ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

禁煙補助薬

2008年01月29日 23時20分36秒 | 時事メモ
経口禁煙補助薬、国内で初めて販売へ
1月29日19時9分配信 読売新聞

ファイザー(東京都渋谷区)は29日、禁煙治療を目的に開発された、
国内初めての経口禁煙補助薬「チャンピックス」
(一般名・バレニクリン酒石酸塩)
の製造販売承認を取得したと発表した。

これまでの禁煙補助薬は、
口内粘膜、皮膚から吸収するガムタイプやパッチタイプで、
たばこ代わりにニコチンを補充して
禁煙に伴うイライラ感を抑える仕組みだった。

これに対し、チャンピックスは、
ニコチン依存に関係する脳内の受容体に働きかけ、
禁煙によるイライラ感、喫煙に伴う満足感も抑制することで
禁煙効果を発揮するという。

チャンピックスは0・5ミリ・グラム錠と1ミリ・グラム錠の2種類。
投与期間は12週間で、医師の処方が必要になる。
2006年8月に米国で販売が開始され、
世界60か国以上で承認されている。

……これを機にファイザーは全社禁煙になる、という噂は本当なんだろか?

一等書記官?

2008年01月29日 01時03分17秒 | 時事メモ
優勝したマーラ・ヤマウチ、英国の元外交官 夫は日本人
2008年01月27日23時21分

 34歳でのマラソン初優勝。ヤマウチは、両手を高々と挙げて小雪舞うゴールに飛び込んだ。
「もう少し速く走りたかったけれど、優勝は優勝。うれしいです」



 英オックスフォード生まれだが、日本語での受け答えはよどみない。在日英国大使館で外交官として3年間働いた経験があり、夫の山内成俊さん(36)とも日本で出会って02年に結婚した。昨年1月から、日本を拠点に練習を積む。

 成俊さんは外資系証券会社を辞め、海外レースなどで賞金を稼ぐヤマウチの競技生活を支える。「主人は21分台で走りなさいっていうんですが、私は23、24分台で余裕を持って走りたい。いつも夫婦げんかしています」と笑わせた。

 正式決定は4月のロンドン・マラソン後だが、既に北京五輪のマラソン代表の座は確実にしている。「だからプレッシャーもなく楽しく走れた」。第2の故郷での初優勝。メダルを狙う五輪に向け、弾みがついた。

下世話クラブ(3)

2008年01月27日 18時34分17秒 | 古い日記
1月25日20時15分配信 J-CASTニュース

フジテレビを批判した江原啓之さんの公式サイト

スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん(43)が、
カウンセリングを望んでいない人を紹介された、
と公式サイトでフジテレビを批判していることが明らかになった。
しかし、江原さんに対しても、カウンセリングのあり方などを巡って、
いくつかの疑念が出ている。

■「望まれていないカウンセリングとは知らされなかった」

江原啓之さんが批判したフジテレビの番組は、
2007年7月28、29日に放送された「FNS27時間テレビ」。

この番組では、江原さんが、秋田県の美容院経営の女性(50)に対し、
亡き父親からのメッセージを伝えてアドバイスするという場面が放送された。
ところが、
「震災被害者らにリンゴを贈るボランティアにかまけて美容院の経営を悪化させた」
という内容に不満を持った女性が抗議して、
放送界の自主的機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」が審議を開始。
BPOは08年1月21日
「人間の尊厳を傷つけかねない」とする意見書をまとめる事態になっていた。

 しばらく江原さんは沈黙を守っていたが、「江原啓之公式サイト」で1月22日、初めて口を開いた。江原さんは、意見書を重く受け止め、慎重に行動するとしながらも、「フジテレビの番組制作のありかたを遺憾に思います」などと痛烈に批判した。江原さんの番組の大ファンだとフジから聞かされたため出演を決めたものであって、「望まれていないカウンセリング」とは知らされていなかったと江原さんは主張。さらに、

「テレビ局から虚偽の提案を受けた」
「私自身が不覚また迂闊に騙された」

 などと、あたかも被害者であるかのように訴えた。そして、

「問題となっているテロップの『経営難』などの発言は私からありませんでした」
「ボランティアに関する経済的な苦労に対しての、バランスを指摘したにすぎません」
と弁解した。

そこで、フジ側に聞いてみたが、静観を決め込んでいる様子だった。
広報部は、J-CASTニュースの取材に対して、
「江原氏個人のHP上の発言について、私どもとしてコメントする立場にありません」
と答えるのみだった。

■江原さんテレビ番組から引退?

 ところで、本当に非はフジ側だけにあるのか。


 フジテレビは、痛烈な批判にも関わらず、江原さんの責任は問わない姿勢を崩していない。J-CASTの取材に対し、広報部は「江原氏をはじめ出演者の方のまったく関知するところでない問題であると考えており、ご迷惑をおかけし大変申し訳なく思います」と逃げ腰なのだ。

 しかし、江原さんに対しても、いくつか疑念の声が聞こえてくる。テレビ批評で知られる作家の麻生千晶さんは、

「江原さんはご立派な方なのかもしれませんが、超能力があるというのなら、『望まれていない』『経営が悪化していない』ということがなぜ分からなかったのですかね。以前に、自分が殺されることが分かっていなかった占い師がいたことを思い出します。そもそも、私は、スピリチュアルなんてみな、いかがわしいと思っています。占いなどは隠花植物のようにひっそりとやるものです。信用していないのに視聴率稼ぎに利用するテレビ局と、どっちもどっちですよ」

と手厳しい。

さらに、カウンセリングをしたのに、その結果、美容院経営の女性の人生を狂わせたようなのだ。美容院の従業員男性は、J-CASTニュースに次のように打ち明けた。

「あの問題があってから、精神的に不安定な状態が続いているのですよ。店には、時々出てくるだけになっています。だから、本人に直接取材することは控えさせて下さい。江原さんには力があると言いますが、私どもとしてはクエスチョンが付いていますね」

 ただ、BPOの審議結果が出て、
「『(ボランティアで贈った)リンゴの気持ちが報われた』と、本人はホッとした様子だった」という。むしろボランティアの大切さが改めて分かったということなのだ。

 もっとも、江原さんも、部分的に非は認めている。公式サイトで、
「『カウンセリングを望まれている』と鵜呑みにする私自身の傲慢さがあったのだと、深く反省」「相手の心情に対する考慮に欠けた私の行動にも問題があり、深く反省するとともに、謝罪の意を述べたい」と漏らしている。

 そして、次のような意味ありげなコメントで締めくくった。

「私自身はテレビにもしがみついているわけでもありません。私はこれからも私の道を歩んでいく所存です」

 もしや…テレビからの引退宣言なのか。J-CASTニュースでは、具体的な非についても含めて、江原さんに聞こうとしたが、

「現状をふまえまして、今の段階では個人的に取材を受けることは差し控えたく存じます」

 との答えが返ってきた。

石のある家(2)

2008年01月26日 17時44分47秒 | 古い日記
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すぐに翌日、返事が着た。
「代りに消しゴム入れたら、すぐに見破られました」
何? すると「パワー」は紙を通過できるのか?
「じゃあ、石と石じゃないものを半数くらいに混ぜてやって下さい」
もちろん、中身を当てさせる為である。さらにその翌日。
「石が入っているのを全部、言い当てました」
「何度やっても?」
「ええ」
「じゃあ、次。アルミホイルで包んで(以下、略)」
「あのう」
ここで、クレームが入った。
「石を何かで包むとテンションが下がるらしく、あまりやりたがらないです」
(そろそろ限界か)
息子も「母親が誰かにそそのかされている」事に気付いたらしい。
「わかりました。この実験は止めましょう」

その後も形を変えて「奇妙な調査」は続いた。
結論から言うと、この子の能力は極めて主観的である。
何かを感じる事はできるが、本人にもその正体はわからない。
客観的に「パワー」が存在する事を証明する事はできなかった。

誰にでも以下のような「思い」はあるだろう。
「動物には人の心を癒す力がある」
「この音楽を聞くと、元気が出る」
しかし、この「力」とか「元気」は「物理学で言うエネルギー」ではない。
強いて言うなら、彼が感じるのはそういう種類の「パワー」である。

それ以外に納得できる答えはみつからない。

(しかし、この子は将来、どんな人間になるのだろう?) 
その辺を尋ねてみると意外な返事が返ってきた。
「いや、特にやりたい事はないみたいです」
「何か世の中に役に立ちそうな『芸』はないんですか?」
「いいえ。世の中どころか親を喜ばせるような才能は何一ありません。(笑)」
「何か自分の使命みたいな物は持っていないんですか?」
「……特にないみたいです」
どこか家族旅行に行っても「ここには霊がいる!」
と騒ぎ出し、夜中に苦しみ出したりするので、かなり迷惑らしい。
しかも「この裏に墓地がある」と言えば百発百中正解なので
「気のせい」と叱る訳にもいかず、親として対応に苦慮していると言う。
「無芸大食を絵に描いたような子です」
(……これは『ホンモノ』かもしれない)
結局、彼に何が見えているのか? 俺にはサッパリわからなかったが、
この一家がどこかで平凡な暮らしをしている事を祈らずにはいられない。

<終わり>

石のある家(1)

2008年01月25日 23時53分00秒 | 古い日記
思い出したので書いておく。(題が投げやりだな)
これは俺が実際、某掲示板(まあ、2ちゃんねるみたいな所)
で経験した実話である。
逆に言えば「その程度の話」だと思えばいい。

背景を説明すると……
偶々、俺を含め「インチキ霊能者」を糾弾するのが好きな連中が集まっていた。
と言うか「超能力のトリック」のネタバラシがメインだったけど。

と、ある日。
主婦らしき人物からカキコ(書き込み)がある。
「こんにちは。私の息子は霊が見えるらしいのですが、そういう物は存在するのでしょうか?」
質問の内容が場違い過ぎる。全員、無視。
かわいそうなので俺が相手をして上げた。
「もう少し、具体的な話を書いてください」
「拾ってきた石や買ってきた石を机の上に並べてずっと眺めているのです」
「何で?」
「さあ。『石の種類や値段は関係無い』そうなんですが……」
ある種の石と石の間にパワーが出て、引き合っているのが見えるらしい。
「『凄い! 凄い!』と言いながら、それを飽きずに見ているのです」
そりゃあ、そんなモンみて興奮している男の子って普通じゃないな。
むしろエロビデオでも見て「スゴイ! スゴイ!」とか
…(中略)…と言ってた方がナンボかマシだろう。
「もしかして、石に名前を付けていませんか?」
「さあ」
俺としてはこの辺に興味がある所だが、途中で物理野郎が割り込んできた。
「その『パワー』ってどんな風に見えるんですか?」
「伸ばしたモチみたいな、半透明なアメーバみたいな物らしいです」
「すると磁気やX線のような物じゃないね」

どうも、学のあるヤツってのは発想が貧困だ。
理屈より先に確かめておきたい事がある。
そう思った俺はダメモトでこんな事を書いた。
「紙でその石を包んで下さい。それを机の上に並べて、パワーが見えるかどうか聞いて下さい」
適当な事を書いているだけなら、退散するだろうが、翌日、ちゃんと返事があった。
「やってみました。見づらくなるけど見えるそうです」
ん? これは期待できる。しかもかなり挑戦的だな。
「では、次に中の石を別のものにすり替えて再実験して下さい」
「別の物って……?」
「何でもいいですよ。形だけ石に似ていて、なるべくパワーのなさそうな物」

(参考例:天津甘栗)
「はい。やってみます」

<続く>

急ぎすぎた結論

2008年01月25日 21時55分42秒 | 古い日記
「絶対におれは生まれ変わる」

霊界の話を紹介するテレビ番組を見て中学生自殺

 9日午前2時45分ごろ、
埼玉県川越市通町の11階建てマンションの敷地内で、このマンションに
住む同市立中2年の男子生徒(14)が倒れているのを
主婦(50)が発見し通報した。

男子生徒は外傷性ショックで死亡した。
川越署は、男子生徒が10階の踊り場から飛び降りて自殺を図ったとみて
動機などを調べている。

調べでは、男子生徒の部屋の机上に遺書のようなメモがあった。
霊界の話を紹介するテレビ番組を家族と見たことに触れて
「絶対におれは生まれ変わる。もっとできる人間になってくる。
家族のみんな忘れないでいて。必ず会いに来る。ホントにゴメン サヨナラ」

と書かれていた。
生徒はバスケットボール部に所属し、
レギュラーを外されたことにショックを受けていた様子だったという。

両親にいじめの相談をしたことはなく、8日も変わった様子はなかったという。【村上尊一】

毎日新聞 2006年12月9日 東京夕刊
MSN毎日インタラクティブ

―例の番組について―

製作するテレビ朝日側は
信じてしまう視聴者もいるということを念頭に置きながら、
 悪い影響が出ないよう配慮して制作している」
との見解を示している。

エハラー

2008年01月25日 00時32分55秒 | フィクション
単行本・文庫本計35冊の総発行部数は、なんと約767万部。
最多は、『幸運を引きよせるスピリチュアルブック』(三笠書房)で、
105万3000部。印税を定価の10パーセントとして計算すると、
35冊分の印税総額は約7億1787万円、これをわずか10年で手にしたことになる。

『スピリチュアル幸運百科』(50万部)などを販売する主婦と生活者では、
「昨年末から急激に売れています。今年1,2月は何度も増刷しています」
と語る。

……悔しい。悔しいのう。