ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

人間だもの

2005年09月30日 23時54分14秒 | 古い日記
幼くして、両親より早く死んだ子供達は、
「賽の河原」に行き「石を積む」だけじゃ済まない。
そこで「テレビの様な物」を見せられる。

すると...。
嘆き悲しむ両親の姿が映っている。

これだけでも十分、残酷なのだが、鬼はさらに言う。

「この親不孝者!ああして父や母は泣いているじゃないか!」

さらに、殴る、蹴る...。

子供に何の罪があるのか?随分と理不尽な世界である。

「両親が悲しむから、命は大切にしろ」と言う教えなのか?と子供の頃は思った。

実は、これは「親の方」を救済するための方便だ。

 泣くのは止め、死んだ子供の事は忘れなさい。

 そうすれば、貴方の子は仏様になります...。

 その逆をやると、いつまでもで「賽の河原」で鬼に虐められます。

思い出したり、考えたりする力がある人類には、

それなりの救済方法がある。

動物だもの。

2005年09月29日 23時09分15秒 | 古い日記
白猫が一匹、会社内の敷地をウロウロしていた。

ピース(写真上)が捨てられていた周辺を、
「捜している」ような様子だった。

多分、こいつはピースの実親だろう。

猫は一度に2~5匹程度、子供を産むらしいが、
「とても育てきれない」と判断した場合、
捨ててしまう事がままある。(獣医談)

実際、年に5匹も仔を産み、
それが全部育ったら、子孫が増えすぎて、やがて共倒れを起こす。

第一、育ててみればわかるが、
仔猫一匹あたり、親猫の2倍は食べる。

それを5匹も育てあげる...には、
人間で言えば「普段の収入の10倍近い出費」
が必要なわけで、「貯え」の概念が無い猫には、
最初から出来ない相談である。

よって、死ぬ分を見越して複数の仔を産むんだろう。

そう考えると「仔捨て」は自然の摂理で、
自然界では珍しい事ではない...と思える。

しかし、猫は居なくなってしまった仔を、
急に思い出して捜し始める習慣がある...らしい。

ある家で、一つがいの猫を飼っていた。

仔を産んだので、数ヶ月、育てさせた後、
親の目を盗んで、他人にあげた。

仔猫は一匹、また一匹、と減っていくが、
親猫の方は、
「あれ?独り立ちしたのかな?」
と思うのか...。

別に気にする様子もなかった。

そして、半年後、とうとう一匹もいなくなり、
親猫二匹は、通常の生活に戻った。

しかし、それから1年か2年くらいは...
時々、思い出したように、
仔猫を捜している様子を見せた、と言う。

冒頭の白い猫も、突然、思い出したんだろう。

でも、思い出せるのは、
「あれ?あの仔は?」という事だけで、
「何故、いなくなったのか?」まではわからないと思う。

「育てきれないので、自分が捨てた」とは記憶していないと思う。

人間だけでいいよ。そういう事がわかるのは。

みつを。

トリビアの泉

2005年09月28日 22時43分40秒 | 古い日記
記録として残しておくか。

「トリビアの泉、撮影現場」

「熊の着ぐるみをきた人がいた」という目撃情報通りだった。

トリビアの種:
「主人が熊に襲われた時、助ける犬は100匹中何匹か?」(3匹)

同じ場所で、何組か撮っているようだ。

俺が見た黒犬=70匹組目のパニックちゃんだけど、
まず、最初の一組目が、紛れも無くあの場所だった。

それにしても、わざわざここまで来て撮影する程の事
でもない...と思う。

それと、一組目のあの御老体は、あの人じゃないか?

(同じような人が大勢いるから最近、全然区別が付かないけど)

また、同じ様な犬を飼っているんだろうか?

赤毛のアン(リターンズ)

2005年09月27日 23時16分23秒 | 古い日記
唐突に何を言い出すのか?
とお思いだろうが、再び「赤毛のアン」について。

「誰も知らない謎の文豪」を目指す俺としては、
日々の「文豪研究」を欠かす訳にはいかない。

ただし、あくまで「文豪」を研究するのであって、
その作品は基本的にロクに読まない。

さてと。

題名からしてベタベタなラブロマンスという感じだが、
「赤毛のアン」の作者、モンゴメリの処女作は「果樹園のセレナーデ」と言う。

知らない?俺も読んだ事は無いよ。絶版になっているみたいだし。

「果樹園のセレナーデ」は、
「世間から隔絶された少女が、若い教師の愛によって、不幸の環境から解放される。」
というストーリーらしい。

「幽閉された少女」が「王子様」に助け出される。
という、少女幻想のまさに王道だ。
それを「文学として足る作品」に出来れば、筆者の力量は余程の物と思える。

で、何だ。
俺は大昔の記憶からこんな話を思い出した。
(何かの書評でみたのかな?)

以下に記す。

モンゴメリは、少女時代、既に処女作(果樹園のセレナーデ)の原型になる
物語をせっせとノートにしたためていた。

(以下、そのストーリー)

悪の帝国、「ジャップ島」に流れ着いたアメリカの少女が、
トーゴーなる島のボスと結婚させられそうになっていた。

が、王子様が現れ、トーゴーとジャップ一味を倒し、
少女は解放され、めでたく結婚する。

以上。(いや、実はトーゴーじゃなかったと思うけど)

これが「果樹園のセレナーデ」では以下の様になる。

ジャップ島   「プリンスエドワード島」に変更。
トーゴー 愛するあまり「少女を束縛するその母親」に変更。
アメリカの少女 「喋る事の出来ない美少女」に変更。
王子様 「美少女の家庭教師」に変更。

明らかにリアリティーのある「大人の恋愛物語」にバージョンアップした。

...以上、記憶だけで書いた。

でも、確かそんなモンゴメリ研究の本があったと思うけど。

しかし、「ジャップ島の盆踊り」(ウソ)が「果樹園のセレナーデ」
になった、と言うのはかなり無理があるような。

誰か知らないかな?

以下、オマケ。

小さい時から私は理想美というようなものにあこがれを持っていました。
毎日毎日の雑事雑用にかこまれながらも、
私は自分が肉眼では見えない理想の美しい世界に、
非常に近く住んでいるような気がしてならなかったのです。
その世界と私のあいだには薄いヴェールがかかっていました。
けれど、折々ふっと風がそのヴェールをゆすぶって、私に美しい国をちらりと見せてくれるのです
───ほんの一目だけです───
けれど、その美しい世界をかいま見るだけで、生きていることが嬉しくなるのです。

By モンゴメリ:

(悪の帝国、ジャップ島が美しいかよ?)

撮影現場

2005年09月27日 22時04分35秒 | 古い日記
俺が「千秋楽結びの一番」を見逃しただけの価値がある
話なのか?知らないが、ここが25日の撮影現場だ。

しかし、28日(明日)「トリビアの泉」で放映とは、
随分、忙しい業界だな。

え?結局カット...?

うん。そういう事も良くあるよ。

のま猫成長期

2005年09月27日 21時38分51秒 | 猫の名は?
すでに、普通に二本足歩行し始めた。

カメラを向けると「ん?」と言う顔で見上げている。

こっちへ向かってくるぞ。

__________意味がわからない方へ___________

心の目で見て下さい。

「右足を一歩前に踏み出して、左右の手を振りながら歩いている。」

と思ってみれば、そう見え...ない事もない。

へぇ~へぇ~へぇ~

2005年09月25日 22時23分05秒 | 古い日記
非常にローカルな話題で、読む人は共感できないと思うが、
近所の「白い門の家」の前を通ろうとすると、今日に限って、
何故か?テレビのロケをやっていた。

「黒い犬」がインタビューを受けている。
(正確に言うと『その飼い主が、』だと思うけど)

「邪魔だ!オラ!」
と言う程の度胸も無く、仕方が無いので迂回した。

夕方、用事を済ませて帰ってくると、犬はいなくなったが、
ロケ隊のバスはまだそこにあり、今度は森の中で撮影をしていた。

「何の撮影ですか?」
「フジテレビです。『28日のトリビアの泉』を見ればわかりますよ。」
「ほう。どんなトリビアですか?」

「犬が...(以下、略)」

止めよう。

「撮影場所の地名」がテロップで出たら、俺の住所が思いっきりバレるしな。
(実際、バレたらどうなるのか?知らんけど。)

いや、その説明してくれた人も、
「犬が...」と言ったきり、「犬がえーと。...? 何だっけかな?」
と考え込んでしまったので、その先はわからない。

まさか「犬が元の飼い主に手紙を出す」
じゃないと思うけど。

そんなこんなで結局「千秋楽、結びの一番」を見損ねた。

名古屋場所

2005年09月24日 21時27分59秒 | 古い日記
大相撲を面白いと思って見たのは何年ぶりだろう?

え?見てない?一応書いておくか。
(正確な情報はニュースで見てよ)

朝青龍(モンゴル)が優勝すれば、大鵬と並ぶ6連覇。
琴欧州(ブルガリア)が優勝すれば、史上、最短優勝。
稀勢の里(日本)が優勝すれば、史上、最年少優勝。

で、今日「稀勢の里」が「琴欧州」に勝ったので、
朝青龍=2敗、琴欧州=2敗、稀勢の里=3敗
になり、勝負の行方はわからなくなった。

さて、前から気にはなっていたがブルガリアン・ヴォイスは、
西洋音楽(主に教会の聖歌から発生)の発声法というよりは、
日本の民謡やモンゴルの唱歌のそれに近い。

歴史を調べてみると、1242年、
ブルガリア帝国はキプチャク汗国(モンゴル)の属国になっている。

さらに、1299年には、キプチャク汗国から亡命してきた、
「チャカ」というモンゴル人が「ブルガリア皇帝」になってるな。
(翌年、アッサリ暗殺されている。)

琴欧州と朝青龍のミトコンドリアを追って、
DNAを調べてみるがいい。血が繋がっていたら面白いな。

ちなみに写真は「琴欧州」のお父さんだ。
(台詞は勝手に俺が付けた)

OKINAWA

2005年09月24日 15時06分45秒 | 音楽
御案内状、ご丁寧にありがとうございます。

さて、昨今「沖縄出身」と言うだけで、チヤホヤされ
「似非ミュージシャン」が跋扈する音楽業界に於かれまして、
貴殿の様な「ホンモノ」の方が未だ健在とは、
誠に喜ばしい限りでございます。

かろうじて本土では嘉手苅林昌氏が知られておりますが、
御当地では「貴殿の人気には較べる術も無し」
とのお噂、驚嘆、かつ畏怖するのみです。

もちろん、私は
「地方の文化をワールドワイズに広める事」
に吝かではありません。

かつては、「幻の珍味」と言われた「海ぶどう」もまた然りです。

しかし、当方...。
(どうして私の現住所をご存知なのか?は存じませぬが)

「お待たせしました!」とおっしゃられましても、

「あの、どちら様でしょうか?」

と言うのが正直な感想で、
「驚く」とか「感激する」というより「当惑」した次第です。

かしこ。

________以下、独り言________

登川誠仁(のぼりかわせいじん):
興味のある方は、googleで検索してみて下さい。
ついでに「海ぶどう」も。

でも、何でこの葉書、俺の所に来たんだろ?

あ、これも机の中、整理してたら出てきたんだけどね。

坂の上の雲(2)

2005年09月23日 19時26分14秒 | 古い日記
坂道を見上げて、坂を撮っても、その坂の「急さ」はわからない。

(当たり前か?)

アスファルトの道路が終わってから、細い道になっているけど、
コンクリート製の「側溝の蓋」続いている。

ここから先はますます急角度になっているようだ。

どうやら、この側溝は生活排水を流す下水だな。

でも、ここから上には一軒しか家が無い。

(私道なのか?)

ノコノコ登って行くのはいいが...。

その家の庭先に出てしまったら、何と「言い訳」しよう?

1:道に迷ったんです。   (ありえない)
2:国勢調査員です。    (バレる)
3:いや、携帯が圏外なんで。(意味不明)

ダメだ。

まあ、今日はこの辺で勘弁しといてやるか。

マンガ嫌韓流を読むオバサン

2005年09月23日 00時22分31秒 | 古い日記
田代砲でも打ち込まれたのか?

初めてアクセスランキング(573位だったかな?)に入った。

それとも、誰かが宣伝してくれたのかな?

まあ、いいや。

正直、アクセスIP数が乱高下する理由はさっぱりわからない。

「マンガ嫌韓流」という本を母に貸した。
(又貸しだけどな)

感想を聞くと、

「絵が多くて。面倒だから文章のページだけ読んだ」

とか言っていた。

マンガを読んで「絵が多い」とは感想にもなっていないが、

そういう人だから仕方が無い。

国勢調査

2005年09月20日 23時45分18秒 | 古い日記
久しぶりに国勢調査だ。
日本には「人種」の欄は無いが、アメリカにはあるらしい。
結構、面白い分類なので、記す。

1. アメリカン・インディアン
  またはアラスカ原住民、先祖が
  北アメリカ、南アメリカ、中央アメリカ出身で
  種族系やコミュニティへの愛着を維持している者。

2. アジア系
  先祖が極東、東南アジア、インドからの者。
  例えばカンボジャ、中国、インド、日本、韓国、
  マレーシァ、バキスタン、フィリプン、タイ、ベトナムなど。

3. 黒人・アフリカ系
  先祖がアフリカ黒人グループからの者。
  ハイチまたはネグロイドも含まれる。

4. ハワイ原住民または太平洋諸島の人。
  ハワイ、グアム、サマアまたは太平洋諸島。

5. 白人
  先祖がヨーロッパ、中東または北アフリカ出身の者。

「時々、人種を変えてみても、別にお咎めなし」
と言う噂だが、これが結構、統計上で妙な影響を与えるらしい。

例えば公民権運動が盛んになったり、
「ダンス・ウィズ・ウルブス」が流行った年(1990年)
には、
「白人だが先祖にインディアンがいたようだ」
という程度の人の多くが1.に転向してしまったとか...。

(真偽の程は知らん)

日本でもこういう分類をしたらどうだろう?

人種:
1.縄文
2.弥生

家柄:
1.平家
2.源氏

結構、真面目に答えようとする人が多いかも知れない。


ホワイトバンドの意味

2005年09月19日 21時16分24秒 | 古い日記
その昔、パンクスだった俺は恐いもの知らずの若造だった。

窃盗、暴行、無銭飲食、とあらゆる
チンピラ事をして暮らしていたが、
ある日、何を思ったか、バンド仲間と
「チャリティーコンサート」をした。

必要経費を差し引くと、「赤字」だったので、
ボランティア団体にはその分の「請求書」を出した。

「オイ。払えよ。コラ。」
「冗談じゃないですよ!」

押し問答の末、警察に連行され「恐喝未遂」の現行犯で逮捕された。

「確信犯だな?お前?」

国家権力の手先は、そんな事を言った。

俺のやった事は間違っていない、と今でも思う。

...と言うのは「ネタ」だけど...。

チャリティーとか、募金活動をしてみればわかると思うが、
全く効率が悪い。その時間をバイトにでも費やした方が、よほどマシだ。

「気持ちだけで結構です。」なんて言うと、本当に10円程度しか入れてくれない。
時給に換算してみろ。人件費がかっている商売だとしたら、大問題だ。

正直、こういう活動は素人じゃダメだ。

「『他人に善意を施した』という気持ちの良さを『お金』で買ってもらう。」
と、ハッキリ割り切る事ができないから。

できないのなら、やらない方がいい。
他の商売でもして、自分で寄付金でも作ればいい。

世の中、「善意」は「利潤を追求する事」でしか集まらない。
(100年後はどうだか知らんけどな。)

まあ、ホワイトバンドの偽物買わされた奴は気の毒だけどな。

でも、

「チャリティー番組を作るくらいなら、その制作費を寄付すればいい。」

なんて言っている若いモンがいたら、俺はこう言うよ。

「今の若者は、下手な大人より、ずっとしっかりしている。
 本質を見抜いている」と。

だって、説明するの面倒臭いじゃん。