ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

PSP2

2004年12月12日 22時45分09秒 | 古い日記
PSP2って何だ?
プレイステーションポータブル(その2)と言う事らしい。
12月12日はその発売日で、ネット上では「一瞬で完売」
してしまったようだ。

知り合いの「転売屋」は、ネットオークションに出している。
大体、35000円くらいで落札されていた。

仕入値は26500円くらいだから、一台につき、
1万弱(送料差し引くともっと下)の利益は出している事になる。

「すぐに欲しい。予約したり、並ぶ手間を考えれば、
 1万円くらいは余計に出してもいい。」って
人がそれだけいるんだろう。

金はあるが、忙しくて、遊ぶ時間は無いって人は
結構いるもんだ。

そういう人は、御付の人に、
「1万円、駄賃上げるから、買ってこい」って言えば
済む話のような気がするけど。

そう言えば、またシクラメンの季節だ。

俺の叔父に、その栽培農家がいるけれど、
毎年、俺の家を中継して、親戚、知人、友人に
10鉢位は、売られていく。

東京のデパートで買えば、17000円はしそうな立派なヤツが、
半値以下で買えるのだから人気は高い。

一人、六本木に自宅がある、お金持ちな方がいて、
その人は、毎年、茨城県の叔父の家まで、
直接買いに行くらしい。

もちろん、本人は来ない。来るのは
メルセデスベンツに乗った「使いの者」だ。

「『使いの者』は、今年は中々取りに来ないねえ。」
「何かあったのかしら?」

叔父夫婦は、時折、こんな会話をしていた。

「何故、『使いの者』と呼ぶのか?失礼ではないか?」
と、俺が余計な口を挟むと、
「だって、本名を絶対に言わないから」
との事だった。

その道のプロというのは、すべからく、大変なものだ。

カステラの思い出

2004年12月12日 00時38分00秒 | 古い日記
最近は、日本にいても、色々な国の人と出会ったりする。
あえて国名は出さないが、今回もそんな話だ。

「ゴハンタベタカ?」

その国の人は、出会う時間帯によっては、
そんな事を訊く習慣がある事は知っていた。
別に「食事をしたか?していないか?」
を本当に訊きたい訳じゃない。只の挨拶だ。(と思う)

日本風に言えば、
「どちらにお出かけ?」
「ちょっとそこまで。」
というような感じだろう。

しかし、その時は何故か違っていた。
その挨拶の後に、
「何を食べたか?」
と言われた。

俺は(状況が把握できず)少し考え込んだが
「カステラ」
と普通に正直に答えた。

「ハぁ???」
今度は向こうが考え込む番だった。

まあ、カステラなんて言葉、知らなくて当然だが、
何かこう、とんでもなく驚いたような言い方だった。

「日本人、カステラ、食べるか?」

「食べるよ。」

「ホントカ?アリエナイヨ!」

「なあ、カステラって知ってるのか?」

「シッテルヨ!アリエナイヨ!」

思い出した。
pao de Castella(ポルトガル語)、またはCastella brot(オランダ語)の略
がカステラ、カスティリヤ王国のパンという意味だが、
それは日本だけの話。

彼の国では「カステラ=スペイン人やポルトガル人」
を指すのだろう。

実際、その昔、西洋人の中には、
「食べられてしまった人」もいると聞いた。

でも、その時は話がそれで終わってしまった。
今でも誤解しているかも知れない。