ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

危なかった。

2004年12月29日 19時21分56秒 | 古い日記
円広志と言う人をご存知だろうか?
「飛んで飛んで飛んで...」の唄を歌っていた人、
あるいは「越冬ツバメ」等の作曲者として知られる人だ。

まあ、あまりテレビに出る人ではないけれど、
(関西方面では出ているのかな?)
今日、偶然見かけた。

何でも、「パニック障害」という病気だったそうな。
(昔の言い方だと不安神経症と言う事らしい)

その中で、気になる話が出てきた。

自動車に乗っている時に、
「停車している筈なのに、周囲の景色が流れ出す。
 必死でブレーキを踏むが、止まらない。」
と言う。

これは俺にも最近、あった。(2004-11-25のプログを参照)
「動いている筈の物が止まり、止まっている物が動いて」
いるように見えるのである。

あの時は、
「戦場にいる兵士の3.34倍のストレスがかかる」
(あー、本気にして根拠とか追求しないで。適当な話だから)
と言われている俺の職場で、ついに俺もおかしくなったか?
と思ったよ。

いや、本当に危なかったのかも知れない。
11月中に何とか「ケリがついた」から良かったようなものの、
もう少しで「飛んで逝ってしまう」所だった、のかも知れない。

円広志氏が言う、
「現実離れした、身体の浮遊感」とか、
「言いようの無い不安と恐怖」とか、
良くわかるような気がした。

ついでに書いておくか。

「幻覚」を見るのはそう難しい事では無い、と思う。
一番簡単な「幻覚」は「夢」だ。
また、長時間睡眠をとらないでいれば、
覚醒時でも「幻覚」を見られるようになる。
(見たくもないだろうけど)

また、柔道部の奴が言っていたが、「締め落とされる時」
恍惚となって、幻覚を見る事がしばしばあるそうだ。
(馬鹿になるぞ。しまいにゃ)

上記の事を考え合わせてみると、
「脳の一部が覚醒していて、別の一部が機能停止」
している時なら「幻覚」を見やすいのだろう。

まあ、そういう話は専門家に任せるとして。

「パニック障害」と言う言葉、病名は憶えておいて損はなさそうだ。
現在の医学では、鬱病などと同じく、薬物で抑える方法も
生み出されているらしい。

「心の病気」と言われているものは、
「脳の機能障害」なのだろうから、医者に頼るしかない。

↓ここの説明がわかりやすくて良いと思う。
http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/panic.html

でも、「脳科」というのは無いから「精神科」だろうな。

グローバル化について。

2004年12月29日 00時58分42秒 | 古い日記
それが、かつてアメリカが発展途上国だった時代の名残なのか?
どうかは知らないが、彼等はインチとかヤードとか、
ポンドとか、ガロンとか滅茶苦茶な単位を使う。

何故、滅茶苦茶かと言えば、12進法だったり10進法だったりと
ややこしい事この上も無い。
1cmがわかれば、1ccも判るし、1gも判る。が、
1インチがわかった所で、1ポンドや1ガロンはわからない。

解像度を表すdpiはドットパーインチなので、
デジタル機器の時代になってもこの悪癖は続いている。

まあ、前振りはこのくらいにして、本題に移ろう。
前の会社(電子、機械、ソフトの会社)
にいた時の話だ。

朝、俺がいつものように会社に行くと、入り口の所で、
先輩社員達が、騒いでいる。

「困ったな」
「困りましたね」
「ケトーだな」

何かと思えば、ドアのネジが一本抜けて、施錠部分が壊れていた。
機械の専門家もいるし、
いつもなら、簡単に直してしまう人達が往生していたのが不思議だった。
理由を聞くと、
「ケトーだからだめだ」(普通のネジじゃないから)
だと言う。

「あ!もしかしてこれですか?来る途中で拾ったんですけど」
俺は階段の下の方に落ちていたネジを差し出した。
一見、何の変哲もないネジだが、差し込むとスルスルと入った。

「でかした!これだ!これ毛唐ネジだよ。やっぱり」

毛唐ネジ?って何だそりゃ?

「インチネジの事だよ。日本の規格には無いネジだ」

ネジ山のピッチが、mmじゃなくてインチだそうだ。
そこに無理押ししてミリネジを入れたりすると、
ネジ山が壊れて永久に使えなくなるらしい。

しかし、まあ、言うに事欠いて「毛唐ネジ」は無いだろう。
何故、ネジの世界にだけ「毛唐」などという好ましくない表現が
残っているのか?

察するに、「国際単位」に準じないアメリカの横暴に散々悩まされた
技術者の「怨念や憎しみ」に違いない、と思っている。

ちなみに、今日再びおきてるくがやって来た。
ポーリーさん達は今度は「タイ」に赴任するそうだ。

残念なのは、写真の「置手紙」の現物が残っていない事。
二回目に遭った時、没収されてしまった。

まあ、持っていたからと言っても何の得も無いけどね。
だからこそ価値があるんだけど。