたら嬉しいだろうね!

今回のメイントピックは
「慶喜、将軍に」&「栄一、幕臣に」
なんだけど、紀行も新撰組だったし、
実質土方with新撰組回だったな……

渋沢栄一のことほとんど知らないから、
今度の展開は楽しみ。
パリに行くのか~!

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大河ドラマ『青天を衝け』#19

2021-06-20 21:01:51 | 大河ドラマ「青天を衝け」
頭は切れるし、有能ではあるのだけども
毎度毎度、確実に敵をつくる慶喜の言い方。
「私が将軍になったところで、誰もついては来ぬ」
って言うの、
「ほんとに実際そうなるやろな……」
って思えるだけに、今からすでにつらい!!

商売の経験と、それによって磨かれた商才で
一橋家の財政を救うべく大活躍する栄一。
第1話から丹念に村での生活を描いてきたことが
ちゃんとストーリーに活きている。
成功体験を積んでいくのにわくわく。

それを「せっかく武士になったのに」と
喜作が蔑むのが、腹立たしいけれど、
「わかる~! ありそう~!」
という説得力もあり。
事務職って地味で見下されがちなんだよね……。
失礼なこと言う喜作に
「道は違えるが、ともに一橋を支えよう」
なんて思える栄一。君は聖人か??

岩倉具視は養子だけど、岩倉家自体は、
村上源氏の源通親の子孫なんだなあ。
断絶することはあっても新規参入することはないから
当然と言えば当然かもしれないけど、
平安末期~鎌倉初期に成立した公家の「家」が、
本家・分家にかかわらず
明治まで残ってるってすごいね。
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大河ドラマ『青天を衝け』#18

2021-06-13 20:51:37 | 大河ドラマ「青天を衝け」
天狗党のもとへ喜作が持って行った
「退かないと討伐に行かなきゃいけない」
という慶喜の書状を読んで、藤田小四郎は激昂。
「烈公のご意志を踏みにじって
 我らを討とうとするとはなんという小物!」
やっぱり~!!😭 
武田耕雲斎が、ちゃんと慶喜の気持ち、
慮って退いてくれてよかった……

と思ったのに。
慶喜が公正な措置をするという田沼を信じて任せたら、
天狗党の面々は斬首されてしまう。
愚かでも信念のために散っていく図、というのに
弱いわたし……。
「あれが俺たちの信じた攘夷の成れの果てだ」
という喜作の言葉が切ない。

後半は、栄一のスカウト大作戦。
一橋の領地で百姓たちを取り立てようとするも、
反応悪し。
百姓たちの懐へ入り込んで、
代官に妨害されていることを突き止め、
ミッションクリア。
百姓の出で商いの経験をあることを活かし、
金策を担うことに。
ここまで丹念に、無名時代の土台になるものを
描いてきたので、説得力が出そう。

【そのほかいろいろ】

・家茂「みやげは何がよろしいか」
 の段階で半泣きだよ~!!
 家茂も和宮も天璋院も、みんなしてフラグ立てすぎ。

・栄一「わが父にも負けぬとんでもない石頭」
 おい、お前の父ちゃんのどこが石頭や!
 むちゃ理解あるがや!! 甘々やろ!!😟 
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大河ドラマ『青天を衝け』#17

2021-06-06 20:57:44 | 大河ドラマ「青天を衝け」
草なぎくんの慶喜、めちゃいいな!? 
と改めて思いつつ、
ラストの天狗党討伐に、すでに胸が痛い。
父の思想に影響を受けまくり、
そして自分を信じているであろう藩士たちを
自ら討伐しなければならない苦悩よ……。

平岡の追悼回になるのを覚悟してたが、
あまり引っ張らなくてホッとした。
誰かが死ぬと悲しいが、その追悼に尺を取りすぎるのは
興ざめだから。
個人的には、慶喜の「私の身代わりになったのだ」の
場面だけで十分だと思ったけど。

【その他いろいろ】

・お休みした翌週は、それにちゃんと言及する家康。

・一橋家、ホワイト企業すぎないか!?
 百姓出身の栄一たちを差別せずに守ってくれるし、
 栄一たちを引き込んだ平岡が死んでも
 「一緒に頑張ろうな!」って言ってくれるの。
 福利厚生しっかりしてる上、先輩はおごってくれたし、
 マイナス面ほぼなし。理想の職場じゃん!

・家茂と和宮、どの作品でもキュンだな……。
 
・天璋院の初期からの変化をそれとなく描いていて
 年月を表しているのもよい。

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大河ドラマ『青天を衝け』#16

2021-05-30 20:38:39 | 大河ドラマ「青天を衝け」
なんやこの、ときどき差しはさまれる
「土方歳三with新撰組」のPVは……

人材集めのために出立する栄一&喜作を見送りにきたり、
慶喜とのキャッキャウフフのいちゃいちゃタイムがあったり、
着々と死亡フラグを立てながら、タイトル通りに平四郎退場。
身もふたもなく言うと「史実だから」なんだけど、
まさに「どうして……どうして……」だよ……😭 

水戸藩士の一部が尊王攘夷のために蜂起した余波で
千代ちゃんの実家では兄ちゃんが連行されて
牢に入れられ、平九郎もひどい目に。
「尊王攘夷思想の教祖みたいだった斉昭の息子である
慶喜の変心→平岡のせい!!」
となって平四郎は殺されちゃうし。
「尊王攘夷」は、多くの者が熱狂して
人々の運命を狂わせる呪いのようなものだった、
というのをこれでもか! というくらい描いている回だった。

【その他いろいろ】

・また家康が出てこなかった!
 平四郎と慶喜が家康の話してたから、
 そこで出てくると期待してしまったじゃないか。

・「賊扱いしやがって! 許せねえ!」
 そう言いながら金はしっかりもらっていく水戸藩士。

・徳川慶篤、お兄ちゃんと比べられて
 めちゃストレスためてそう……

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大河ドラマ『青天を衝け』#15

2021-05-23 21:03:49 | 大河ドラマ「青天を衝け」
平四郎からの命を受け、薩摩サイドに潜り込んだ栄一
(平四郎に篤太夫と名前を変えられる)。
一橋の者って隠してないし、本名だし、
これ、全然隠密ではないのでは……??

主人公補正というか、お約束みたいなもので、
西郷に「おもしれー奴」認定されるんだけど、
この展開にあまり腹が立たないのは、
これまでしっかり栄一のキャラクターを
描いてきたからなのかな。
「おもしれー」とは思わないが、
自分の頭でしっかり考えることができ、
過ちも反省して次に活かせるものね。
(ちゃんとお金の使い方を学んでいた)
それにしても、前回から描かれてきた一橋家、
めちゃホワイト企業だな!?

西郷からの忠告は、
「うわー露骨に円四郎志望のフラグ立ててきた!」
って感じだったんだけど、次回予告であっさりネタバレ。
平岡夫妻だけ「お江戸のコメディ」だったから、
なんかショック~!!

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