当社の絵タイルは主に「野外床」で使用する。
だから、表面をピカピカの釉薬で仕上げるわけにはいかない。
そんな事をすれば雨の日には思いっきり滑って危険だ。
かといって、表面に凹凸を付けると、汚れて絵が見えなくなる。
この矛盾には今でも悩まされている。
大手メーカーからは「汚れない、滑らない」を謳ったタイルもあるが、
「既存のものに比べて」という程度で「決定版」はない。
ところで、写真のような「反射板」(リフレクターって言うのかな?)
を見て思った事はないか?(車道の脇で並んでいるヤツだ)
「この風車は何なんだ?」という素朴な疑問。
ご存知の方も多いだろうが、知らない人の為に説明しよう。
この「風車」には歯ブラシのようなブラシがついており、
車が通り過ぎる「風」の力で回転する。
その結果、リフレクターの表面が掃除され、排気ガス等で汚れて
見えなくなる事はない...とこういう具合だ。
日本中にこのリフレクターが何個あるか?知らないが、
これで定期的な清掃が不要になるなら、年間何億もの税金が浮くだろう。
実際問題として、
「どこに設置したやつがどの位汚れて、どれ位危険なのか?」
調査するだけだって、莫大な手間がかかる。
(そういう調査書もないと、御役所は動けない)
この製品の天才的なアイディアがどうやって生まれたのか?
俺は、偶然テレビで見て知った。
まず、やっぱり「調査」からだ。
何千個もの設置されたリフレクターを調べ、
「どのような場所に設置したものが、どれくらい汚れているのか?」
データ採取をしたそうだ。
結果、道路状況、交通量によって汚れ方に非常にバラツキがあり、
「交通量が多い所は汚れる。」
という、極めて当たり前のデータになった。
が、何事にも「例外」はある。
ある場所にあるリフレクターは、交通量が多いにも関わらず、
汚れていなかった。
「張り込み」をしてみると、次のような事が判明した。
1:そのリフレクターの前には、ススキが生い茂っていた。
2:自動車が通るたびに、ススキの穂が揺れていた。
3:(ススキの穂は)そのたびにリフレクターの面をこすって
掃除していた。
この発見から、試行錯誤を重ねて?年、この風車形になったそうだ。
技術者として、とても興味深い話だったが、
床用タイルには全く応用が効かないのが残念だった。
また、さらに廉価でさらに効果的な方法が開発されれば、
この風車式もすたれてしまうだろう。
技術とはそういうものだ。
だから、表面をピカピカの釉薬で仕上げるわけにはいかない。
そんな事をすれば雨の日には思いっきり滑って危険だ。
かといって、表面に凹凸を付けると、汚れて絵が見えなくなる。
この矛盾には今でも悩まされている。
大手メーカーからは「汚れない、滑らない」を謳ったタイルもあるが、
「既存のものに比べて」という程度で「決定版」はない。
ところで、写真のような「反射板」(リフレクターって言うのかな?)
を見て思った事はないか?(車道の脇で並んでいるヤツだ)
「この風車は何なんだ?」という素朴な疑問。
ご存知の方も多いだろうが、知らない人の為に説明しよう。
この「風車」には歯ブラシのようなブラシがついており、
車が通り過ぎる「風」の力で回転する。
その結果、リフレクターの表面が掃除され、排気ガス等で汚れて
見えなくなる事はない...とこういう具合だ。
日本中にこのリフレクターが何個あるか?知らないが、
これで定期的な清掃が不要になるなら、年間何億もの税金が浮くだろう。
実際問題として、
「どこに設置したやつがどの位汚れて、どれ位危険なのか?」
調査するだけだって、莫大な手間がかかる。
(そういう調査書もないと、御役所は動けない)
この製品の天才的なアイディアがどうやって生まれたのか?
俺は、偶然テレビで見て知った。
まず、やっぱり「調査」からだ。
何千個もの設置されたリフレクターを調べ、
「どのような場所に設置したものが、どれくらい汚れているのか?」
データ採取をしたそうだ。
結果、道路状況、交通量によって汚れ方に非常にバラツキがあり、
「交通量が多い所は汚れる。」
という、極めて当たり前のデータになった。
が、何事にも「例外」はある。
ある場所にあるリフレクターは、交通量が多いにも関わらず、
汚れていなかった。
「張り込み」をしてみると、次のような事が判明した。
1:そのリフレクターの前には、ススキが生い茂っていた。
2:自動車が通るたびに、ススキの穂が揺れていた。
3:(ススキの穂は)そのたびにリフレクターの面をこすって
掃除していた。
この発見から、試行錯誤を重ねて?年、この風車形になったそうだ。
技術者として、とても興味深い話だったが、
床用タイルには全く応用が効かないのが残念だった。
また、さらに廉価でさらに効果的な方法が開発されれば、
この風車式もすたれてしまうだろう。
技術とはそういうものだ。