ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

一大事有そね(って知らないか?)

2007年11月30日 21時39分49秒 | 古い日記
徳大寺有恒 ’82年版 間違いだらけのクルマ選び

この古本に曰く。

>たしかに1ℓ当り170円代になり、ガソリン代は相当の負担である。

これを言うとオサーン達も驚くが、昭和58年はこんな物だった。(筈だ)

第二次オイルショックってヤツかな?

現在、○○丸○はリッター141円。

明日から10円近く値上がりするであろう、とオサーン達は騒いでいた。

いやあ、やっぱりスタンドは混んでたねえ。

鯨神

2007年11月29日 18時43分02秒 | フィクション
*注)

星新一先生の「パクリ」です。

あらゆる英知を兼ね備えた人工頭脳HALが完成。
HALは人類にこう告げた。
「まず、食肉は人間が管理している家畜だけにしなさい」
御神託は続く。
「特にクジラは聖なる生物です。彼らを殺すなどもっての他。増やす為に最大限の努力をしなさい」

こうして捕鯨は調査捕鯨も含めて全面禁止。
船舶はクジラの周辺一キロは立ち入り禁止。
彼らの会話の妨げになる、として潜水艦のソナー音も禁止された。

やがて、戦争も無くなり人々は「クジラ様のお陰」
と遠くから大繁殖した彼らの潮吹きを眺め、拝んだ。

が、一方、地上では牛骨粉を飼料にした牛から狂牛病が発生。
鶏からはSARS、追い討ちをかけるように豚コレラまで流行り出し、
家畜がほとんど無くなってしまった。
「ど、どうすればいいんだ?」
人々が途方に暮れていると、HALは再び語り始めた。

「今こそ、クジラを食べなさい!」


羽毛布団の洗い方

2007年11月28日 23時45分51秒 | フィクション
しろたんが俺の羽毛布団の上に粗相をした挙句、
その臭いを嗅いだピースがマーキングをしてしまった。

クリーニング屋に聞いたら「一枚、4×00円」と言われたので、
自宅の洗濯機で洗う方法を調べてみる。おおよそ以下の通り。

ちなみに「ドライクリーニング」だと、羽毛の脂分が取れすぎてしまうので
クリーニング屋でも「丸洗い」するしか無いようだ。

1:空気を抜きながら小さく畳んで、ネットに入れる。

2:中性洗剤(ウールを洗えるヤツなら何でも良いみたいだ)
  を使って「手洗いモード」でゆっくり洗う。

3:ネットに入れたまま脱水。

4:その日の内に乾かす。天気が悪かったらコインランドリーなどの乾燥機を使う。

布団の大きさと洗濯機のサイズ次第だが、
やってみたら特に問題なく、出来た。

詮索無用

2007年11月28日 23時40分55秒 | 古い日記
*注)
「良い子」は読まなくていいぞ。

「ギリギリまで頑張って♪ カモン、カモン!」
どうやら、今やっている「平成版ウルトラマン」の歌らしい。
声の主は近所の若奥さん。
子持ちだが、見た目は幼妻だし、実際若いのだろう。
彼女はベランダで洗濯物を干ながら良く歌っていた。
(そう言えば)
歌の歌詞を聞いて俺にはすぐにピンと来た。
子供の頃、ウルトラマンを見て、いつも割り切れない思いがあったからだ。

地球防衛軍だがウルトラ警備隊だが忘れたが。
本来「助っ人」であるウルトラマンが「必ず助けに来る」
という前提で地球人は動いているように見えた。

こういう「他力本願」は教育上好ましく無い。
かくあるべきは「人事を尽くして天命を待つ」である。
「ギリギリまで頑張る」とはそういう意味なんだろう。

しかし、ある日。彼女の旦那さんの方から意外な事実を打ち明けられる。

「いやあ。実は最近『夜のウルトラマン』と呼ばれてまして」
「何で?」
「いや、3分が限度なんで」
「……」

「頑張って♪」と励まされているのは本当は誰なのか?

歌声は今日も俺に疑問を投げかける。

<終わり>

以上が「教育上好ましくない」という理由で欠番にされた
ウルトラマン・ティガ「幻の12話:カモン星の哀歌」である。

欠番

2007年11月26日 21時23分25秒 | フィクション
偶然知りました。この宇宙人のデザインは良くないな。

「1 欠番への経緯」→ここをクリック

これとは別次元の問題ですが、
「黒人差別をなくす会」というのがあります→ここをクリック

ちびくろサンボやカルピスのマークをこの世から消し去った団体(でも3人)です。

こっちは全く意味がわからん。

造形

2007年11月25日 22時11分43秒 | 古い日記
この写真に見覚えはある?

どっかで見たような、そうでないような。

実は「その辺のねーちゃん」の顔ではなく、
日韓美人女優の平均顔……らしい。

PhotoShopを使って、
俺も似たような事をした事があるな。

これをさらに推し進め、目鼻立ちをシンボライズしていくと
やがて見覚えのある顔が浮かび上がってきた。

「なんか、ウルトラマンっぽくねえ?」

大きな目、細長い鼻、ほっそりした顎、ちょっと微笑んだ口元。

確かに「究極の美女=ウルトラマン」としか思えなくなってきた。

(その画像出せって? 捨てちゃったよ)

さて。

「今見ても新しい」とか、そういうレベルじゃなくて、
「普遍的で絶対的な美しさ」を誇る初代ウルトラマン。
埴輪にもギリシャ彫刻にも弥勒菩薩にも似ているが、どれとも違う。
古典的かつフューチャリスティック。
それをデザインした成田亨なる人物とは?

ここから先は門外漢なので、リンク先を御覧になって下さい。

ウルトラマン

成田亨

オマケ:


なんか、随分、悩んでいるな。

調べてみた

2007年11月24日 21時51分10秒 | 古い日記
物資(鉄)が欠乏した戦争末期、実際に生産された
陶磁器製品はどれか?

1:栓抜き
2:カフスボタン
3:アイロン
4:水筒
5:手榴弾

正解は全部です→ここをクリック

とても物の役に立つとは思えんなあ。

5:手榴弾は火薬の代わりに「消火剤を入れた消火器」
に改造した物があり、「何でも鑑定団」で見た事がある。

あの話

2007年11月23日 23時40分25秒 | 古い日記
文芸春秋 12月号

「沖縄集団自決 母は見た」を読む。

著者はこんな人→佐藤優(まさる)

同じ日本兵でも人によって言う事が違い、
「アメリカ兵に見つかったら、投降しろ。女子供は殺さないから」
「いたぶられて殺されるから、その前に自決せよ」
という二種類の情報が乱れとんでいた事。

この「お母さん」は、民間人の上に平然と爆弾を落とす
(実は毒ガスも使ったらしい)米軍が
人道的とはとても思えないから、どちらかと言えば後者を信じた事。

ざっと要約すると以上の如し。

さて、この寄稿はこう締めくくられている。

どうして複数の真実が存在するのか。

その事を徹底的に考え抜くことで、右派や歴史修正主義者達が
「沖縄の人々が強制と考えるのは当然」と言い、沖縄の人達が
「日本軍の現地の隊長たちは、日本の当時のシステムの中で沖縄県民の為にも最大限の努力をしたのだ」
と言えるようになる事を私は夢想する。
歴史が複数の真実を持つ事に耐えなければならない。
そうでないと国歌は崩壊する。(以下略)

個人的な感想を言えば、こういう御託はイラネ。

当時の日本の手榴弾はストライカー(拳銃で言う撃鉄)が無く、
ピンを抜いた後、何か硬い物(岩やヘルメット)に信管を叩き付け、
「点火」しないと爆発しない事、を書いといて欲しかった。

「米軍が来た時点で手榴弾の栓を抜いた」
って、読んでて意味がわからなかった。
(死んでいるよ)

タヌネコ

2007年11月23日 13時41分03秒 | 古い日記
字が小さいので、以下に記事の要約。

家出した猫、小次郎(ロシアンブルー)は、他人の家の軒下、
それも「タヌキの巣穴」で暮らしていた。

散々抵抗されたが、飼い主は小次郎を連れ戻す事に成功。

しかし……

元々、この辺一帯はタヌキの住む雑木林だった。

タヌキと猫は何を思い、一緒に暮らしていたのか?

人々の胸中に苦い物が走る。

あの女にゃダマされた!

2007年11月22日 23時08分44秒 | 古い日記
*注
ヌルい実話です。

その昔、居酒屋でかなり年配の女性にナンパされた事がある。

彼女達と打ち解けるまでの経過は
「周囲の事なんか気にしないで騒ぐ若い集団」と
さらに「それを上回る集団」が隣り合ったから、とだけしておく。

「ちょっと、ちょっと」
何かで席を外した帰り、何故か? 俺はそっちの「オバ席」に呼ばれた。
暫く、何だかんだとイジられた挙句、一人がこんな事を言い出した。
「ねえ。アンタ、うちの娘と付き合わない?」
「どんな娘さんですか?」
母親の顔を見る限り、あまり期待できそうにない。
「ちょっと待って。写真があるかも」
オバサンは暫くバックの中を探していたが、結局出てこなかった。
「えーと。ねえ」
説明に窮した彼女は、こんな事を言い始めた。
「ほら、あそこに髪の毛の長いコいるじゃない?」
「ハァ」
その「長いコ」って、俺達と一緒に店に来たコの一人で、一応、友人だ。
「あのコは確かにちょっと奇麗だけど、元ヤンね」
オバサンは言葉を続けた。
「キャバ嬢か、せいぜい、キャンギャル止まりでしょ?」
「……」
「うちのコは清純派の女優さんとしてスカウトされるタイプよ」
実際にはそこまで言わなかったが、それに近い発言をした。
(そこまで言うか! (#゜Д゜)ゴラァ)
と、思いつつも「ある種の誘惑」に負け、
言われるままに、箸袋の裏に電話番号を書いて渡した。

しかし、何故、俺だけが彼女達にセレクトされたのか?

「あのオバサン達、うるさかったからねえ」
結局、他の若い連中が共謀し、俺を「生贄」として捧げたのだ、と知ったのは
それから大分後の事である。

もちろん、電話などかかってこなかったのは言うまでもない。

犬ゾリ

2007年11月21日 21時53分48秒 | 古い日記
*注
ただの記録です。
田中義剛(北海道出身のタレント)がTVで語ったこと。



犬ゾリの世界では「シベリアンハスキー」はジープや実用車。
レースで勝つにはハウンドと交配した犬種「アラスカンハスキー」
でなければダメらしい。言わば、こいつはスポーツカーみたいな犬である。


(あんまりかわいくねえ)

止せばいいのに、犬ゾリレースにハマってしまった田中は、
一頭、百万円近くするアラスカンハスキーを6頭そろえる。

費用対効果は発揮され、以来、北海道の犬ソリレースでは負け知らずになった。

こうなると彼も欲が出てくる。
自慢の犬達と共に飛行機で渡米し、本場のレースに挑んだ。

ところがアラスカでは……
「一般の部」は「20頭引き」が普通で、
「6頭引きの部」は、所詮、女子供のお遊び。彼以外、出場者は全員子供だった。

しかも、走る場所が全然違う。
日本では、同じ所を周回するようなコースしか無く、
犬に方向を指示する言葉も「右!」と「左!」程度しか必要無い。
それに較べて、こっちのレースは、まるでサファリ・ラリーで、
分岐点が6つなんて道が忽然と現われる。
「……」
田中は指示が出せない。その度に犬は混乱し、ソリは転倒した。
(こ、こんな所、来なければ良かった)
マイナス40℃の冷気を浴びて、悔し涙も凍り付く。

その間に、地面から角までの高さが2m級のムースが姿を現わし、通り過ぎた。
上空には狂おしいまでに美しいオーロラ。

(一体、ここにいる俺って?)
カッコいいのか? ダサダサなのか? 彼はサッパリわからなくなった。