Contemporary-Unit(G)に「小噺」をアップすると、こっちのアクセス数が上がる。
で、暫くすると元に戻る。(ような気がする。)
最初、ググッて
「RESANDOって何者?」と思ってやってはくるが、
「やっぱ、こいつ、面白くねーよ。」
と烙印を押して帰っていくんだろう。
まあ、いいや。
割と有名だし、オリジナルじゃないけど、俺の好きな「ジョーク」を書こう。
これは「傑作」だ。(多分)
あるいはホラーと言ってもいいかもしれない。
じゃあ、いくよ。
-悪魔の数え唄-(正式名称知らない。)
大男がいた。彼は毎日、橋の上で川の水面を見つめて何かを呟いている。
大抵の人は気味悪がって近付かなかった。
が、よせばいいのに...。あるブロガーが「ネタにしてやろう」と興味を持った。
「20、20、20...」
どうやら大男は数を数えているようだ。
ブロガーは思い切って大男に尋ねてみた。
「やあ。一体、何を数えているんですか?」
「...20、20、20...」
返事は無い。
「...20、20、20...」
「何でずーっと、20止まりなんですか?」
「...20、20、20...」
「下に何かあるんですか?」
「...20、20、20...」
(どうも、この大男は説明するのが苦手そうだ。)
そう思ったブロガーが自分も水面を覗き込んでみよう、としたその時だった。
大男がブロガーの首根っこを掴み、いきなり川の中に叩き落す。
「ウワアァァァ...」
橋の上、何食わぬ顔で大男は川底を見ながら呟き始めた。
「21、21、21、21...」
(終)