ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

去勢

2006年05月31日 08時48分11秒 | 古い日記
昨日、7時頃。ピースを○○動物病院に迎えに行く。

出てきたのは、あの、若くて可愛らしい女の先生だった。

ついでに書いておくか。

どうカワイイかと言うと、目がクリクリっとしていて、
沖縄とか奄美諸島とか出身みたいな感じ。

(勝手に俺が抱いてる偏見だけど。)

以上、余談終わり。

「摘出した睾丸を見ますか?」
「...。」

見ますか?と言うくらいなんだから、
見といた方がいいんだろう。

俺が「ハイ。」と答えると、
彼女はポケットから白い玉が2つ入った透明なビニール袋を
取り出した。

「で、でけえ。」

猫の睾丸って...人間に換算すると...
(いや、別に無理して換算しなくてもいいか。)

とにかく、体の割にかなり大きい気がする。

「そうですね。かなり立派な物をお持ちでしたね。」

彼女は真顔でそんな事を言う。

「前々から...」

「は?」

「前々から『キンタマのドでかいヤツだ。』とは思ってたんですけどね。」

ここまで露骨に言って、ようやく彼女は
南国の娘らしく、陽気に笑った。

(勝手に『南国』って決めるなよ!)

手術前のピースの体重が4.25㎏、
それから今の体重を引けば、ヤツのサイズがハッキリする。

が、別にハッキリさせる必要は無いので体重は量らなかった。

ああ。玉写真も無いよ。

鳴き声の正体

2006年05月30日 20時32分37秒 | 古い日記
んんん? 先ほどまで激しく雨が降っていた、その空から、

また、あの声が聞こえるぞ。

「ホケ、キョ、キョ、キョ...。」

(今度はそう聴こえる。)

はて?私がこの地に庵を結んでから○年。

こんな鳴き声は聴いた事もない。いくら目をこらしても姿は見えないし。

やっぱりカナリア、ウグイスの類じゃない。

夜に鳴く鳥、フクロウの類とも違うし。

そこで、インターネットで野鳥の声が聴ける所を探し、
その声を片っ端から聴いてみた。

わかった。これだな。

野鳥の声←ここをクリックして「ホトトギス」の声を聴いて欲しい。

しかし、夜鳴くとは知らなかったよ。

野鳥の記録(★)

2006年05月30日 08時42分10秒 | 古い日記
この「庵」では...。

(いや、実際に『庵』があるわけでは無いよ。気分的に花鳥風月だから。)

ここ1週間程、風雅な鳥の声が聞こえる。

朝~昼~夕方~夜にかけて、鳴き続けている。

キョッ、キョッ、ホケキョ

トョッ、キョッ、ホケキョ

こんな感じ。ウグイスに近いかな?

小夜鳴き鳥(ナイチンゲール)か?と思う。

手紙(★★)

2006年05月30日 00時15分09秒 | 古い日記
奇妙な手紙がポストに投函されていた。

(前略)

昔の貴重な8mmフィルムを発見しました。
タイトルと日にちを表にまとめました。(別紙1:参照)

フィルムは痛んできていますので保存するにはDVDにするのがいいと思います。
お金のかかることですのでどうすべきか?ご意見を願います。
別紙表のフィルムすべてをDVDにすると約10万円です。

(中略)

ほかに録音open reel tapeがありました。(別紙2:参照)

別紙1:タイトルより抜粋。

湯沢スキー
○○初節句
本家
結婚式
サボテン
○○○○の生い立ち
名古屋
etc

で、気になるのは「○○○○の生い立ち」だ。
(○○○○には当然、俺の本名が入る。)

「生い立ち」を撮影された記憶なんぞ、サッパリ無い。

そもそも、俺は「8mmフィルム」なんか見た事ねーぞ。

それと。

別紙2:Open reel tapeには、
あの、(誰もしらねーよ)「オイナリ一派」の演奏が入っているようだ。

「全員集合」と、ドリフターズみたいなタイトルが付いてるし。

しかし、わからねーのは、この手紙の差出人だ。

名前が書いてない。いや、切手も貼って無い。

まあ、だいたい見当は付いているけど。

動物だもの

2006年05月29日 23時50分01秒 | 猫の名は?
猫の仕事...としては、普通だとは思うが。

人間ならば極刑にも値する悪逆非道(暴行、強姦、マーキング、等々)
を重ねるピース君に「天誅」が下される時が来た。

去勢だ。

しかし、何だな。「性差別」と言われても仕方が無いけど。

メスの避妊手術の時はほとんど「良心の呵責」を感じなかった。

が、オスの去勢手術は...何故か?「哀れみ」を感じる。

「お前も、明日から『オカマ』か...。」

(いや、別に俺が『オカマ』って訳じゃないけど。)

「...玉袋に少し傷が残りますが、外見は変わりません。」

若い女の先生は「図解」で解説してくれた。

記録:
体重 4.25㎏

19:30に手術終了。

ミルミル記(★★★)

2006年05月29日 00時52分18秒 | 古い日記
本日はありがとうございました。

さて、貴兄の愛猫「ミルミル君」を初めて拝見した時、
その猫柄、容姿、の素晴らしさに私には過ぎたる物だ、
と感激いたしました。

その上、養子に頂戴できるとは、大変名誉な事で、
すぐにでもお引き受けしたい、と思いました。

しかし...。

一時の感情にとらわれる事無く冷静に考えてみますと...。

彼を家族の一員として迎える事は、やぶさかでありませんが、
私の家庭を取り巻く環境が「どうしても」それを許しません。

と言うのも...

1:住んでいる所がペット禁止
2:姑が「猫アレルギー」
3:全員、鼠年生まれなので「猫は縁起が悪い」と祖父が反対する。

(1:~3:どれか一つ選ぶ)

誠に残念でありますが、以上の様な次第で、
この話はなかった事とさせて頂きます。

よい出会いがありますように。

-直子の代筆-

「仔猫を貰ってくれ。」と頼まれた場合の断り方、より。(←ウソです。)

いつもここから。

2006年05月27日 23時52分10秒 | 古い日記
オサーン達の会話は時として、示唆に富む。

して、その意味はよくわからぬ場合が多い。

以下、本文。

「そう、『海』はねえ...。」
「マリンちゃんは出てくるけど、男の方はなかなか出てこねえ。」

(一体、何を言ってるんだか。)

少し気にはなったが、俺はその場を通り過ぎた。
暫くして(2,3分)帰ってくるとまだ話をしていた。

「じゃあ、服を着たまま、泳いだ事があるかい?」
「無いよ。」
「じゃあ、やめた方がいいねえ。」

(何なんだ?何を『やめた方がいい』んだ?)

「ニュースなんか見てると、子供を助けに行った人が死んで、
 子供が助かるってパターンが多いじゃねえか?」

「そうだな。考えモンだよな実際。」

ははあ。

多分、海難事故か何かで
「溺れている人がいたら、助けるべきか?否か?」
について話しているんだな。

「あの、ちょっとよろしいでしょうか?」

別に口を挟む必要も無いんだが、「人の命が関わる問題」かもしれないので、
俺は自分の意見を言った。

水難事故の報道について。

1:助けに行った人は無事だったが、子供は死んだ場合。(事故)
2:助けに行った人は無事。子供も助かった場合。(美談)
3:助けに行った人は死んだが、子供は助かった場合。(悲話)
4:両方、死んでしまった。(惨劇)

3:と4:(悲劇と惨劇)は詳しく報道されるが、1:(ただの事故)はニュースにすらならない可能性もある。

ましてや3:(美談)はニュースどころか「遭難届け出す?」以前に
解決してしまった訳だ。

よって、実は一番多いパターンなのかも知れないが、
表に現れないだけなのかも知れない。

...俺が説明するとオサーン達は妙に納得してくれた。

「なるほど。そうも知れねえ。」

「うーん。実際のトコはわからねえなあ。」

しかし、そもそも何でこんな話をしていたんだろう?

勝手な想像だが...。

「マリンちゃん」なる子供が、
海で溺れそうになって、「男の方」がそれを助けに来る。

自分がその場に置かれたら...。

「助けるべきか?」

という話の流れだったのだろうか?

まあ、非常にアニメ的な世界で、
オサーン達が想定するには...ありえねえような状況設定だけど。

大いに疑問に思った俺は、3秒くらい悩んでから訊ねたね。

「...ところで、さっき言っていた『マリンちゃん』って誰ですか?」

「あ?海物語の主人公だよ。」

「うみものがたりぃいい?」

「そう。『冬ソナ』はもういいよ。オバサンばっかで。」

何だ?何だ?何だ? 「冬ソナ」はともかく「うみものがたり」って?

全然、知らねーぞ?

そんなファンタジーな映画か何かが...

オサーン業界でブレイク中なのか?

「ああ。...CR機の台でさ。スーパー海物語で魚群(以下略)」

って...やっぱり...パチンコですか?

塩トマト考

2006年05月27日 00時02分58秒 | フィクション
以下、JASなどの用語とは違うかも知れないが、
「塩トマト」について調べたので以下に記す。

かつては「塩害トマト」と呼ばれて市場には流通しなかった。
(西暦2000年くらいまで?)

発祥は熊本県八代市。

そこは、干潟を閉め切って干拓した水田地帯が多く、
もともと塩分が多く含まれた土質を持っていた。

しかし、その地で栽培されたトマトは、
1:小玉である。(収穫高も少ない)
2:硬い。
3:糖度が高く甘い。
など、そのトマトの品種(桃太郎)本来の特性とはかけ離れたもので、
「規格外」の不良品の扱いに甘んじなければならなかった。

...が、やがて時は流れ「塩トマト」は「フルーツ・トマト」と名を変え、
その希少価値から高級ブランドにのし上がっていく。

すると何だ?「フルーツ・トマト」という品種がある訳じゃないのか?

普通のトマト(桃太郎とか)が塩分の多い土地で育つと、
「フルーツ・トマト」になる...って事か?

買った苗をもう一度良く見てみよう。

俺は「フルーツ・トマト」の苗を買ったつもりでいたけど。

「デルモンテ プチ・トマト フルーツ・イエロー」 (レジにて5割引)だ。

ふむ。確かに「フルーツ・トマト」とは書いてないな。

ついでに「塩トマト」は何故、甘いのか?考察してみよう。

結果から言うと...わからない。

普通の土地に「海水」や「塩」をまけば「フルーツ・トマト」になる程、
単純じゃないらしい。

痩せた土地、乾燥、などの条件がトマトの糖度をアップすると言われているが、
これも経験則であり、科学的根拠はハッキリしない。

まあ、ハッキリわかったら、誰でも作れるから価値が無くなるし...。

デルモンテの苗

2006年05月25日 22時37分25秒 | 古い日記
憶えてますか?

あの、国道沿いにあるホームセンター。

釘の売り場じゃ、意味無く「冬の人気商品!」
とか書いてあったじゃないですか?

別の売り場じゃ、
18㎏しか無いのに「一袋20㎏入り」って書いてあった砂利
もありました。

で、ソコで...先週、店員がこんな事を言っていたんですよ。

「もう、時期的にトマトの苗は半額だよな。」

次の日...本当に全部「5割引」になっていました。

よくわかんないけど、買っちゃいましたよ。

だって、俺ももう「夏だから」と言ってカブトムシ飼う歳じゃないんですよ。

チャドクガに刺された時だって、あの人達に
「虫でも採ってたのか?」って言われたんですよ。

かと言って、盆栽やる程の風格も年季も無いですから。

でも、よく考えたらトマトって、あんまり好きじゃないんですけどね。

だから、フルーツ・トマトにしました。

なんか黄色くてホオズキみたいな実が成るらしいんですけど、
お店で買うと高いらしいですね。

もしかして、育てるの凄く難しいんでしょうか?

10分で人生を悟る。

2006年05月25日 00時34分21秒 | 古い日記
「楽しく生きる年収300万円時代」

蕎麦屋で「ザルそば」を待つ間、この本(マンガ)を読んだ。

この本が...。
青少年に与えるものがあるとすれば「無用な夢と希望」だ。

書いてある事は基本的に「ごもっとも」だが、まるで現実味が無い。

「実行不可能」とまでは言わなけれど、
「運よく、宝くじに当たれば、人生幸せですよ。」
と...その程度のバカバカしい話だ。

以下、そう思う理由を説明しよう。

主人公の男は婚約者らしき「彼女」がいる。

その「彼女」はカワイイくて、スタイルが良い上に、デザイナーか何かの仕事をしている。

して、挙句の果てには、
「私、ガツガツ働く一郎なんて見たくな~い。」
とのたまう。

いくら「時代が変わり、価値観も変化した」とは言え...
世の中をナメてもらっては困る。

ちょっと考えてみよう。

まず、「一郎」と言うからには、この本の主人公は長男だよな。

で、将来は年収300万円が限界。

そういう男に、

上記の様な台詞を言って、ノコノコ付いて来てくれる「女子」が...

そう、簡単に見つかると思うか?

しかも、結婚して数年経っても、その意見が変わらない可能性は...

「宝くじで一等賞を当てるよりも難しい」と俺は断言できる。
(もし、当てたなら貴方はホンモノの勝ち組だ。)

価値観を変えれば「人生、幸福になれる」って?

ああ、そうだな。そうかも知れないよ。でもね。

1:一人でも生きていける。
2:自分と同じ価値観を持つ人を捜して一緒に暮らす。

1:2:のいずれかを選択して、かつ「一生それを貫く」

って、それがそんなに簡単な事だと思うか?

「ヘイ、お待ち!」

「楽しく生きる」どころか「最も困難な生き方」
であると、「ザルそば」が来るまでには思ったね。

猫柔道

2006年05月22日 22時49分40秒 | 猫の名は?
前回までの粗筋:

出稽古に出かけたピースは、「道場破り」と間違われ、
いきなり「ニャンコ先生」との直接対決になる。


不意をつき、いきなり「袈裟固め」(横四方固め?)をかけるニャンコ先生。


寝技をはずしたピース。


形勢逆転!「体落し」で有効をとるピース。


場外で乱闘...

なお、余談ではあるが...。

この「ニャンコ先生」役の猫(テッペイ)は、
撮影後「家出」してしまい、続編ができなくなった。

(俺の猫じゃないから)その後の消息も不明である。

記録として。

2006年05月21日 23時56分54秒 | 古い日記
去年の今頃、何をやっていたのかなあ?と考えると...。

「アノマロカリスの海」を書いていたな。

読みたい人はえーと。

「扉」のComtemporaryーUnitから探してみてね。

今年も何か書く...一年一作でもいいから書く!

数個あるアイディアの中からモノになりそうな(完成しそうな)
ネタを2つ。

「アルバトロスの空」:

心の病を持ったオサーンと、パイロットになりそこねた青年
との死闘を描く。

「アノマロカリスの海」と同系列。

「謎解き」を軸に話が進む・・・ように見せかけて、
そもそも「何が謎だったのか?」
読者には判らずに話が終わる。

読後の印象は、「何だか、釈然としない。」

deep moon:

未来からやってきた謎の人物。
また、それによって「人生、なかった事にされた青年」との
心温まる交流を描く。

ありきたりのタイム・マシーン系SF。

が、「科学的な説明」で読者を納得させる事無く、
「月の裏側みたいに地上から観たんじゃ、永久に見えないモノもあるさ。」
的な強引な言い訳で落とす異色SF。

その他、記録。

カメムシ(茶色)の大量発生。
チャドクガにやられる。

蝉は今だ鳴かず。(ここ数年、ずっと。)
白猫を拾う。(毎年じゃ困る。)

ダ・ヴィンチ・コード

2006年05月21日 00時18分37秒 | フィクション
「ダヴィンチ・コードはデタラメです。買ってはいけない。」

By バチカンの誰か偉い人。

ハテ? どっかで聞いた様な台詞だ。

キリストは「人間」なのか?「神そのもの」なのか?

西洋では三位一体説(父と子と精霊)が正統とされ、
「キリストはアダムやイブと同じ人間である。」
という教義は異端とされた。

俺は子供の頃、その「異端」の子孫に出遭った。ここ→クリック

映画?観ないよ。(多分)

さて。思出だしたついでに書いておくか。

昔、ドリフ(ドリフターズ)のコントでこんなのがあった。

一人のキリスト(らしき男)が現れ、実は自分は
「キリストの弟でノーである。」
と告げる。

「ノー様?」
「そうです。ノー・キリストです。」
「では、イエス様はどこに?」
「いや、それが...その兄貴のイエスは...」

そこに「十字架に磔にされたイエス・キリスト」
がライトアップされて現れる。

「・・・やっぱり、見なきゃ良かった。」

オチは無い。

って言うか、高木ブーの「イエス・キリスト」の姿がオチそのものだった。