ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

訃報……

2010年02月13日 22時46分12秒 | 神聖ウエスタン帝国
あの……ロンリー豆生田(まみゅーだ、と読みます)氏が
永眠いたしました。

おこがましくも……彼の名言を織り交ぜて
弔辞風の一文をここに捧げ、哀悼の意を表します。

旅路の果に:

音楽だって、この店だって、本業のガラス屋だって……
全て俺がやり始めた事さ。
ま、人生「やりたい事やらなきゃ嘘」だからな。
え? 
「他の二つはまだわかるが、
 ガラス屋は何で始めたんだ?」って?

そりゃ……ガラスはナマモノじゃねえしな。
とって置いても悪くならねえ。そこに魅力を感じたんだよ。
入り口のトコにドラム缶があったろ?
あの中、ガラスの破片ばっかりだけど、
新しい形に切れば、また使えるんだ。へへ。

あ? ロンリーって名前の由来か?
シラネエ。作曲家の先生がつけたんだよ。
昔はね。バンドもあったんだけど、
今は一人。ハハ。
本当の「ロンリー」になっちまったから洒落にならねえよ。

あ、そうそう。
最近、この店に来てくれる人な。
「インターネットで見た!」
って人が多いんだよ。

俺はパソコンとか、ケータイとか、わかんねえーけど。

誰か、この店の事、書いてくれた人がいるんだね。(ヤベえ)

きっと、どこかに……俺を応援してくれてる人がいるんだね。(まあ、ある意味)

そう。やっぱり、俺はロンリーじゃない。

ああ 本当にありがたい。ありがたいねぇ

俺は好きな事やって、いや、やらせてもらってさ。

声に出して皆に言いたいよ。「ありがとう」ってな。

「……」→色々あるけどここをクリック
Astor Piazzolla y su Quinteto Tango Nuevo - Adios Nonino


ADIOS AMIGO!

この人に涙は似合わねえ。

最後の最後までやってくれるんだろ?
葬式……ってか、遺影がどんなのか? ちょっと期待してる。

2009年04月28日 00時38分24秒 | 神聖ウエスタン帝国
年齢によって変わる可聴領域……

秋葉原で仕事をしてた頃。

部長と二人、帰り支度をして、パソコン本体の電源を切る。
「全部、消したな。帰るぞ」
蛍光灯もOFF。真っ暗になった部屋で部長は言った。
「でも、まだ、電源が入っているディスプレイがありますよ。2台」
「え? 何で?」
「だって、そういう音がします」
「……」

俺には極めて近い周波数の2つの音が聴こえた。

ウザイ。

こういう音は聴こえない方が良い。

モスキート音のテスト、やってみる? でも、
PC環境によって「聴こえ方が違う」ハズだ。

ここをクリック

カントリー居酒屋 ARIGATO

2008年12月15日 22時04分02秒 | 神聖ウエスタン帝国
「カラオケか。じゃあ、俺も軽く叩かせてもらうぜ」
「……入れるよ」

チャチャチャーン!  チャーチャーチャーチャー!

俺のただならぬ気配に何を感じたのか?
”北から来た男”は「キックの鬼」を歌いだした。

キックの鬼


眩暈がする程、アツいぜ。

追記:
キックの鬼。
これ沢村忠、本人歌唱じゃん。

デジタル技術を駆使する今日なら驚かないが、
昔のアナログ録音という点を考慮すると、凄く上手いと思う。

神聖ウエスタン帝国(15)

2008年04月21日 23時28分59秒 | 神聖ウエスタン帝国
○ンソー氏に纏わる”数々の伝説”は本当なのか?
本人から直接聞いてみました。

噂:
アメリカに姪を訪ねて行ったが、
”普段の服装”で、渡米したため、
空港に着いた途端、別室で「厳重な取調べ」を受けた。

(普段の服装?)


うーん。ありそうな話ではある。

余談だが、これを読むと、アメリカでの入国審査に於いて、
「ファッション・チェック」は重要項目のようだ→ここをクリック

真相:
途中まで本当だが、ロンソー氏は、自分は「怪しい者」ではなく、
アメリカ音楽を敬愛する「ウエスタン演歌歌手」である事を説明。
さらに、「聖者の行進」を独唱すると、扱いは一変。
「HO! GREAT!!!」
「Welcome to the United States!」
と、彼らから熱い歓迎を受けた。

「聖者の行進」

声の感じ、似ているね。
さすが、TPOをわきまえた選曲と言わざるを得ません。

インディアン風小噺

2007年11月17日 18時21分07秒 | 神聖ウエスタン帝国
*注
まあ、書いてみただけ。
原作が持っていた様なインパクトは無い。

(しかし、わからないなあ)
「最強の勇者」には悩みがあった。
もっとも、自分の生まれる前の話だからわかる筈は無い。
ある日、思い切ってその事を父親に訊ねた。
「ローン・ウルフ。僕達の名前って、どうやって決めたのですか?」
が、父親であるローン・ウルフは、
「昔の部族では、酋長が産まれた子の名前を決める慣わしだった」
としか教えてくれない。

そこで、勇者は当時の酋長を探す旅に出た。
馬を駆り、山を三つ、川を二つ越え、ようやく彼を探し当てた。

「僕の名前の由来を教えて下さい」
「ふむ」
彼は懐かしむような顔で答えた。
「赤ん坊が産まれそうになると、わしは必ず一週間、様子をみたもんじゃ。
 で、その間、一番、人々の話題になった言葉をその子の名前に決める。
 初雪の頃なら『シルバー・マウンテン』
 冷夏だった年は『コールド・サマー』
 流星郡が見えた時は『シューティング・スター』とかな。
 そうすれば、成人してからも名前で当時の出来事を思い出せる、と思ってのう」

「そ、そうだったんですか」
疑問が氷解し、勇者が帰ろうとすると、元酋長は言った。
「父君によろしくな。 サブプライム・ローン」

<終わり>

(どうも納得できん)
もっとも、自分の生まれる前の話だ。
わかる筈は無い。
ある日、思い切ってその事を父親に訊ねた。

「父さん。僕の名前って誰が付けたのですか?」

が、父親では、
「当時の部族では、酋長が産まれた子の名前を決める慣わしだった」
としか教えてくれない。

そこで彼は当時、酋長だった老人のもとに行き、こう訊ねた。
「僕の名前の由来を教えて下さい」
「ふむ」
彼は懐かしむような顔で答えた。
「昔からの習慣でな。わしは赤ん坊が産まれそうになると、
 テントの中で精霊に祈りを捧げた。
 誕生の知らせが来ると、外に出て、空を見上げる。
 その時、パッと閃いた言葉を赤ん坊の名前にしたのじゃ」
彼は懐かしむように指折り数え始めた。
「ライジング・サン、イエロー・サンセット。
 ブルー・ムーン、ジェントル・レイン。
 みな、名前負けしない美人になった。
 そうそう。男の子ならフライング・イーグルやブラック・オウルとか」
「……」
釈然としない顔をしている男に、元酋長は言った。
「で、何か不服かな? ボーイング747-SR81F?」

<終わり>

神聖ウエスタン帝国(外伝)

2007年09月30日 22時05分54秒 | 神聖ウエスタン帝国
毎度、同じ写真で何だけど。シロの親探しの旅は続く。



苦難続きの道中だったが、ついに「俺が飼おうかな?」
という人物が現れた。

その人の名は…

しかし、その前に噂を聞きつけたひょうちゃん達が、騒ぎ出す。
「私達にも見せて!」
仕方が無いのでまず、そっちにシロを連れて行った。

案の定、(かわいいので)大騒ぎになる。

「誰なの? この子を飼うのは?」
「……今は言えない」
てか、言ってもわかってもらえない。
「ちゃんとした人でしょうね?」
うーん。その辺はちょっと自信が無い。「ちゃんとした」の定義による。
「職業は?」
お前の見合い相手じゃねえんだぞ。
「ガラス屋、兼『ウエスタン演歌歌手』だ」
「はあ?」
「ロ○リー豆○田さん」
一瞬の沈黙後、ひょうちゃん一号の方が意外な事を言い出した。
「……私、その人、知ってる」
「な、何で知っている?」
「『人名しりとり』で」
「?」

良くわからないが
「著名人」の名前で「しりとり」を続けていくコーナーがネット上にあるらしい。

「ロバート・デニーロの後に続く、おかしな人名はアリなのか?って話題になったの」

「ロ」で始まり「ロ」で終わるロバート・デニーロ。



それに続けて恐れ多くも「ロンソー先生」の御名前
を使ったヤツがいたらしい。



(そりゃあ……ナシかも知れねえなあ)

俺はそう思ったが、口には出さなかった。

<続く>

神聖ウエスタン帝国(4)

2007年08月29日 22時30分34秒 | 神聖ウエスタン帝国
―創世記―

映画の中のワン・シーン。場所はアメリカ。

いかにもホワイト・トラッシュという感じのロック兄ちゃん達が、
レコード会社と契約の段階でもめはじめた。

「バンド名はローン・レンジャーズ。これは譲れないっすよ!」
「そんな名前じゃ、メジャー・デビューは無理だ!」
「なんで?」
「おまえらバカか? 3人だからスリー・レンジャーズにしなさい!」

これを聞いて笑える人は英語が出来る、というか慣れている人だろう。
(loneで形容された名詞は複数形にできないよ)

loneとlonelyの違いは……ワカラン

ちなみにローン・レンジャー
当初、テキサス・レンジャーズという6人組の内の一人だった。

(実は年代的に見た記憶は無いけど)

が、他の5人が「悪の組織」に殺され、
残った一人が「ローン・レンジャー」を自称した。

さらにテキサスについて言及しておこう。

メキシコ合衆国の中の一州だった「テキサス州」は、
孤高の一つ星「ローン・スター」を旗印に独立戦争を起こし、
テキサス共和国」を設立。
数年後にはアメリカ合衆国に併合された。

なお、余談ではあるが。

「一つ星」は独立の暗示で、三角印は「スペイン系植民地」を表わす。

(あ。適当な事書いているから、細かい事は聞かないで)

ついでに憶えておこう。以下、似たような国旗を示す。

キューバ


プエルトルコ


フィリピン


以上のような入念な下調べをして後、俺は彼に尋ねた。

―以下、本文―

「バミューダさん。なぜ、ロンリーなんですか?」
「ハハハ。そりゃあ、作詞家の先生がつけたんだ」
「……」

これがロンリーの由来である。(らしい)

バック・バンドの名前はまさか……「ロンリーズ」か?