ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

顎の思い出

2008年04月30日 21時51分06秒 | 古い日記
諸事情により、延び延びになっていた「睡眠時無呼吸症候群」
の検査結果を聞きに病院へ行く。

これまでの経過→ここをクリック

結論から言うと「異常なし」との事である。

さて。その間(検査してから今日まで)にNHKでこんなのをやっていた。

病の起源→ここをクリック

以下、抜粋:
睡眠時無呼吸症は、自然界の動物には起こらないと言われ、ヒトだけがなぜか患ってしまう病である。
ヒトは独自の進化の過程で、無呼吸症を起こすのどを獲得していたのである。
しかし無呼吸症になる宿命を負った一方で、ヒトには重要なメリットがもたらされていた。
それは言葉の獲得である。
言葉のおかげで、人類は文化や文明を高度に発展させ、地球史上類ない存在になった。

まあ、「病の起源」は措いといて。
この病気は肥満が原因と思われがちだが、
日本人の場合「小顎」が多いので事情が違ってくる。

「太っている=睡眠時無呼吸症候群」
の図式は成り立たないのである。

という事を番組の中でも繰り返し言っていたな。

参考までに日本人の顔の遍歴→ここをクリック

うーん。今の子は器量が良いが「未来人の顔」ショボ過ぎる。
もっとも、その頃にはこういう顔が「イケメン」になるのか。

で、また、話はそれるけど。

「大顎」と言えばナイト・ライダーのマイケル(主人公)である。



日本人には絶対いないような立派な体格、立派な顎。

子供心に憧れを抱いたものである。

しかし、その俳優の正体は歌手……しかも、

こんな「ダサダサ親父」だったのかよ。

全てが「悪趣味」だが、中でも特に
ダンスの「キレの悪さ」は”変”を通り越しているぞ→ここをクリック
Youtube
David Hasselhoff Get In My Car


中華人民共和国秘話

2008年04月29日 22時49分09秒 | 音楽
もう忘れ去られているかも知れないが。

つい、40年ほど前まで、
中華人民共和国という国はこの世に存在しなかった。

というか……
アメリカ、日本などの西側資本主義陣営の国家にとっては、
「共産党によって不法占拠された地域」
と呼ばれており、
「中華人民共和国」は
「国家」として承認していなかったのである。

しかし、冷戦に終止符を打ちたかったニクソン大統領(アメリカ)は
”ソ連と対立し始めて独自路線を歩み始めた中華人民共和国”
の毛沢東に擦り寄った。

「何が何でもベトナム戦争を終結させる」
と公約したニクソンは
「手段を選ばず、その場しのぎの御都合主義的な解決手段」
を採り、
「今後、我々は癌と戦う!」
などと意味不明の言い訳に終始するようになった。(ウソだけど)

さて。時は流れ、1987年。
ジョン・アダムスによって、オペラ(歌劇)史上
「最も新しい時代を扱った作品」が完成した。

その名も……

ニクソン・イン・チャイナ

「これは断じて『お笑い』ではない!」

と叫んでいたジョン・アダムスが言うとおり、
グラミー賞現代音楽部門最優秀作品に輝き、クラッシック音楽の1ページを刻んでいる。

「私は中国に反目していた~♪」
ポク、ポク、(木魚風の音)
「ずっと、ずっと~♪」
チーン、ポクポク、
「でも、それは間違いだった~♪」
Nixon In China (Opera): Act I Scene 1 - News

……この超際物作品がYoutubeで見られるとは思わなかった。

高砂族(追加)

2008年04月28日 01時06分50秒 | 古い日記
フィリピン、ルバング島で小野田少尉が発見された後の出来事である。

実はもう一人の「最後の日本兵」が発見されていたが、
既に彼は日本人ではなくなっていた為、ニュースにならなかった。

と言うか、当時は中華人民共和国との国交が始まりつつあり、
中華民国である「台湾ネタ」はタブーだったらしい。

以下、コピペ。

33年振りに故郷台湾・都櫪に帰ってみると李光輝(日本名・中村輝夫)
の妻はすでに再婚していた。

村の英雄は小野田寛雄の 「帰郷狂騒曲」程ではないが大歓迎をうけて、
記念の棒球(野球)大会が行われた。

そこでなんと第一打席でホームランをかっ飛ばしたのだ。
まるで33年間の憂さを 吹っ飛ばすように。
モロタイ島の密林のなかで思っていたのは結婚したばかりの妻と選手として活躍した野球のことばかりと言う。

日本人として出征し台湾人として帰国した彼に対して日本政府や日本人はそれほど関心を寄せる事はなかった。

それでも
「日本の皆さんにご心配をかけて…。ありがとう。機会があれば日本に行ってみたい。」と私に告げた。

ソースは→ここをクリック

……無論、彼も当時は高砂族と呼ばれていた一人だな。

>モロタイ島の密林のなかで思っていたのは結婚したばかりの妻と
選手として活躍した野球のことばかりと言う。

こりゃあ、切ねえよ。

ルサンチマン

2008年04月26日 23時24分36秒 | フィクション
「伝統的ルサンチマンが確実に中国で高まっている」
そうだ。

……で、ルサンチマンって何よ?

以下、コピペ。

ニーチェは、人が「善悪」という言い方をする真の原因は
現実世界の力関係にあると言う。

強大な民族が平和に暮らしていた弱小民族を襲い、征服したとしよう。
勝者は敗者の財宝や婦女を奪い、去っていく。
残された人々は、相手に害も及ぼしていない自分たちを襲い、
悲惨な目に会わせた相手を悪の権化として呪うだろう。
それに比べ、罪なき自分たちは善である。

「善悪」はこうして、カでは相手にかなわない弱者がせめて
「道徳的」には優位に立って、相手を見下そうとする心理、
「妬み(ルサンチマン)」から発生する。

コピペ終わり。

うーむ。なるほど。現代でも大いに共感できる思想だ。

そこで、俺は
「女にモテるヤツは死ね!」
「恋愛は悪徳」
と唱えるルサンチ・マンというキャラを思いついたが、
虚しいので止めた。

リアル”アパッチ野球軍”

2008年04月26日 00時23分27秒 | フィクション
昨日のエントリを書いていて、ふと思い出したので書いておくか。
真偽の程は良くわからんし、資料も見ていないので、
「ある人から聞いた思い出話」
とでもしておこう。

1930年代。

当時、台湾は日本領で山の最高峰も富士山ではなく
新高山(現在名玉山。標高3,952m)だった。

その頃、丸山平蔵氏(仮名)は
G県の名門、M高の野球部員として、
甲子園に出場するが、ここで思わぬ伏兵に出会った。

台湾の○○高校。

聞き漏らしたが、多分これだろう→ここをクリック

チームの主軸を成すのは台湾の山岳民族である高砂族。

彼らは一見、小柄で色の黒い「田舎のガキ」にしか見えなかったが、
試合が始まるとすぐに気付いた。

「こいつら……ヤバイ。やばすぎるぜ」

彼らは正に”アパッチ野球軍”を地で行く連中で、
猿のように身軽な体と、石つぶてで狩猟をするような強肩を
生まれながらに持っていた。

内地から渡った野球のコーチがその資質にほれ込んだと聞く。

特に驚異的だったのは塁間での瞬発力で、ヒットを打たれたら最後、
次々に盗塁を決められ、平蔵達はあえなく敗退した。



写真は当時、内地に来た高砂族の写真。
(なんか黒人霊歌を歌いそうだな。この人達は野球選手じゃないと思う)

今日では”高砂族”も言葉狩りに遭い差別用語になってしまった
らしいし、中共の手先どもが何言うかわからんし、
この手の”伝説”が語り継がれる事も無いだろう。

そして主題歌だけが残った。

2008年04月24日 23時30分32秒 | 古い日記
日本のチベット

キチガイ……etc

数々の差別用語に埋め尽くされたこの「アニメ」が
再放送される事は絶対に無いだろう。

また、一見、ただの「スポ根」(スポーツ根性モノ)に見えるが、

「スポーツマンシップに則り、正々堂々……」
と謳いながら、裏では大人達の利権が絡み、
「少年プロ野球」化した高校野球に対する
アンチ・テーゼとして生まれた社会派ドラマである。



詳しくは→ここをクリック

「俺たちゃあ、裸がユニホーム♪」
このフレーズは今でも何となく憶えている人もいるかも知れない。

アパッチ野球軍OP&ED -Apache baseball army-


しかし、以下、二番。

俺たちゃ裸足がスパイクさ たまにゃ三塁(サード)へ逆走するが
度胸 度胸 度胸ひとつが財産さ
しかし恐いぜ 逃げないぜ 俺たちゃアパッチ野球軍

(んなヤツいるかい!!!)

詳しくは→ここをクリック

以下、余談。
何故、こんな事を思い出したか?と言えば、
アパッチ野球軍のピッチャー「網走」
(OPでいきなりボールを投げてるヤツ)が、
サラシを巻いた裸の体にチョッキ、テンガロンハット
という、「ありえない服装」をしていたからである。
以上、余談終わり。

さて。話は変わります。(司馬遼太郎風)

俺が小学生の時。
同級生に○○ジュン君という子がいた。
彼の家は所謂スナックで、駅前にある店の名前も「JUN」だった、
と、かすかに記憶している。

彼は中学に上がる頃には、
俺の視界からはいなくなっていたが、
どこかに引っ越して行ったらしい。

まあ、それはいいんですけどね。

そのジュン君。彼の姉さんが
「○○市が生んだ10年に一度の逸材!」
「パンチの効いたロック・テーストな歌声!」
と絶賛され、上京。歌手デビューしていた。
(お姉さんの顔は全く憶えていないな)

その芸名は○○○子。
(テロップに出てるけど、ほとんど本名やん)

当時主流だった「軟弱なアイドル路線の少女歌手」とは
一線を画した「ホンモノ志向の実力派シンガー」だったので、
今でも評価する人は少なくない。(おそらく)

ただ、残念なのは……そのお姉さん。

「かつて『アパッチ野球軍の主題歌』を歌っていた人」
としか人々の記憶に残っていない事だ。

最近、かつてのスナック「JUN」があった周辺を
ウロウロしてみたが、どこにあったのか?
それも、もう誰にもわからない。

しょうがないので、その付近の写真を撮ったけどここじゃないよなあ。


これは恥ずかしいかも?

2008年04月23日 23時13分09秒 | フィクション
あの青い服を着た「聖火警備隊」は、長野では必要ない。
某国からの要請も強要もない。



要するに聞く側が……
BOCOG(北京五輪組織委員会)
を「某国」と思い込んでしまった為に生じた誤解だった。

しかし、「ボーコック」と言えば「それで通じる」
と思っている方にも問題があるぞ。

そう言えば、余談だけど。

「暴動では投石のほか、小火器も使用された模様で……」

「消火器も使用された」
と勘違いしていたキャスターがいたっけ。

小火器→ここをクリック

泡まいてどうするんだよ?

神聖ウエスタン帝国(15)

2008年04月21日 23時28分59秒 | 神聖ウエスタン帝国
○ンソー氏に纏わる”数々の伝説”は本当なのか?
本人から直接聞いてみました。

噂:
アメリカに姪を訪ねて行ったが、
”普段の服装”で、渡米したため、
空港に着いた途端、別室で「厳重な取調べ」を受けた。

(普段の服装?)


うーん。ありそうな話ではある。

余談だが、これを読むと、アメリカでの入国審査に於いて、
「ファッション・チェック」は重要項目のようだ→ここをクリック

真相:
途中まで本当だが、ロンソー氏は、自分は「怪しい者」ではなく、
アメリカ音楽を敬愛する「ウエスタン演歌歌手」である事を説明。
さらに、「聖者の行進」を独唱すると、扱いは一変。
「HO! GREAT!!!」
「Welcome to the United States!」
と、彼らから熱い歓迎を受けた。

「聖者の行進」

声の感じ、似ているね。
さすが、TPOをわきまえた選曲と言わざるを得ません。

神聖ウエスタン帝国(14)

2008年04月20日 23時28分31秒 | フィクション
お待たせしました。ウエスタン演歌の皇帝、
ロン○ー様の最新情報をお届けします。

やきそばサンバに続く新曲、「あり○とう」です。(4番だけ)↓



十八番と書いて「オハコ」と読ませながらも、
「で、その『☆』は何よ?」
なんてツッコミも許さぬまま、
「ロンリー(一人ぼっちな)しあわせ」と意味不明な言い回しに繋げる辺り……
相変わらず、ファンのツボを外さない仕上がりです。

消えろ!

2008年04月18日 00時03分16秒 | 時事メモ
2008年3月10日(月)15:05

かつては「庶民娯楽の王様」と呼ばれたパチンコ・パチスロの人気に
陰りが出ている。ギャンブル性を高め過ぎたため社会問題が深刻化し、
警察などによる規制が強化された結果だ。

「パチンコ依存症」の減少は歓迎すべき現象だが、
全国の百貨店売上高の3倍を超える規模を持つ巨大業界の不振だけに、
意外な余波も出ている。【宮島寛】

 ●人口が4割減

 レジャー白書(社会経済生産性本部まとめ)によると、
06年のパチンコ人口は1660万人で10年前より40%、
1100万人も減った。
パチンコ業界の総売上高も95年には31兆円に拡大したが、
06年には27兆円まで縮小した。

 07年のパチンコ店運営会社の倒産にいたっては144件と、
前年より4割も増えた。過去10年で最悪の倒産件数だ。
信用調査会社の東京商工リサーチ、友田信男情報部統括部長は
「ギャンブル性が高まりすぎ、
 パチンコ店が普通のサラリーマンが気軽に遊べる場所でなくなったためでは」
と指摘する。

 ●依存症が多発

 パチンコ業界は1980年代以降、
よりギャンブル性の高い台を競って導入してきた。
「1回の当たりが大きいほど、
 マニア客が一獲千金を夢見て大金をつぎ込んでくれ、
 売り上げが伸びた」

(同運営会社役員)。

2000年代初頭には、
1日で100万円の勝負ができたというパチスロ機「ミリオンゴッド」
も開発され、導入店には客が押し寄せた。

 一方で「一獲千金」の副作用も表れた。
初心者にとってパチンコ店の敷居が高くなり、人口を減少させた。
さらに深刻なのがパチンコ依存症や多重債務の問題。
パチンコに熱中し過ぎた夫婦が真夏に乳幼児を自動車の中に
置き去りにして熱射病死させた事件などが全国で頻発した。

 ●マニアも離れ

 警察庁は規制強化を始め、
07年9月までにギャンブル性の高いパチスロ機を一掃。
金融庁もパチンコ店近くには消費者金融業者の無人契約機を置けなくする
などの規制をした。

 パチスロ機は、現在「1日で2万~3万円稼ぐのがやっと」
(大手パチンコ店幹部)の台しか認められなくなった。
その結果、パチンコ業界があてにしていたマニア客は足を遠ざけ始め、
業界からは「業績悪化に拍車がかかる」との悲鳴が上がる。

ここまでの話

要するに巨大産業だったパチンコに陰りが見え始めた……

と言う事です。

 この不振が思わぬ業界に波及している。
現在のパチンコ台は大きな液晶画面を備えるなど、電子部品の固まり。
組み立ては専業メーカーが手がけているが、
電子部品は著名な電機メーカーが作っている。

精密機器大手オムロンの07年9月中間決算は売上高、
営業利益とも当初予想を下回った。
パチンコ玉を数えるセンサーなどの需要が減ったことが一因だったという。

また地方の金融機関の中にはパチンコ店を大口融資先にするところも少なくない。
これまでは「もうかる業種」の代表とみられることもあったが、
「今や新たな不良債権の火種」と言う銀行幹部もいるほどになっている。

そう言えば……今や大企業のC電子、
パチンコ台のモーターで財を成したんだっけな。

当時のパチンコ屋(台を作る業界)なんぞは
オリエンタル、いやマブチにすら相手にされず、
しかたなくC電子に発注したらしいが。

昔はパチンコ、今はケータイとかモバイル(多分)

人間の生活にとって、
「あってもなくてもいいが、どちらかと言えばない方がマシな物」
が意外にも「地味な産業の基盤」になっている。